チェックインしたマンダリン オリエンタル 香港のゲストルームはハーバービュー。デイベットでくつろぎながら、ノスタルジックなスターフェリーが行き交う湾を見ているだけで気分がアップ。ウェルカムスイーツも、バスケットに用意されたジャスミンティーも美味しく、そのおもてなしに癒される。香港は気がいいから、と定期的に通う人も多い。ここにいるだけでエネルギーチャージができそうなマンダリンの快適な部屋には、バスタブに浸かりながら観ることのできる、鏡にビルトインされたテレビまである。ゲストルームには、スチーマーも用意されていて、そのきめ細かいサービスに感心してしまった。1963年創業の老舗ラグジュアリーホテルは、ノスタルジックな雰囲気はそのままに、2005年のリノベーションでさらに快適に。館内のアートワークや骨董も全て本物だ。かつてはジェントルマンオンリーだったチネリー バーや、常連客集うザ・マンダリン バーバーに、イギリス統治下だった頃の面影が残る。スパの丁寧なオールハンドケアのフェイシャルもお勧めで、スパのゲストは、クローブや陳皮などオリエンタルな香りのスチームルームなども利用でき、ゆっくりくつろげる空間になっている。
ローカルのリピーターが7割を占めるという10箇所もあるダイニングは、”美食の殿堂”と称され、どれも素晴らしい。クリッパーラウンジの朝食ビュッフェやアフタヌーンティは、まるで映画のワンシーンのように素晴らしいし、何度足を運んでもため息の出る、鳥かごシェイプの照明と、ピンクのリネンがチャーミングな広東料理のマン ワーはマスト。新しい食材も積極的に取り入れるというシェフの料理は、ココナッツとアワビ、金柑のスープから、和牛のスイート&サワーソース、マンゴーとタピオカ、ポメロのデザート、エッグタルトに到るまで繊細で美味。また、シャンパン好きには夢のような、ザ・クルーグ ルームのシャンパンペアリングコースのディナーも人気だ。お土産にマンダリン ケーキ ショップで、門外不出のレシピだというローズペタルジャムも忘れずに。帰国後も夢のような香りのジャムをいただきながら、旅の余韻を楽しめるから。