「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」展へ

国立新美術館にて開催中の展覧会へ
みなさま、こんにちは。

この秋は、さまざまなアートの展覧会が目白押し。
中でも、始まる前からとても期待していた展覧会
「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」展へ伺いました。
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当日は、ブルガリLINEアカウントより
無料で利用できる日本語版音声ガイドにて
アンバサダー・山下智久さんの声に導かれ足を進めました。
(ブルガリの正しい発音を知ることもできます)

鱗状に配された会場は、全3章にて構成されています。
約350点の貴重なヘリテージ・コレクション、個人コレクションが一堂に会し
万華鏡の世界に迷い込んだような感覚に囚われます。
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第1章「色彩の化学」では
アイザック・ニュートンが光のスペクトルを7色に分解したのは17世紀のこと。
ここでは色彩理論の基礎となる原色「赤」「青」「黄色」から始まり
さらに色彩の世界へと奥深く誘われます。
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第2章「色彩の象徴性」では一転、モノトーンの世界へ。
最初に人類が使った色(白・黒・赤)から高貴な緑、さらには
「ワンダージェム」にて自らが万華鏡を操るかのような疑似体験が楽しめます。
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第3章「光のパワー」では、ブルガリの創作のプロセスを巡る旅。
ブルガリの創業者ソリティオ・ブルガリは
銀細工職人としてキャリアをスタートさせた人物。
優れた職人技によるゴールド、プラチナ、パールやダイヤモンドとの調和を
眼の中いっぱいに焼き付けました。
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会場内には、この展覧会のために作られたアーティストの作品もご覧いただけます。

私の大好きな森万里子さんの「Onogoro StoneⅢ」は
日本最古の書物「古事記」にインスピレーションを得て制作しました。
空間にそびえる彫刻のプリズムのような色彩。いつまででも見ていたい作品です。
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会場の最後を飾るのは中山晃子さんの「Echo」。
河田美香さんのピアノの旋律と鮮やかな色彩の揺らめきに包み込まれるような
作品に見送られ、壮大な展覧会が終わりを告げました。

ブルガリの宝石を手にすることは、まさに芸術品を身に纏うこと。
ジュエリーそのものの美しさに、纏う人間の美しさが相まって
それぞれの違った輝きとなるのでしょう。
あらためてジュエリーの尊さを感じると同時に
その職人技がこれからも継続されることを望むばかりです。
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展覧会は12月15日まで開催中。
チケットは日時指定制のため予めオンラインでの予約が必要になりますので
ご注意ください。

画像:「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」国立新美術館 2025年 展示風景

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AKI

AKI

フラワーアレンジメント講師を経て、食空間プロデューサーとして活躍中。趣味はシャンパンと着物。シャンパーニュ騎士団シュヴァリエ叙任。夫と二人暮らし。銀婚式を迎えました。東京近郊在住。

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