【働くアラフィーのバッグと中身】Vol.4 フリーVMD&ドッグアパレルブランド代表のミニマムバッグ

今回ご登場いただくのは、アパレルショップなどで、その店舗のテーマや商品のコンセプトを反映した売り場を演出するフリーランスの「VMD」(ビジュアルマーチャンダイザー)として活躍する一方で、自身の「犬愛」が高じて立ち上げたドッグアパレルブランド「INUS」の代表も務める、青木智里さん。「素敵なものの見せ方」のプロである青木さんがお仕事の相棒に選ぶバッグとその中身とは?
青木智里さん

青木智里さん

フリーランスVMD・ドッグブランド「INUS」代表取締役。1978年京都府出身。芸術の大学を卒業後、国内アパレルブランドでVMDとして勤務したのち、2年かけてNYやロサンゼルスなどアメリカの各地に滞在。帰国後、外資企業でのVMD業務を経て、2017年に独立。現在はフリーのVMDとして東京とNYで活動。また並行して、2023年に友人と二人でドッグブランドを立ち上げ、商品開発やデザイン、営業、販売まで手掛ける。大学時代の同級生だった夫と愛犬チャビ太と3人暮らし。

お仕事バッグを選ぶ基準は、できるだけ小さく、軽いこと!

働くアラフィー青木智里さんのお仕事コーデ
数年前までは、大きなバッグになんでもかんでも入れて持ち歩いていたという青木さん。「でもそのせいで、疲れやすくなり、年々肩こりも酷くなり……。そろそろ身体に無理をかけてはいけないお年頃だしなあ、と思い立って(笑)。今はたくさんの紙の資料なども、持ち歩かなくても携帯から見られるいい時代ですし、一度、仕事のときに持ち歩くものを見直して、必要最低限なものだけ持ち歩く癖をつけようと、小さいバッグ派に鞍替えしてみたら、本当に快適で! 以来、バッグ選びの基準の第一ポイントは、小さくて軽いこと、になりました。重い荷物を抱えるストレスがないと、いつでも身軽に出かけていけるし、大きなバッグ派のときには選ばなかった、ビビッドな色やユニークな形のものが逆にファッションのアクセントにもなって、お仕事に行くのもより楽しくなった気がします。もちろん、その日のお仕事にどうしてもノートパソコンが必要なとき、などは、ミニバッグと一緒に、サブバッグを2つ持ちすることもありますが、9割はミニバッグだけで行けちゃいます」
働くアラフィー青木智里さんのお仕事バッグはマルニのPrismaバッグ
その日のファッションや仕事内容に合わせて、3つくらいの〝スタメン”ちびバッグを使いまわしている中で、最近の一番のお気に入りが、こちらのマルニのPrismaバッグ。「昨冬に訪れたNYのマルニで、この鮮やかなブルーにひと目惚れして手に入れました。ワードローブの9割5分が、黒、ベージュ、グレー、そして、白なので、とてもいい差し色になるんです。そして、小さいけれど、マチがあるので、必需品を入れてもぎゅうぎゅうにならず、開けた時にひと目でどこになにがあるかわかるところも気に入っています」

そんな「ミニマム追求バッグ」の中身はこちら!

働くアラフィー青木智里さんのバッグの中身
「ひとつのブランドや店舗のイメージをコントロールするのが、VMDのお仕事なので、それに関わる方々と会って、何度も何度も打ち合わせをするのが基本。だからバッグの中には、『お仕事相手と会う時に必要不可欠なもの』だけを入れています」
という言葉通り、思わず「え⁉ これだけ?」と言ってしまうくらいの厳選セレクト!

1の携帯ケースと2の名刺入れは、どちらもイタリアの革製品メーカー『BONAVENTURE』のもの「3年ほど前、しっくりくる携帯ケースを探していたときに見つけて使ってみたら、柔らかな手触りといい、高級感のあるシンプルデザインといい、とても気に入り、その後、同じ色の名刺入れも手に入れたんです。ただし、お仕事シーンで絶対に欠かせない携帯ケースと名刺入れは、いつでもピシッと、くたびれていないものを持っていたいので、1年に一度買い換えるようにしています。だから、これはどちらも3代目(笑)」。また、1年ほど前から、財布は持たなくなったそう。「世の中、どんどんキャッシュレス化が進んでいるので、携帯の中の電子マネーや携帯ケースに入れているカードでほとんどことが足りてしまうので。どうしても現金が必要なときのために、バッグのポケットに1,2万ほど入れています」

オンラインミーティングのときの必需品、3のワイヤレスイヤホンは『TAOTRONICS』のもの。「耳の穴にぴったり収まるコンパクト仕様なので、髪で隠してしまえば、つけていることも分からない、スマート加減がお気に入り」

もともと、素肌生かしの薄付ベースメイク派なので、外出先でのメイク直しは4の『M・A・C』のリップバーム『スクワート プランピング グロス スティック / ヒート センサー』で唇に血色とツヤを足し、『プリュスオー』の『ポイントキープ』で髪の〝アホ毛”を撫でつけるのみ、とここでもミニマム。「いきいきとした顔色と、さらっと整った髪の清潔感は死守します(笑)」。普段はあまりつけないという香水も、人と会うとき用に6の『ディプティック』の『ロンブル ダンロー』のオードトワレをバッグイン。

どうしても荷物が多い時のサブバッグにも、密かなこだわりが

働くアラフィー青木智里さん愛用のサブバッグは伊東屋で見つけた折り畳みバッグ
9割はミニバッグのみで仕事先に出かけていくものの、どうしてもミニバッグには入りきらないものを持って出かける、残り1割の日に〝出動”させるサブバッグにもミニマム派ならではのこだわりが。
「バッグの収納力が高ければ高いほど無駄な荷物が増えていくことは、経験上分かっていますし、サブバッグに入れるのは大体の場合、ノートパソコンとそれに付随するコード類のみ。なので、なるべくマチも小さ目のものをあえて選ぶようにしています」
伊東屋で見つけた折り畳みバッグを折り畳んだ時の写真
そんな青木さん愛用のサブバッグは『伊東屋』で見つけた、折り畳みバッグ。「使用しているノートパソコン(サーフェスのラップトップ5)の大きさにびっくりするくらいシンデレラフィットする大きさなんです! 軽いけど厚みのあるフェイクレザー素材なので、キャンバス地のものに比べへたりにくいから、きちんと感もアリ。くるくる巻いてコンパクトにしまえるのも本当に優秀です!」

働く「座右の銘」は、こちら!

 【働くアラフィーのバッグと中身】Vol.4 フリーVMD&ドッグアパレルブランド代表のミニマムバッグ_1_7
絵をかくのが大好きで、小さい頃の夢は絵本作家、大学では空間デザインと建築プロダクトを学んだ青木さんにとって、店舗やブランドのイメージを「描いて」行く、VMDの仕事はまさに天職。だから、20代、30代はとにかく夢中で働いた。「でも、40歳を迎えたころ、なんだか少し疲れてしまったんです。担当する案件がはじまると、毎日早朝出社や深夜帰宅は当たり前、出張に出れば1か月はザラ、といった感じの生活サイクルに、身体も心もすり減ってしまったのを感じました。でも、この仕事はずっと続けていきたいし、どうしたらいいのかな、と考えたときに、頭に浮かんだのが、この言葉だったんです。身体にも心にも無理をかけず、この年齢の自分にとって「持続可能=サステナブル」な範囲で、この仕事を続けていけるような工夫をしようと。例えば、11時より前には仕事の予定は入れず、夜も20時で〝店じまい”にする、とか、1つの案件が終わったら、必ず長めの休みを取って充電する、とか。あ、仕事に持っていくものを最小限にしたのも、もちろん「サステナブル」活動のひとつです(笑)。そして、昨年から犬好きの友人と2人で立ち上げたドッグブランドの「INUS」もそう。自分のペースで楽しく、それこそ一生、緩やかに「持続できそう」なことを始めたことで、VMDの仕事にもしゃかりきになりすぎずいられる心の余裕が生まれた気がします。極力無理をせずに、余裕を持って挑むことこそ、ある程度の年齢になった大人が好きな仕事をできるだけ続けてけるコツなのかもしれないですね。無理はミニマムに!(笑)」

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