こんな症状が出たら認知症かも!? チェックリスト【親が“認知症”になってしまったら④】

認知症の可能性がある初期症状の特徴と、早期発見に有効な“認知機能のチェック”を、認知症専門医の奥村先生に教えてもらいました。親が認知症かも?と思ったらやるべき3つのことも覚えておいて。

教えてくれたのは…

認知症専門医 奥村 歩先生

認知症専門医 奥村 歩先生

おくむら あゆみ●岐阜大学医学部卒業、同大学大学院博士課程修了。「おくむらメモリークリニック」の「もの忘れ外来」で10万人以上の脳を診てきた第一人者。『認知症の「家族」と暮らす技術(テク)』(世界文化社)など著書多数。

こんな症状が出たら認知症かも!?

認知症の早期発見に有効なのが、「記憶」「視空間認知」「遂行実行機能」という3つの“認知機能”のチェック。「認知症の場合、30分前のこと(近時記憶)はすっかり忘れているといったケースが目立ちます。また、視空間認知が衰えると、歩行時に障害物につまずいたり、道具をうまく使えなくなったりし、遂行実行機能が低下すると、きれい好きだったのに掃除ができなくなるといった症状が現われます。これらの中核症状と、それが原因のBPSDが出ていないか、さりげなく親の様子を観察してください。ただし、脳が疲れているなど別の理由で起こるもの忘れもあります。下記のリストを参考に、認知症の危険性があるのか、心配がないものか、冷静に判断を」。

こんな症状が出たら認知症かも!?

“心配ない”もの忘れと“心配な”もの忘れ チェックリスト

心配ないもの忘れと心配なもの忘れ

《認知症専門医が教える》親が認知症かも?と思ったらすべきこと

1.まずは“かかりつけ医”に相談を

いきなり認知症専門医を訪ねるのではなく、ふだん親がお世話になっているかかりつけ医に相談を。「親の抵抗感も少ないですし、ほかの病気が隠れているかどうかのチェックも可能。より詳しい検査が必要なら、そこから専門医を紹介してもらえます」。

2.転ばぬ先の杖で、介護保険の申請を

「認定には時間がかかるので、『まだ早いかな』という時点で、申請を。それに、要支援1でもデイサービスは受けられ、その間介護者は休養がとれます。介護で、心身ともに疲弊しては、親子ともに不幸。そうならないためにも、早めの申請がおすすめ」

3.「ククカカ」は家族が管理

「親が認知症になっても、できることはなんでもさせるのが基本ですが、車(の運転)、薬(の管理)、金(の管理)、火(のもと)=「ククカカ」だけは別。万が一のことが起こったら、取り返しがつきませんから、家族がしっかりと管理してください」

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