<夫との会話のコツ>長持ち夫婦のカギは妻の“質問力”!? 【夫と100歳まで平和に暮らす方法】

気がつけば人生100年の時代。アラフィー女性は、これから40~50年の歳月を夫と過ごすことに。「そういえば最近、夫ときちんと言葉を交わしてないかも……!?」という人は、夫婦の心がどんどん離れている可能性も!? まったりしてきた夫婦関係をリフレッシュさせる、会話コミュニケーションのコツを、夫婦問題カウンセラーの高草木陽光さんがお教えします。
教えてくれたのは…
夫婦問題カウンセラー 高草木陽光(たかくさぎ はるみ)さん

夫婦問題カウンセラー 高草木陽光(たかくさぎ はるみ)さん

9年間で約8000人と会い、夫婦問題のカウンセリングを行う。著書に『なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか』など。

夫のことをもっと知ろうと思う気持ちが会話を育む

「子供が独立してふたりだけになったら『なんの話をしていいかわからない』。最近、こうした相談で訪れるご夫婦が増えてます」と語る夫婦問題カウンセラーの高草木陽光さん。相談者の多くが口にするのは「夫婦の今後について話しあうことなく、100歳まで円満な関係が続くのか」という不安。

「若いころのように人生にまつわる深い話をしたい。一方で『今さら妻と改まった話をするのは面倒』『夫がどんな態度で聞いてどんな反応が返ってくるかほぼ想像がつく』という思いがあり、会話のきっかけさえつかめないご夫婦も少なくありません」
夫婦の会話
コミュニケーションレスなカップルに高草木さんがアドバイスするのは、「まずは日ごろの何げない会話をもっと豊かで楽しいものにする」こと。

「お互いの関係性に慣れて日常会話が業務連絡だったり、YESかNOの答えしか返ってこないものになっていませんか。夕飯は肉にする? →YES、これでは会話が広がりませんよね。実は長年連れ添ったご夫婦でも意外と相手のことを知らない、あるいは誤解していたということがあります。会話が生まれるもとは『あなたのことをもっと知りたい』という気持ち。そして、新たな発見から次の会話が生まれます。特に男性の場合、『妻のことはちゃんと考えている。聞かれないから口にしないだけ』ということがよくあるので、夫の気持ちを引き出すような話しかけをすることが大事なんです」
夫婦の会話についてのアドバイス
ちょっと面倒くさい? でもその面倒くささを越えることこそ、長持ち夫婦の秘訣なのだ。

「もし、話しあいの最中に言い争いになっても、言葉で相手を追い詰めないこと。夫を黙らせたら勝ち!みたいに思う人もいますが、夫婦の間で勝ち負けを決めても不毛なだけです。例えば、『子育てで忙しいときにあなたは飲み歩いてた!』と怒りをぶつければ、『お前だって××してた!』と相手からも怒りが返ってきます。それより『ひとりの子育ては不安だったしつらかった』と、悲しみを伝えたほうが夫の心に響きますから」
夫婦それぞれの趣味
仲がよい一方で、ほどよい距離感を保つことも夫婦円満のコツ。

「夫がイライラしてると感じたら、ヘタに声をかけず、その場をサッと離れて自分の家事や仕事に没頭する。また、夫と妻がそれぞれ別の趣味をもち、別々に出かける場所をつくる。相手の世界を尊重し、自分の世界を楽しむことができると、ふたりがそろったときの時間がより豊かになりますから」

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