川越・スカラ座で感じた、1年の変化と映画『AT THE BENCH』

昭和レトロな映画館で、映画鑑賞。何気ない会話の愛おしさを再認識した。
入口や館内の昭和レトロなデザインが、何となく落ち着く。と同時に、映画を観る前のワクワク感もあるから、不思議な気持ちになれる場所だ。
川越市スカラ座の外観
川越市スカラ座の外観
川越のレトロな街並みに溶け込む「スカラ座」。
ここは以前もブログで紹介した。
前のブログは、2024年2月2日。丁度同じくらいの時期に行っていたのだなぁ。そのときは、父の病状が優れず入院していることを書いていたが、昨年11月に他界した。

1年が経つのはあっという間のようで、振り返るとさまざまな変化があるものだ。

今回観た映画『AT THE BENCH』は、定点観測のように、一つのベンチを舞台にしたオムニバス作品。場所は変わらないが、時間の経過とともに描かれる1年の物語。何気ない会話の中に、小さな変化が散りばめられている。
スカラ座のチケット
チケットもレトロ♪平仮名の「あっとざべんち」がかわいい
オムニバスは5話構成で、どの話にもベンチが登場し、すべて会話劇。ユーモアがあり、時に心がほろっとするようなエピソードが詰まっていて、とても面白かった。

スカラ座にもベンチがある。革張りの年季の入ったベンチ。ここで何千、何万人もの人々が会話を交わしてきたのだろう。映画を待つ人、見終わった人、待ち合わせをする人。
川越市スカラ座のベンチ
映画を通して感じたのは、「何気ない会話の愛おしさ」。何でもない日常の積み重ねの中に、少しずつの変化がある。それは時に寂しさを孕んでいるが、それも含めて大切にしたいと思う。
アットザベンチのポスター
最後に、映画のように昨年このベンチに座った写真と、今年の写真を載せてみる。
スカラ座のベンチ
2024年冬(1年前)
スカラ座のベンチ
2025年冬
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キャリゆか

キャリゆか

埼玉県在住。キャリアカウンセラー。キャンサーサバイバー。「ムリはしないけど、やるときゃやる!」がモットーです。休日は、東京や埼玉の裏道・坂道をお散歩。お出かけ情報を中心にお伝えします。

Instagram:yukaabe_

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