富岡佳子の「今、欲しい暮らしのモノ、コト」~霜月~

2018年10月21日
"春夏秋冬"のライフスタイルを提案する、富岡佳子さんの連載。「グツグツと煮えるおいしそうな音、蓋を開けるとふわーっと立ちのぼる湯気。そろそろ、温かい鍋料理を囲みたくなる季節です。最近は娘も忙しくなってきて、夫婦ふたりきりで夕食を、なんて日も増えてきました。夫とふたりなら、野菜料理と肉や魚料理の2品くらいで十分。鍋料理でしたら、あとは軽い箸休めが1品くらいあればといった具合です」と、富岡さん。

土鍋

料理もシンプルになってきて、新鮮な食材そのものを、なるべく手をかけずにおいしくいただきたい。そんな今だからこそ、いい土鍋が欲しいなと思うようになりました。食材の味を最大限引き出し、きちんと仕事をしてくれるクオリティの高いもの。寂しくなりがちな食卓に、見栄えのする美しいデザインで、飽きずに長く愛せるものがあったらいいなと思います。
ずっと気になっていたのが伊賀焼、圡楽の黒鍋。少し浅めで、鉄釉の黒光りした肌が存在感を放つ土鍋です。丈夫で、食材が軟らかく仕上がり、鍋料理はもちろん、油をひいてステーキを焼くこともできるとか。長い間、形を変えず、料理のプロたちにも愛されてきたのには、きっと理由があるはずです。これからますます増える、夫とふたりだけの食卓。こんな土鍋をはじめ、いい道具に助けてもらいながら、シンプルにおいしく、を心がけたいなと思います。
富岡さんが気になっているという圡楽の黒鍋。「浅くて中身が見やすいのもいいなと思って」。耐火性に優れた伊賀の粘土を用い、すべてひとつずつ手づくりされている。サイズのバリエーションも豊富で1人用の6寸からそろう。黒鍋(尺2・直径約38×高さ16.5㎝・5〜7人用)¥30,000/圡楽窯(問doraku-gama.com)

[富岡さん]ニットワンピース¥56,000/アングローバル(イレーヴ) ピアス¥58,000/KAORU 伊勢丹新宿本店(カオル)

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