【お付き合いマナーの基本・訪問編】座る位置はどうしたらいい?身につけたいビジネスマナー

相手に不快感を与えないためにも、大人として最低限身につけておきたいマナー。ビジネスシーンにおける必須マナーから、相手の会社を訪問する際に気をつけたいことをライフスタイリストの北條久美子さんに教えてもらった。
教えてくれたかた
北條久美子さん

北條久美子さん

ライフスタイリスト

ビジネスマナーやキャリアに関する研修の講師として活動するかたわら、「自分らしく笑っている人を増やす」をミッションに、SNSで発信を行う。著書に『ビジネスマナーの解剖図鑑』(エクスナレッジ)など。

【訪問編】ビジネスマナー

訪問時間は早めもNG。約束どおりが基本

訪問時間は早めもNG。 約束どおりが基本

企業を訪問する際は、約束の時間の少し前に受付に到着し、ジャストの時間に相手と会えるようにする。「最近はミーティングや会議が分単位で詰まっている人が多く、早めに行くのも迷惑です。やむをえず遅れる場合は、10分前までに必ず電話で連絡を」(北條さん、以下同)。

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意外なところでタイムロス!

受付に来客の列ができていたり、ロボットやタッチパネルを操作する必要があったり、受付に手間どってしまうことも。初めて来社する場合は、事前に受付の形式を確認し、早めの到着を。
 

コートやジャケットの着脱は訪問先に入る手前で行う

コートやジャケットの着脱は 訪問先に入る手前で行う

汚れや花粉を持ち込まないように、アウターは訪問先の建物の前、オフィスがビル内の場合は入口前で脱ぎ、外側を中にしてたたんで入る。「ビジネスシーンではあまり肌を露出しないほうがいいので、夏にノースリーブを着ているときは、訪問する前にジャケットをはおります」。

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座る位置は、案内されたら上座に座ってOK

ビジネスの場合も、出入口から遠い奥の席が上座。 「こちらへどうぞ」と案内されたら、「恐れ入りま す」と上座へ。「担当者が来室したらすぐに立っ てごあいさつできるように、浅めに腰かけておき ましょう。待っている間に出してもらったお茶は、 すすめられるまで口をつけないようにします」。

ビジネスの場合も、出入口から遠い奥の席が上座。「こちらへどうぞ」と案内されたら、「恐れ入ります」と上座へ。「担当者が来室したらすぐに立ってごあいさつできるように、浅めに腰かけておきましょう。待っている間に出してもらったお茶は、すすめられるまで口をつけないようにします」。

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案内されない場合は、どうしたら?

案内がないときは下座に座り、担当者が来たら立ってあいさつを。「案内がないのに上座に座ると、よく思わない人もいます。時間をつくっていただいた感謝をこめる意味でも上座を譲ります」。
 

バッグは足元の床に直(じか)置きか椅子の背に置く

バッグは足元の床に直じか置きか 椅子の背に置く

外で持ち運ぶバッグは汚れているものと考え、床に直置きするのがマナー。「自立して、底に鋲がついているバッグが理想ですね。自立しないバッグやコート類は、椅子の背に置きます。場所がカフェなどなら、空いている席に置いてもOKです」。

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手みやげは名刺交換のあとに渡し、紙袋は持ち帰る

手みやげは名刺交換のあとに渡し、 紙袋は持ち帰る

手みやげは名刺交換やあいさつがすんだあと、紙袋から出して渡し、紙袋は持ち帰るのがマナー。

「相手が複数人いる場合は一番肩書が上の人に渡します。『つまらないものですが』より、『心ばかりですが』と添えるほうが好印象。会食時など外で渡す場合は、『袋ごと失礼します』とそのまま渡します」。

【お付き合いマナーの基本・訪問編】座る位置はどうしたらいい?身につけたいビジネスマナー_1_11

渡すタイミングにも気をくばって

提案やお願い事でうかがった場合は、仕事の話の前に手みやげを渡すと、賄賂ととらえられたり、相手にプレッシャーを与えることも。仕事の話がすんでから、帰りぎわにさりげなく渡すのが◎。

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