和菓子とTeaで、午後のおもてなし 五選

2018年8月21日
季節感も堪能できる和菓子。フードスタイリストの千葉美枝子さんがまだまだ続く蒸し暑さをやわらげる逸品をセレクト。お茶選びや器使いとともに、おもてなしのひと時をコーディネートしてくれた。

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1.黒蜜にエスプレッソを入れた、大人のみつ豆
ぷるんと軟らかな寒天とふっくらした赤えんどう豆が美味なみつ豆は、冷たい煎茶とともに。「みつ豆にかける黒蜜には、エスプレッソをミックス。コクのある黒蜜と相性がよく、ほろ苦さが口の中に広がって後味もすっきりします」。器はスウェーデンのインゲヤード・ローマンさんデザインのガラスウエアでまとめて。ボウルの下には月桃の葉を、白い刷毛目を効かせた美濃和紙のティーマットを敷き、より涼やかさを。

みつ豆(寒天・赤えんどう豆・求肥・黒蜜のセット)小・6人前入り¥930/村田商店
2.夏の風物詩を精緻に映した生菓子で、会話もはずむ
「このスイカは、みずみずしさまでリアル。愛らしい季節菓子が会話のきっかけにも」。桃林堂の夏を彩る生菓子は、果肉を透明感のある羊かんで、皮を山いも入りの練り切りで表現している。「錫製の小皿や白磁の汲出、ステンレスの茶托で涼感を出し、映える黒漆の隅切盆にセット。柏木円さん作の汲出には温かい煎茶を」。

季節菓子「スイカ」(7月中旬~8月販売)¥400/風土菓 桃林堂 青山表参道本店
3.水ようかんが納まった色鮮やかな青竹で涼の風情を
今年生まれの竹に水ようかんが流し込まれた「竹露」は、京都の老舗が贈る夏の名物。「すがすがしい竹が目にとまり、ふわっと香るだけで涼しげ」。もちろん、風味が凝縮されたあずきのあっさりとした甘さやなめらかなのどごしも暑さをすっと鎮めてくれる。つややかな緑が映える黒漆の折敷は新宮州三さん作。くりぬきのある裏面を表にしてあしらった。

竹露(4~9月販売)1本¥378(税込)/先斗町駿河屋
4.2色の水ようかんを組み合わせて、サプライズ
あずきのコクがしっかり味わえる上品な甘さの水ようかんはあずきとややあっさりめの白あずき、それぞれ粒あんとこしあんがそろう。「より口当たりの優しいこしあんの2色を選び、ほどよい大きさにカット。味の違いが楽しめるよう、並べて盛りつけました」。白磁の平皿は青みがかった色合いが美しい柏木円さん作。福森道歩さん作の湯飲みには山帰来を葉蓋に、新宮州三さん作の黒漆の隅切盆できりりと引き締めて。

白あずき水ようかん1棹¥3,400・水ようかん1棹¥2,600(5月下旬~9月中旬販売・2日前までに要予約)/上菓司 岬屋
5.朴葉の移り香も味わいを深める、木曽の郷土菓子
長野県・木曽地方に伝わる朴葉巻は、月遅れで行う端午の節句の祝菓子。米粉餅であずきあんを包み、ひと枝から広がる葉でひとつずつくるんで蒸したもの。「朴の葉がとれるこの時季だけの味。枝つきの姿がかわいいから、切り分けは食卓で」と千葉さんは、野趣にあふれるたたずまいとなじむ羽生野亜さん作の盛り皿へ。

朴葉巻(季節限定販売・1房5~7個つきの房売り)1個¥160/御菓子司 田ぐち

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