理由は簡単。
お出掛けする機会がめっきり減ったせい。
そして、それだけじゃなく…。
近所で軽くランチする程度だったり、出掛けるにしてもほとんど人のいない
閑散とした街なかに出るなら、ユニクロで買ったシンプルないわゆる、ご近所ファッションでいいかな。っと思ってしまいます。
ご近所ファッションが悪いとかではなく、ファッションって「人に見てもらいたい。」って
よこしまな要素がふんだんに含まれているんだなってつくづく思います。
特に力が入っていれば入っているほど、その気持ちは大きいもの。
そしてその、よこしまな気持ちを満足させてくれるのが、私にとってのお着物。
お友達と今日は和食のランチ(もしくはディナー)だからお着物で行こう!と相談して
小一時間かかっちゃいますが、がんばって着ます。
たまたま、その帰りにスーパーでお豆腐を買わなくてはいけないなら、なお良し。
気分は小料理屋を営む女将さんって訳です。
ポップアートの美術館巡りや話題のイタリアンを食べに行くのも、お着物だと楽しさ数倍です。
それにお着物を着ると周りの景色が違って見えるから不思議なんですよね。
そして、老いも若きも男子が優しい。笑
以前、そんな風でお友達と鰻を食べに行ったら、近くの老年男子の集団から
「オレは着物に弱いんだよなー!」
「おーオレも!」
と話している可愛い光景を見ました。
今のお着物の小紋は、デニムで出来ている物やボーダープリント柄など
お洋服感覚で着れる物が沢山あります。
お洋服ではタブーですが、お着物だとストライプとボーダーを合わせる事や、青い着物に赤い帯、ドットの半襟。なんて事も出来ちゃいます。
日頃、スマートフォンの見過ぎで猫背になり、だらしなく広がる足も良くない。
そう思い所作を美しくしようとしますし、洋服以外でおしゃれの幅が広がるのも嬉しいですよね。
タンスの肥やしにするのは、もったいない!