富岡佳子の「今、欲しい暮らしのモノ、コト」~師走~

"春夏秋冬"のライフスタイルを提案する、富岡佳子さんの連載。「毎年のことながら、師走の声を聞くとなんとはなしに気ぜわしく感じられます。そんなときこそ、本を読んだりお茶を飲んだり、ほんのひと時でも家でゆったりと過ごし、心を落ち着かせるようにしています」と、富岡さん。

ベニワレンのラグ

富岡佳子の「今、欲しい暮らしのモノ、コト」~師走~_1_1
凍てつく冬の夜、冷えやすい私の足先をぬくぬくと温めてくれるのがカシミヤのソックスと毛足の長いラグ。ラグは、気に入るものがなかなか見つからず、長い間探していました。最近、次に家をつくるときのために、SNSから参考になりそうなイメージ画像をクリッピングしているのですが、なかでも、ファッションから自宅のインテリアまですべてがツボ!という海外のブロガーがいて、その家に敷いてあったのがこのラグ。シンプルなのに、エッジが効いていて、モダンすぎも、ナチュラルすぎもせず、目にした瞬間に「これだ!」と思いました。調べたところ、モロッコのベニワレンという地域で作られる、天然素材のラグなのだそう。
富岡佳子の「今、欲しい暮らしのモノ、コト」~師走~_1_2
次の家は、夫の好きなモダンなテイストと、私の好きなパリのアパルトマンのようなフェミニンなテイストや古い家具をミックスしたインテリアにしたいなと思っています。自然光がふんだんに入って、緑にあふれ、色は白、黒、グレー、ベージュが基調。取っ手などの金具は真鍮で、床はヘリンボーン張りのナチュラルなフローリング。その上にこのベニワレンのラグを敷いて……と長い冬の夜にひたすら妄想を膨らませ、こっそり楽しんでいます。
モロッコ産の良質なウールを100%用い、ベルベル人の女性たちによってていねいに織られたヴィンテージのベニワレン・ラグ。染めを施さず、天然の色のままの白やベージュ地に、黒や茶で幾何学模様が描かれているのが特徴。合わせやすい色とモダンなインテリアにもなじむシンプルなデザイン、柔らかく上質な足ざわりで、昨今世界中で大人気だそう。
ベニワレン・ラグ¥200,000/on the shore ラウンジチェアPK22 ¥519,000/フリッツ・ハンセン青山本店 [富岡さん]ニット¥42,000(ジョン スメドレー)・ストール¥62,000(ジョンストンズ)・ソックス¥7,200(パンセレラ)/以上リーミルズ エージェンシー ベロアパンツ¥65,000/ヴィンス 表参道店(ヴィンス)
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