あべのハルカス美術館 コシノジュンコ展へ

大阪が誇るファッションデザイナーコシノ3姉妹。次女ジュンコさんの回顧展へ行ってきました
前回のブログに続いて「冬の思い出 その2」となりますが、昨年末に訪れたコシノジュンコ展。
心揺さぶられる素晴らしい展覧会でした。
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モノトーンファッションで対極割りを利用しました
こんにちは
チームJマダムメンバーのマサコです
関西で一番高い建物といえば、あべのハルカス。
観光地としても人気スポットですが、ハルカスには「あべのハルカス美術館」という素晴らしい施設があります。

昨年11月から今年の1月まで開催されたコシノジュンコ展。
私は12月の後半、学芸員さんによるギャラリートークのある時間帯に合わせて訪れました。

今回の展覧会のタイトル「原点から現点」という通り
学生時代のジュンコさん、そしてデザイナーとしての業績、そして現在をわかりやすく解説してくださいました。
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学生時代の夢はファッションデザイナーではなかった?!
コシノ3姉妹の姉ヒロコさんが、お母さまと同じファッションデザイナーとして服飾業界に進んだことから、ジュンコさん自身は画家を志望していたのだとか。
学生時代から抜群のデッサン力があったジュンコさん。
ところが、恩師から「これだけの画力があるのだから服飾業界に進んだ方がいい」と助言を受け、その言葉をキッカケにジュンコさんもファッション業界へ進むことになったそうです。

ふと「自分がジュンコさんの立場だったら同じことができただろうか」と想像してみました。
自分の意思を貫いて、助言を受け流すことも出来たはずなのに、師の言葉を素直に受け入れたジュンコさん。
決断に葛藤があったかどうかはわかりませんが、人の助言を受け入れる素直さや、大事なメッセージをキャッチする才能があったのかな…なんて若き日のジュンコさんに思いを馳せます。

下の写真は、今回の展覧会に向けてジュンコさんが墨で描かれたもの。
1枚につき5分前後で書き上げられたそうです。
すごい!の言葉しか出てきません。

もしジュンコさんが画家の道に進まれても、きっとビッグアーティストになっていたでしょうね。
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ジュンコさんの生み出す「対極」の世界
ジュンコさんの近年のキーワードは「対極」
陰と陽、和と洋、未来と過去など、あらゆる対極の世界を作り出されています。

近未来的な洋服があったかと思えば、能楽の衣装を担当されたり
1つ西洋のスタイルドレスに融合された和のテイスト
曲線と直線の対比
赤と黒、白と黒といった色の対比
あらゆる対極を表現されています。
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陰と陽、東洋と西洋、曲線と直線などジュンコさんがたどりついた対極の世界
この世界の全ては陰と陽や、静と動など、対極するものがありバランスを取って成り立っていると、よく言われますね。
こうやってジュンコさんの作品を通して【対極の世界】を見てみると、相反するもの各々に良さがあり、そこに調和があり、美しさが生まれるのだと改めて思いました。
きっとそれは、ファッション、アートの世界だけではなく世界情勢や、私たちの身の回りのことにも通じることなんでしょうね。
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色の対極、ドレスの中の和装、一体ずつ見どころ満載でした
展覧会のテーマが「対極」ということで「黒と白」または「黒と赤」の対極コーディネートで来館すると、なんと当日200円の入場料割引が受けられるサービスが!!
もちろん私も、モノトーンコーデで割引を受けました。

そのほかにも、ジュンコさんのトレードマーク「黒髪のボブスタイル」にちなみ、ボブスタイルでの割引も!
面白すぎる。
ちなみに、学芸員さんが、この割引サービス企画をジュンコさんに提案すると快くOKされたそうです。さすが関西人!(笑)
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運搬の際はコンパクトになる作品。そこまで計算されているとは!
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4人のスカートが繋がっているのですが、上がりすぎず下がり過ぎず絶妙のバランス。一体感と軽やかさが伝わってきます
2度目の大阪万博にも期待!これからのコシノ ジュンコ
舞台衣装や、能楽の衣装も手掛けられるジュンコさん。
頑張る人を応援する衣装を作りたいと仰っているそうです。
なんだか胸アツな気持ちになりました。

そしてジュンコさんご自身もまた、2025年に開催される大阪万博に携わられるとか…
1970年の大阪万博でもユニフォームのデザインをされたのですから、人生で2度も日本、それも出身地の万博に携わるとは!
女性として一線で活躍し続けられる姿、そのバイタリティに勇気づけられました。
2025年、どんな形でジュンコさんの表現を見られるのか、今から楽しみです!
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1970年大阪万博で手掛けられたユニフォーム。今見てもタイムレスに素敵なデザイン
学芸員さんがジュンコさんのことを関西弁独特の音程で「先生」と呼ばれるのが、とても心地よく、この展覧会開催でのジュンコさんと学芸員さんとの打ち合わせの様子が手に取るように伝わってきました。
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舞台衣装を手掛けられているドラムタオ
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ロック感を感じる能楽衣装。伝統文化に興味を持つキッカケになりそう!
コシノジュンコというファッションデザイナーの今、そして魅力を最大限に感じることの出来た展覧会であったのは言うまでもなく。
それ以上に関西人ならではのジュンコさんのサービス精神(気っ風の良さ)と、学芸員さんやスタッフの方々の「先生」へのレスペクトが詰まった温かさを感じる展示会でした。
Instagramでは、このブログでは載せきれなかった写真もアップします。
是非、Instagramも覗いてくださいね。
マサコ

マサコ

兵庫県在住の独身OL。ファッション好きが高じてスタイリング・カウンセラー®、スカーフストールスタイリスト®としてセカンドキャリア構築中。関西を中心に日常の美味しい時間、楽しい体験を発信していきたいです。

Instagram:masako.ii

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