ゴールデンウィークでも静かな京都「マリー・ローランサンとモード」展

GWのオーバーツーリズムが社会問題となっている京都ですが、京都市京セラ美術館での「マリー・ローランサンとモード」展でアートで静かな京都を楽しんできました
マリー・ローランサンといえば、淡いパステル調の女性の絵画が印象的な女性画家だと思っていましたが、演劇の舞台衣装や室内装飾等、多岐にわたり彼女はその才能を開花させていました。

1920年代に活躍したマリーの軌跡と、同時代に活躍したココ・シャネルのドレスなど、女性のファッションスタイルが大きく変わった歴史がわかりやすく展示されています
こんにちは
チームJマダムメンバーのマサコです
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マリーの淡いピンクを意識して、ピンクのワンピースで行ってきました
女性らしさを追及し独自のスタイルを確立して、女性画家として時代の寵児となったマリー・ローランサン。展示会では、彼女の描いた肖像画だけではなく、彼女が手掛けた舞台衣装の映像や資料が紹介されています。

そして、マリー・ローランサンと同時代に活躍した女性がココ・シャネル。
二人の関係にまつわるエピソードは、この展覧会の大きなキーになっています。
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肖像画としての美しさは言うまでもなく、描かれた女性たちの装いも一点、一点が個性的で魅力的。ピンクが好きな私としては、色の組み合わせなども参考に!
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マリー・ローランサンはココ・シャネルと同じ時代を席巻した者同士。
二人の関係には微妙な距離があったもののマリーの部屋には、シャネルのファッションアイテムが並んでいたのだとか。
仲良くなれなかったものの、シャネルファッションは気に入っていたというようなマリーの人物像が見えてくると、ますます彼女の描いた作品が好きになりました。

京都会場限定! カール・ラガーフェルドのドレス

展覧会の冒頭に張られた伏線を回収するかのように「マリー・ローランサンとモード」展の最後の展示されたのは、のちのシャネルのデザイナー、カール・ラガーフェルドのドレス。

ラガーフェルドが、マリー・ローランサンの色彩をオマージュし発表したシャネルコレクションの映像は、ここまで見てきたマリーの肖像画の世界が現実に飛び出してきたようで、息をのむ美しさでした。
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素晴らしい空間の京都市京セラ美術館

2020年に改修され新しくなった京都市京セラ美術館。
昔の名残を残しつつ、素晴らしい美術館になっていました。

天井が高く、真っ白な中央ホール。
都会の喧騒を忘れて、これからアートを楽しむのに一旦、気持ちを真っ白にさせてくれるような空間です。
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プロジェクターを利用した案内図は、エコを感じ思わず見入ってしまいました。
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ゴールデンウィークの真っ只中にもかかわらず、午前中だったこともあり訪れる人も少なめ。
こんな写真も撮れてしまうほどでしたよ。
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美術展がなくても訪れる価値ありの日本庭園

美術展を楽しんで、建物の奥にちょっと足を運んでみると
全面ガラス張りの壁の向こうに素晴らしい日本庭園が広がっていました。
思わず「わぁ!」と声に出してしまうほど。
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訪れた日は雲一つのない快晴に。
空の青と、庭園の緑のコントラストが美しく少しの時間、散策に。
足元に群生するシロツメクサも可愛い。

小さなお子さんを連れたご家族も、若いカップルも、ゆったりと庭園を楽しまれていました。
ここは、美術展目的でなくても近くにあれば息抜きに通いたくなりますね。
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京都での「マリー・ローランサンとモード」は2023年6月11日まで京都市京セラ美術館で開催中。
美術館の隣には平安神宮もありますので、美術展と神社参詣と京都を1日楽しめそうですね。
マサコ

マサコ

兵庫県在住の独身OL。ファッション好きが高じてスタイリング・カウンセラー®、スカーフストールスタイリスト®としてセカンドキャリア構築中。関西を中心に日常の美味しい時間、楽しい体験を発信していきたいです。

Instagram:masako.ii

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