【50代の悩み】離婚の原因のひとつ「義母との関係」

2017年11月10日
義理の親とのトラブルは、離婚の主な原因のひとつ。eclat12月号では、経済面も含めたアラフィー離婚の選択について、専門家2人にアドバイスを伺いました。

"義母との関係が悪化。彼女に振りまわされる人生は送りたくない" Bさん(51歳・セラピスト)の場合

自己愛が強く、常に他人を攻撃する義母。3年前、夫の転勤を機に同居を解消したものの、現在も近距離に在住で、家族間トラブルに巻き込まれがち。夫は長男としての責任を感じているので、介護問題なども避けて通れなさそう。夫が家事は私任せというのも負担になってきています。子供が独立する時期にあたり、お互いもっと自分らしく生きるために、離婚という選択肢もありなのかも?
【profile】
夫:53歳会社員
結婚歴 : 25年 
子供 : 長男22歳(大学4年生)、長女20 歳(大学3 年生)
現在の年収 : 自分650万円、夫1100万円
現在の資産 : 自分の貯金は150万円、夫の貯金500万円。
家約5000万円(ローン残高2000万円)
現在の生活費 : 月約48万円 
離婚後の生活費予想額 : 月20万円

judge!

【得】離婚ではなく、卒婚を。物理的に距離を置くことでいい関係に(岡野さん)

【損】現在の生活水準をキープしたいなら離婚は避けて(豊田さん)

【離婚ではなく「卒婚」で新たな関係を構築して】
義理の親とのトラブルは、離婚の主な原因のひとつ。エクラ世代&その親世代は、まだ“長男の嫁”という意識が強いうえに、Bさんのように夫が親側につき、妻が孤立してしまう場合も少なくない。岡野さんは、「昔ながらの嫁姑関係を求められる地域だと、親族からも依存されがち。もしかしたら、夫が亡くなったあとも、何かとあてにされるかもしれません」と、指摘する。「これを断ち切るために離婚を選択するのもありですが、私のおすすめは“卒婚”。籍は抜かず、夫との交流も保ちながら、別々に暮らすというスタイルですね。彼の実家には、別居しているとだけ伝えれば、一線を引くことができるだろうと思います」(岡野さん)
 豊田さんが案じているのは経済面。「世帯年収が多いぶん、現在の生活水準も高そう。ご自身もそれなりに収入があるとはいえ、今と同じ暮らしができるかどうか……。そう考えると、離婚は損。しばらく様子を見ては? お義母さまも含め、今後家族の状況が変わっていくでしょうから、大きな変化があったときに再考を」(豊田さん)
 Bさんを悩ませるもうひとつの問題が、「夫は、家事は妻がやるものと思っていて、自分は何もしないこと」。「これも別居で解決できます。夫もひとりになれば、自分でやらざるを得なくなりますし、Bさんのストレスもなくなるはず。こんなふうに物理的な距離を置くことで、お互い相手に対する思いやりが生まれ、新しい関係を築けるケースもあるんですよ」(岡野さん)
「『私に何かあったときに困らないために、今から準備してほしい』など、夫がその気になるよう、家事分担を仕向けては。これが解決できれば、お義母さまとのトラブルも多少は目をつぶれるかもしれません。問題のない夫婦なんていませんから、プラスとマイナスをうまく相殺し、不満というコップの水をあふれさせないのが大切」(豊田さん)
【お話をうかがったのは…】
離婚カウンセラー 岡野あつこさん
離婚カウンセラー養成スクール校長。『貴女が離婚を決める前にしなければならない8つのこと』(ゴマブックス)など著書多数。

ファイナンシャルプランナー 豊田眞弓さん
FPラウンジ代表。著書に『離婚を考えたときにまず読む本』(日本経済新聞出版社)などがあり、離婚前の生活設計相談も多い。

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