スタイリスト、デザイナーとして活躍する安野ともこさんは「洋服はおしゃれなものがあるのに、どうしてスタイリッシュな下着がないのだろう」と長年疑問に感じてきた。自身の年齢が上がるにつれ、その思いは切実になる。そんなときに出会ったのが、肌着会社『タカギ』。安野さんのリクエストと『タカギ』がもつ素材や技術がマッチし、そこから理想の形への試作の日々が始まった。
「フィロスコッチアというシルクのように心地よい綿素材、外から見えないアジャスター、ホールド感はあるけれど苦しくないシームレスブラ、調整のできるレモン形のパッド、胸もとのカッティングなど、何着も何着も作り直しました。着心地や機能はもちろん、透け感のあるアウターを重ねたときのシルエットにもこだわって、大人の女性を美しく見せるインナーが完成したんです」と。
ニッティング、縫製、ボンディングなどは、国内の専門工場の手技によるもので、工程のどこにも手を抜かない姿勢が、このパーフェクトな下着を支えている。
これからの季節、見えたり透けたりすることを気にせずにいられる、いや、むしろ見せたくなるくらいのフォルムとカラーを手に入れたい。
ブラックはシェルフロントロング¥25,000・ネイビーはシェルフロントミディアム¥20,000/CASUCA表参道本店(アロマティック カスカ)