皆さん、長い長い酷暑が続きましたが、お元気でしょうか。
華やかなブロガーさん達が綴る日常に、いつも元気を頂いていました。
編集部スタッフの皆様、投稿を休んでしまい、本当にごめんなさい。
『ミッドライフクライシス』と言うのでしょうか。
ずっと若い頃、会社の上司が『中年の危機』とか『中年のクライシス』とか嘆いていた気がする。男性だったけど。
40代後半から60代にかけて。思秋期とも言うらしい。更年期世代は、個人差はあるけれど、生理的、肉体的な辛さを徐々に実感するようになって、加えて社会的責任や家族に於ける立ち位置もかなりのレベル値を求められる事が急に大きくなっていく感じがある。何だか家族のためとか自分のためとか言いながら大義名分かざして頑張ってはいるけれど、でも向かっている方向、これで良いの?とか、人生逆算して考えると、私はこれから何ができる?って言うか何したい?とか。ホントは何がしたかった?とか、ミッドライフクライシスとは肉体的不安定さに加えて社会的不安が重なる時期。
今年の夏。去年に比べ、格段に体力が落ちている。なのに気候は容赦無く、異常レベル。
今までは夏が大好きで、相当の暑さでもへっちゃらだったのに、今年は、ちょっとのランでも息が切れる。明らかに体調が違う。だからフルマラソンへの自信がなくなる。家の人がトラブルに巻き込まれているのを知る。何をさて置いても絶対に大事な家族は守る。事を過剰に荒立てない様に頭を使う。そして対応する。母のこと。母のことで、今まで普通に仲が良かった姉妹との間に考え方の違いで諍いが起こる(もっとも、私が猛烈に腹を立てていただけなのかも)。引っ越そうとしていた物件にも何となく不安な事があったり。まあ、時が過ぎれば笑い話になろうかということばかりなのだけど。カラダとココロとが何だかパラパラしている感じ。こんなに自分の事は穴だらけなのに、比較的淡々としているように見えるらしく、『しっかりしている人』のように思われているみたい。だからそれを演じようとしてしまう、それに、私が専門にしている中医薬膳学では、そもそも、カラダとココロは分けては考えないので、いやいや、薬膳師たるもの、常に陰陽バランスを考えた食事と生活習慣で整えまくってるでしょと思われるし、実生活では自分の事はそうそう優先していられなくなって、そうは行かなくなる。
家族のことや仕事、これからの事。ちょっといろいろと考える夏でした。
でも、そんなこの夏は友人の存在に本当に救われる事が多かった。
おおらかに、「無理をしてはだめ」と忠告してくれた事。仕事が遅延しても待ってくれた事。自分を優先する事を勧めてくれた事。本当の姿を見ていてくれる人が居るという安心感。
ココロから感謝です。
私が憧れていた、美しい大先輩たちは、どんなにしんどい事があっても、どこ吹く風というように涼やかに笑っていた。50代ってこんなにキツいの?といえば、いやいや60代はもっと、70代はもっとキツいわよ〜〜と言いながら、チリンチリンと鈴がなるように軽やかに笑っていた。
エクラJマダムの皆さんもそう。ブログや雑誌ん特集のキリリとした姿をみていて、『笑わなきゃ。元気出さなきゃ』と本当に思う。
美しく湖面を泳ぐ白鳥も、水面下では、水掻きを思い切り広げて、ものすごい勢いで水を掻いているのだと言ったのは向田邦子さん。カッコ良すぎる、憧れの女性。
いろんな経験をさせてくれる世の中と、見ていてくれる人たちに本当に有難うです。
今年も仕事や色々で旅もしました。新しい経験も。
お伝えしたい事がいっぱいだし、思い切りおしゃれもしたい気持ちです。
またよろしければご報告させてください。。