富岡佳子の「今、欲しい暮らしのモノ、コト」~卯月~

"春夏秋冬"のライフスタイルを提案する、富岡佳子さんの連載。まだまだ身の縮むような朝もあるけれど、少しずつ空気がゆるんでいるのも感じられる季節。富岡さんが最近よく飲むというのがレモネード。「50歳を前に、血液など体の検査をしたところハチミツとレモンをとるといいとすすめられて。それならレモネードを飲もうと。あまり自覚がなかったのですが、内臓の冷えもあるようなので、今はホットでしょうがを加えたりもして。暑くなってきたら水や炭酸水で割って飲もうと思っています」と、富岡さん。

ピッチャーとグラス

富岡佳子の「今、欲しい暮らしのモノ、コト」~卯月~_1_1
レモネードをおいしく飲むために、夏に向けて欲しいなと思っているのがガラスのカラフェやピッチャーと、グラスだとか。
「昨年、エクラの取材で訪れた韓国のショップで、カラフェに入ったぶどうジュースをグラスに注ぎ、出してくださいました。それがとてもおいしく感じられ、印象に残っているんです。市販のジュースでも、ほんのひと手間で素敵に見え、おもてなしの心が伝わるなと思いました」
写真のものは、スウェーデンのインゲヤード・ローマンさんがデザインしたピッチャーとグラス。むだのない美しいフォルムで、ひとつひとつ微妙に表情が違う手作りのぬくもりがあり、繊細すぎないところも魅力。
富岡佳子の「今、欲しい暮らしのモノ、コト」~卯月~_1_2
「人の手がかかっているなと感じられるガラス器ですよね。自分で飲むときも、お客さまにお出しするときも、ピッチャーに移すだけで、見た目はもちろん、気分も味さえも変わる気がします。ていねいな暮らしはなかなかできないけれど、ていねいに作られたものを選んで使っていきたい。“モノから伝わること”ってあると思うんです」
インゲヤード・ローマンさんは、1943年生まれのスウェーデンを代表する女性デザイナー、陶芸家。凛とした美しいデザインの日常使いできるガラス器や陶磁器にはファンも多い。昨年、東京国立近代美術館工芸館で開催された個展も話題に。スウェーデンのガラスメーカー、SKRUFのためにデザインされたこちらは、口当たりも柔らかく、ハンドメイドの温かさを感じる。SKRUF Bellman ピッチャー 1000㎖ ¥13,400・同グラス 各¥5,900/サンク

[富岡さん]シャツ¥36,100/ヴィンス 表参道店(ヴィンス)

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