ジャンポール・ゴルチエ ファッションフリークショー@大阪

世界的デザイナー、ジャンポールゴルチエの半世紀を描いた舞台を観てきました
ジャンポール・ゴルチエという名前を知ったのは私が高校1年生の時のマドンナのライブ。
1990年マドンナの「ブロンド・アンビション・ワールドツアー」でゴルチエは衣装を担当。
コーンブラと呼ばれる円錐形のブラの衣装は日本でも、かなり話題になりましたね。

西宮球場(関西でのライブ会場)で見たリアルなマドンナは、確かに下着のような衣装。
今までに見たこともなく驚きましたが、いやらしさというよりは女性が女性であることを誇りに、また力強さを感じたのを今でも鮮明に覚えています。
こんにちは
チームJマダムメンバーのマサコです
世界を巡回しているジャンポール・ゴルチエの半世紀を描いた舞台「ジャンポール・ゴルチエ ファッションフリークショー」が大阪でも上演。
スケジュール調整が微妙だなと思っていたのですが、どうしても気になって急遽、公演前日にチケットを購入し飛び込んできました!
ジャンポール・ゴルチエ ファッションフリークショー@大阪_1_1
会場は大阪フェスティバルホール。
淀屋橋、肥後橋界隈は水都である大阪らしい古き良きレトロな建物もあり、この季節は散策も楽しいエリアです。
ダンス、音楽、演劇としてのショー
そして200点を超えるゴルチエのオートクチュール
豪華すぎるジャンポール・ゴルチエの世界
舞台は、ゴルチエの幼少期の脳内から始まります。
小学校に通う年頃には既にファッションのデザインを描き、そして生涯最愛の人となるフランシスとの出逢い、ピエールカルダンでのアシスタント時代など赤裸々にショーは展開していきます。

1976年、ジャンポールゴルチエとして初めてパリでコレクションをしたシーン。
それは本当に当時のコレクションのランウェイと舞台裏が再現されたようで、これを今、見ることができたのは超レアな機会だったのではないかと思います。

ゴルチエのファッションが世界で広く支持されていく時代、そしてマドンナのツアー衣装を担当する部分も描かれていました。
「FASHION POLICE」としてアナ・ウィンターを模したキャラクターが登場するのも笑いを誘います。
ジャンポール・ゴルチエ ファッションフリークショー@大阪_1_2
開演前のステージ。客席にはテレビで、お馴染みの著名なご婦人もいらっしゃいました
ジャンポール・ゴルチエにとってのファッション
マドンナがゴルチエを纏った意味
フィナーレの前にゴルチエが映像で登場し、ステージ込めた思いを語ります。

ジャンポール・ゴルチエにとってのファッション
一人一人の愛すべき個性を美しさとしてとらえ、それをより魅力的に表現するもの。
肌の色、性の違い、個々の嗜好も感情も、そこに優越はなく自由な世界。

ゴルチエは50年もの間ずっと「人の美しさ」をファッションを通じて表現していたのだと思うと驚きと尊敬の思いがこみあげます。
マドンナのコーンブラ衣装に「どうして下着みたいな衣装を着るの?」と思った答えが30年越しに、ようやく理解できたような気がします。

ゴルチエが最後に語った「自由を楽しんで」という言葉が深く心に響きました。

ジャンポール・ゴルチエ ファッションフリークショー@大阪_1_3
会場では写真スポットも。
この写真は、会場スタッフの方が撮影をしてくださいました。
仕事帰りだったので、さすがにゴルチエ ライクな装いは出来ず残念。
会場にはゴルチエテイストのファッションでバッチリ決めてこられた方もいらして、オーディエンスを見るのも楽しかったです。
ジャンポール・ゴルチエ ファッションフリークショー@大阪_1_4
パっと見れば目をひくようなゴルチエらしい尖がったデザインの衣装も、シックでモダンで「あ、これなら私も着てみたい!」と思えるオートクチュールも、一点一点が発色が素晴らしく、ステージで飛んでも跳ねても360度フォルムが崩れない美しさ。

ゴルチエの半世紀のストーリーだけでなく、ファッションも200%楽しめた「ジャンポール・ゴルチエ ファッションフリークショー」
最高でした!
私が、これまで舞台観劇した中でもベスト3に入るお気に入りの作品になりました。
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マサコ

マサコ

兵庫県在住の独身OL。ファッション好きが高じてスタイリング・カウンセラー®、スカーフストールスタイリスト®としてセカンドキャリア構築中。関西を中心に日常の美味しい時間、楽しい体験を発信していきたいです。

Instagram:masako.ii

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