50代から身につけたい愛しき腕時計「名品カタログ16選」

マスターピース=名作と呼ばれる時計には、それを生み出した文化がある。その一端に触れることが、時計を選ぶときの重要な手がかりになる。美しい時計ブランドのバックグラウンドを知って、最高のオーナーを目ざしたい。

Van Cleef & Arpels(ヴァン クリーフ&アーペル)

詩情あふれる独創的な作品はオンリーワンの存在

詩情あふれる独創的な作品はオンリーワンの存在

1906年にパリ・ヴァンドーム広場22番地で創業し、ハイジュエリーメゾンとしての地位を確立。創業者夫妻の愛の物語から始まったメゾンは、背景にある物語を感じさせる、オリジナリティあふれる作品を発表している。時計と宝飾のテクニックを融合したタイムピースにいち早く取り組み、「アルハンブラ」や「ペルレ」の人気モデルを誕生させた。さらに独創的なアイデアによって、高級時計に新しい楽しみを吹き込んでいる。

「ぺルレ トワ エ モア シークレットウォッチ」¥5,808,000/ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク(ヴァン クリーフ&アーペル)

●ヴァン クリーフ&アーぺル ル デスク

0120・10・1906

https://www.vancleefarpels.com/jp/

ROLEX(ロレックス)

世界で一番有名なブランドは腕時計の進化とともに歩む

世界で一番有名なブランドは腕時計の進化とともに歩む

創立者のハンス・ウィルスドルフが、1905年にロンドンで時計専門商社を設立。先見の明をもつ彼は腕時計に着目し、スイスの時計メーカーが製造した高精度の小型ムーブメントを搭載した腕時計を発売して評判を呼んだ。さらに自社の時計に、簡潔でどの言語でも発音しやすく、覚えやすく、かつ刻印したときに美しく見える名前をつけた。こうして「ロレックス」ブランドが誕生。今日にいたるまで「世界初」の機構を次々に開発し、技術革新をリードしている。

「オイスター パーペチュアル デイトジャスト 31」¥4,925,800/日本ロレックス(ロレックス)

●日本ロレックス

0120・929・570

https://www.rolex.com/ja

GRAFF(グラフ)

GRAFF(グラフ)

高品質なダイヤモンドと華やかなデザインの融合

1960年にローレンス・グラフがロンドンで創業。その後60年以上にわたってダイヤモンドの革新性と創造性を追求し、卓越したクラフツマンシップにおいても高く評価されている。原石の買い付けからカットと研磨、ジュエリー制作までを一貫して自社で行うため、高品質かつ大粒の貴石を用いた作品がそろうことで知られる。時計制作には、ジュネーブのウォッチメイキング部門と、ロンドンのデザインとジュエリー制作アトリエ、テクノロジー部門が一体となって取り組む。

「ザ ティルダズ ボウ」ウォッチ¥7,750,000/グラフダイヤモンズジャパン(グラフ)

●グラフダイヤモンズジャパン

0120・667・687

https://www.graff.com/jp

BVLGARI(ブルガリ)

BVLGARI(ブルガリ)

発祥の地ローマに根ざした独創的なクリエイション

ブランドのルーツであるローマにオマージュを捧げる作品で知られるブルガリは、1884年に銀細工職人のソティリオ・ブルガリによって創業された。やがてコンドッティ通りに移転、ゴールドを用いたハイジュエリー製作が中心に。’50年代に大胆なカラーコンビネーションのハイジュエリーで注目を集め、1975年に「ブルガリ・ブルガリ」ウォッチが誕生。時計製作に進出し、数々のヒット作を生む。なかでもブランドの歴史に寄り添ってきた「セルぺンティ」は特別な存在。

「セルぺンティ セドゥットーリ」¥3,839,000/ブルガリ ジャパン(ブルガリ)

●ブルガリ ジャパン

☎03・6362・0100

www.bulgari.com/ja-jp/

DIOR(ディオール)

DIOR(ディオール)

メゾンのタイムピースを象徴する永遠のラウンド型

1998年、ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌがファインジュエリー アーティスティック ディレクターに就任。メゾン創設者クリスチャン・ディオールとそのクリエイションに想を得た作品を創作してきた。2003年自身のデザインによる初めての時計コレクション 「ラ デ ドゥ ディオール」を発表。カラーストーンを文字盤に用いて、ファインジュエリーの世界観を時計に投影した。アイコニックなラウンド型の黒は、その究極のかたち。

「ラ デ ドゥ ディオール ブラック ウルトラマット」¥1,100,000/クリスチャン ディオール(ディオール タイムピーシズ)

●クリスチャン ディオール

0120・02・1947

https://www.dior.com

PIAGET(ピアジェ)

PIAGET(ピアジェ)

多くの著名人が愛した上質を極めたウォッチ

創業者のジョルジュ=エドワール・ピアジェは、スイス・ジュラ山脈の小さな村生まれ。1874年に最初の工房を構え、高精度のムーブメントを製作した。妻に贈った自作の時計をきっかけに、ウォッチメイキングを志してメゾンを設立。3代目ジェラルドとヴァランタンの時代に、ピアジェは薄型ムーブメントを用いた高級時計の第一人者となって、現在の礎を築く。ジャクリーン・ケネディやエリザベス・テイラーなど、数多くのセレブとの物語が語り継がれている。

「ライムライト ガラ アヴェンチュリン」¥6,600,000/ピアジェ コンタクトセンター(ピアジェ)

●ピアジェ コンタクトセンター

0120・73・1874
https://www.piaget.com/jp-ja

PATEK PHILIPPE(パテック フィリップ)

PATEK PHILIPPE(パテック フィリップ)

世界中の憧れを集めるプレステージウォッチの最高峰

パテック フィリップの創業は1839年。1851年にロンドン万博に出品した世界初のカギなし懐中時計が称賛を集め、1868年にはスイス初の腕時計を製作。1932年に文字盤製造会社を経営していたスターン家がオーナーとなり、家族経営によるジュネーブ最古の独立したマニュファクチュールとして、世界最高の時計を目ざしてきた。創業当時からの技術はすべて保管し、製品を修理することを保証。ブランドへの信頼をいっそう深めている。

「TWENTY~4」 ¥5,797,000/パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター(パテック フィリップ)

●パテック フィリップ ジャパン・ インフォメーションセンター

03・3255・8109

https://www.patek.com

CHANEL(シャネル)

CHANEL(シャネル)

時計の世界に新たなコードをとりいれた、ユニークなメゾン

ガブリエル・シャネルが1910年にパリで創業した「シャネル」は、ファッション、ジュエリー、ウォッチ、化粧品、香水などを手がける、言わずと知れた世界的なメゾン。1987年にパリのヴァンドーム広場に着想を得た八角形の「プルミエール」を発表して以来、「J 12」に代表される創造性豊かなタイムピースを生み出してきた。スイスに自社工房を構え、セラミックの製造、自社製ムーブメントの設計、開発などを行う。創業者の精神にならった自由なスタイルが、時計にも息づいている。

「ボーイフレンド」¥1,006,500/シャネル カスタマーケア(シャネル)

●シャネル カスタマーケア

0120・525・519

https://www.chanel.com

Cartier(カルティエ)

Cartier(カルティエ)

名門ジュエラーならではの名作の数々が一堂に

1847年にパリでルイ=フランソワ・カルティエが創業した高級宝飾メゾン。 3代目ルイ・カルティエの時代に世界的な発展をとげ、15カ国から王室御用達の特許状を受け取ったほど。ジュエリーのみならず、時計の発展にも大きく貢献した。なかでもルイ自ら考案した「タンク」・「サントス」ウォッチは、今も絶大な人気を誇っている。またジュエリー製作で培われた匠の技をとりいれたジュエリーウォッチは、デザインの豊富さで群を抜く。

「パンテール ドゥ カルティエ」¥3,867,600/カルティエ カスタマー サービスセンター(カルティエ)

●カルティエ カスタマー サービスセンター

0120・301・757

https://www.cartier.jp

JAEGER- LECOULTRE(ジャガー・ルクルト)

JAEGER- LECOULTRE(ジャガー・ルクルト)

「レベルソ」を支える誠実なものづくり

ジャガー・ルクルトの前身は、1833年にアントワーヌ・ルクルトがスイスのジュウ渓谷に設立した工房。ここに彼は、ムーブメントとケースの製作から組み立てを一貫して行うマニュファクチュールを導入した。やがて名声を高めたルクルト社は、天才時計師エドモンド・ジャガーが設計した超薄型ムーブメントを製作。1931年には協力して「レべルソ」を開発した。そして1937年にジャガー・ルクルト社が誕生。ムーブメントのエキスパートとして、真摯な姿勢を貫いている。

「レベルソ・クラシック・スモール・デュエット」¥4,752,000/ジャガー・ルクルト

●ジャガー・ルクルト

0120・79・1833

https://www.jaeger-lecoultre.com

BEDAT&CO(ベダ&カンパニー)

BEDAT&CO(ベダ&カンパニー)

女性による女性のためのフレンドリーな時計

1996年にスイス・ジュネーブで創業したべダ。創業者のシモーヌ・べダは時計業界のキャリアウーマン。時計職人レイモンド・ウェィルの右腕として経験を積み、彼の名を冠したブランドを立ち上げ成功させた。その後長年の夢だった、女性のニーズに応える時計づくりを目ざして会社を設立した。こだわりは、タイヤモンドのスチールへのセッティング。当時は硬い素材どうしと敬遠されていた組み合わせに、旧知の腕利き職人を集めて挑戦。時計界で最初に商品化に成功した。

「コレクションNo.3」¥2,084,500/ビジュピコ 上野御徒町本店(べダ&カンパニー)

●ビジュピコ 上野御徒町本店 (べダ&カンパニー)

☎03・3835・1111

http://jp.bedat.com

HARRY WINSTON(ハリー・ウィンストン)

HARRY WINSTON(ハリー・ウィンストン)

キング・オブ・ダイヤモンドの情熱を受け継ぐ名品

1932年にニューヨークで創業したハリー・ウィンストン。最高峰にして革新的なジュエリー製作に、一貫して取り組んできた。そのジュエリーは王侯貴族やハリウッド女優にも愛され、「スターたちのジュエラー」とも呼ばれた。1989年に時計業界に参入。ハイジュエリーウォッチと複雑時計のデビュー作で注目を集める。1999年には「HW アヴェニュー・クラシック」が誕生。その後2種類のバリエーションが加わった。

「HW アヴェニューCミニ・エリプティック」¥3,399,000/ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション(ハリー・ウィンストン)

●ハリー・ウィンストン クライアント インフォメーション

0120・346・376

https://www.harrywinston.com/

HERMÈS(エルメス)

HERMÈS(エルメス)

©Joël Von Allmen

職人の手で作り上げられた時計が、毎日を楽しくする

エルメスは1837年に馬具工房として創業。3代目社長のエミール・エルメスの時代に、服やバッグ、スカーフなどをとりいれ、社会の変化に柔軟に対応するさまざまな製品を製作するようになった。1928年に時計を発売。1978年スイス・ビエンヌにエルメス・オルロジェ社を設立し、時計製造に本格参入。最初に発表された自社開発コレクションは「アルソー」だった。エルメスの時計は、独自の時の解釈によって作られるオブジェのような存在。自由気ままな雰囲気を愛おしんで。

「アルソー ル タン ヴォヤジャー」¥2,695,000(予価)/エルメスジャポン(エルメス)

●エルメスジャポン

☎03・3569・3300

https://www.hermes.com/

GRAND SEIKO(グランドセイコー)

GRAND SEIKO(グランドセイコー)

変わらぬ風格を受け継いで使いたい

日本を代表する高級時計ブランド、グランドセイコー。世界と渡り合える高品質な時計として1960年に発売された初代モデルは、当時最も高精度とされたスイス・クロノメーター検査基準の優秀級と同レベルをクリアしていた。その品質とデザインをさらにブラッシュアップして発売されたモデルが、今話題を呼んでいる。1881年創業の「セイコー」の歴史を彩るモデルの中でも別格。親から子へ、さらにその先へと受け継いで使いたくなる名品だ。

「グランドセイコー エレガンスコレクション 初代グランドセイコーデザイン復刻モデル」¥3,080,000/グランドセイコー

●グランドセイコー

☎0120・061・012

https://www.grand-seiko.com/jp-ja

Breguet(ブレゲ)

Breguet(ブレゲ)

時を超えて宿る普遍の美を手もとに

「時計の歴史を1世紀早めた」といわれる、アブラアン-ルイ・ブレゲ。彼が1775年にパリのシテ島に設立した工房から、ブランドの歴史がスタートした。それを彩ったのは、著名な顧客たち。マリー・アントワネットとルイ16世、皇帝ナポレオン、その妹でナポリ王妃のカロリーヌ・ミュラ。当時のセレブたちの顧客リストを、ブレゲは自身が発明した台帳で管理していたという。「クラシック」コレクションは、シンプルを極めた端正なたたずまい。現代の腕時計のルーツがここに。

「クラシック 5178」¥3,905,000/ブレゲ ブティック銀座(ブレゲ)

●ブレゲ ブティック銀座

☎03・6254・7211

https://www.breguet.com/jp

VACHERON CONSTANTIN (ヴァシュロン・コンスタンタン)

VACHERON CONSTANTIN (ヴァシュロン・コンスタンタン)

控えめで上品なたたずまいに熟練の技を秘めて

ヴァシュロン・コンスタンタンの創業は1755年。以来途切れることなく継続してきた、世界最古のマニュファクチュールだ。フランソワ・コンスタンタンが残した「できるかぎり最善をつくす」との言葉をモットーに、メゾンが一丸となって完璧な仕事に挑戦している。例えばアイコニックな「パトリモニー」の新作に内蔵された自社製ムーブメントの厚みは、わずか3.6㎜。シックな外観に秘められた熟練職人の技。そこから生まれる、完成度の高い時計に注目したい。

「パトリモニー・オートマティック」¥3,982,000/ヴァシュロン・コンスタンタン

●ヴァシュロン・コンスタンタン

0120・63・1755

https://www.vacheron-constantin.com/jp

  • 日常使いから一生ものまで「50代にふさわしい腕時計」2022版

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