【あの人の溺愛ねこ図鑑 第25回】ツレヅレハナコさんの愛猫、あんきも

猫好きさんちのかわいい子たちの様子を毎月お届けする連載の25回目。今回は、文筆家のツレヅレハナコさんの愛猫をご紹介。エネルギッシュに活躍するツレヅレさんのサポーター的存在。自由なもの同士の心地よさと、ときどき緊張感ある関係性。
ツレヅレハナコさん(文筆家)

ツレヅレハナコさん(文筆家)

つれづれ はなこ●食と酒と旅を愛する文筆家。著書に『女ひとりの夜つまみ』(幻冬舎)、『ツレヅレハナコのじぶん弁当』(小学館)、『ツレヅレハナコの薬味づくしおつまみ帖』(PHP研究所)、『女ひとり、家を建てる』(河出書房新社)など。
あんきも13歳・♂ 雑種

あんきも13歳・♂ 雑種

以前、実家で飼っていた猫は25歳で天寿を全う。それから20年ぶりに、猫を飼おうと決め、大久保の動物病院で保護猫を譲り受けた。まろ眉のインパクトが強すぎて、ひと目惚れ
今夜のお酒のアテは何かな〜と、ちらっとチェック。実は4.2㎏と小顔かつスレンダー
今夜のお酒のアテは何かな〜と、ちらっとチェック。実は4.2㎏と小顔かつスレンダー
2階の広々としたリビング。お客さまがいないときは、日がなここでくつろいでいる
2階の広々としたリビング。お客さまがいないときは、日がなここでくつろいでいる
お気に入りの場所は大きな窓辺。客人がリビングでわいわいやっているときは1階のプライベートスペースで静かに過ごしている
お気に入りの場所は大きな窓辺。客人がリビングでわいわいやっているときは1階のプライベートスペースで静かに過ごしている
食が細く、ウェットフード中心。紙皿にすることで、いつもお皿は清潔に
食が細く、ウェットフード中心。紙皿にすることで、いつもお皿は清潔に
おもちゃはいたってシンプル派。100円均一ショップで買った、このタイプがお気に入り

おもちゃはいたってシンプル派。100円均一ショップで買った、このタイプがお気に入り

「家族以外には興味なし。愛情深い相棒」

ふっくらとしたマズルに八の字の眉毛柄が愛らしい、あんきもさん。文筆家・ツレヅレハナコさんの13歳になる相棒猫だ。

「猫を迎えた日の夜、いつものように居酒屋で飲んでいました。好きなものの名前にしたら毎日呼ぶのも楽しいんじゃないかなと。まず浮かんだ候補はレバ刺し。呼びづらいので却下。ならば、あんきもはどうだろうと。語感もよく、あんちゃんって呼べば本名もバレにくい。なにしろ、あん肝が大好物なので」

’20年に一軒家を建てた際も、猫の過ごしやすさを考えた間取りにすることにもこだわった。

「自宅でお料理の撮影をしたり、ホームパーティを開くことも多いので、2階はリビングとキッチン。1階は寝室や書斎、洗面所などのプライベートスペース。狭いところに閉じ込めるのはかわいそうなので、そこを自由に行き来できるような扉をつけ、動線を確保しました。階段があるからキャットタワーはいらないと、建築家のかたと相談しましたね」

ひとりで仕事をするときはべったりとくっついてくる甘えん坊。外出先から帰ってくると、ひととおりなでてくれないと怒りだすのだそう。

「冬は毎日腕枕。暖かくなってくると布団から出る、と季節の移り変わりを感じています。でも家族以外の人は怖いみたい。なぜか宅配のかたが訪れると果敢に向かっていくんですよ。たまたま猫好きで手でも出そうものなら……。ブラックリストに載ってたらどうしようと心配です」
猫専用ベッドでまどろむあんきもさん。困ったような表情に見える眉毛柄の模様がユニーク。まっすぐに突進してくる熱烈さも魅力
猫専用ベッドでまどろむあんきもさん。困ったような表情に見える眉毛柄の模様がユニーク。まっすぐに突進してくる熱烈さも魅力
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