【50代の悩み】経済面も含めて考える「アラフィー離婚」得な人、損な人

2017年11月6日
子供の自立や定年、親の介護などを機に、離婚を選ぶエクラ世代は少なくない。eclat12月号では、離婚が自分らしい人生への切符になるかを専門家と共に考えます。

"思いやりのなさに疲れる日々” Aさん(48歳・派遣社員)の場合

大きな問題はないものの、お互いに思いやりがなくなってきたと実感。夫婦の会話が少なくなり、ふたりで出かけることもほとんどなし。最近は、夫のちょっとした仕草が鼻につくようになってきました。家事も子育てもかかわってくれなかったからか子供たちも私の味方で、「そろそろ自分のために生きてもいいのでは?」といってくれています。
【profile】
夫 : 52歳会社員 
結婚歴 : 25年
子供 : 長女22 歳(社会人)、長男15歳(高校1年生)
現在の年収 : 自分300万円、夫1000万円
現在の資産 : 自分の貯金はほぼなし、夫の貯金不明。持ち家4000万円(ローン残高2000万円)
現在の生活費 : 月約40万円
離婚後の生活費予想額 : 月25万円

judge!

【損】離婚で荒波にもまれるより関係改善を(岡野さん)

【損】貯蓄がないので離婚すると経済的に苦しくなりそう(豊田さん)

【許しがたい原因がないなら踏みとどまるのがベター】
「絶対離婚!」というほどの問題はないけれど、この先ずっと一緒に暮らすと思うと憂うつ。事前アンケートで目立ったのは、Aさんのようなケース。「私も離婚経験者ですが、離婚は想像以上に大きなダメージを被ります。なので、DVや浮気といった“許しがたい原因”がないのなら、とどまるのが賢明」とアドバイスするのは、離婚カウンセラーの岡野あつこさん。
「離婚で荒波にもまれるより、今抱えている小さな不満を解消するほうがずっと楽。『お互いに思いやりがなくなっている』と自覚しているのだから、自分から歩み寄っては? 不平不満をぶつけるのではなく、この先も仲よく過ごすための提案をしてみるのです」
 重要なのは伝え方。まず、感謝を示して夫の心をやわらげたうえで、気になる点を伝え、「私も~するから、あなたにも~してほしい」と“お願い”を。「口でうまく伝えられないなら、手紙にしてもいいし、子供など第三者に間に入ってもらうのも手」(岡野さん)
 ファイナンシャルプランナーの豊田眞弓さんも、「収入がそれほど多くないうえに、自分の貯蓄がほとんどないため、離婚するのは経済的に不安」と。「離婚してもしなくても、老後は年金だけでは暮らせません。なので、自分の収入から定期的に貯蓄を。また、ご主人の貯蓄額も把握していないようですが、きちんと押さえておきましょう。でないと、いざ離婚となった際、財産隠しされるかもしれません」(豊田さん)
【お話をうかがったのは…】
離婚カウンセラー 岡野あつこさん
離婚カウンセラー養成スクール校長。『貴女が離婚を決める前にしなければならない8つのこと』(ゴマブックス)など著書多数。
ファイナンシャルプランナー 豊田眞弓さん
FPラウンジ代表。著書に『離婚を考えたときにまず読む本』(日本経済新聞出版社)などがあり、離婚前の生活設計相談も多い。

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