お買い物以上の、価値と魅力がある街。黒田知永子「大人の銀座歩き」 五選

ずっと憧れだった銀座ならではの風格や洗練された美意識。エクラ世代になった今だから触れてみたい素敵なもの、価値あるものを、黒田知永子さんがご案内。
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1.銀座歩きの始まりは、アートなウィンドウと展覧会から
「銀座メゾンエルメス」
’01年に完成したレンゾ・ピアノによるガラスブロックの建築は、銀座の街を明るく照らす行灯のよう。ウィンドウ・ディスプレイもアーティスティックで、夢あふれるアプローチが銀座の地によく似合う。広々とした店内は居心地もよく、「ファッションだけでなく、インテリアも見入ってしまいます」。
アートな銀座を語るうえで欠かせないアドレス。メゾンの年間テーマに合わせて、さまざまなクリエイターが手がけるウィンドウ・ディスプレイは、「街にひらかれた劇場」(※写真の展示は終了)。さらに見逃せないのが8階の「フォーラム」での展覧会だ。現在、『「うつろひ、たゆたひといとなみ」湊 茉莉展』(~6/23)を開催中。古代からの人類の営みを彷彿とさせる、大胆かつパワフルな作品は圧巻。ファサードペインティングは6/2までの公開!

中央区銀座5の4の1 
☎03・3569・3300 
11:00~20:00(日曜は~19:00) 不定休
※フォーラムは閉場30分前までの入場、入場無料

トレンチコート¥150,000(ザ ハイアリン)・ワンピース¥83,000(ポステレガント)/以上ストラスブルゴ ピアス¥108,000・ブレスレット¥66,000・バッグ¥353,000・バッグに結んだスカーフ¥86,000/エルメスジャポン(エルメス) 靴¥85,000/リエート(サントーニ)
2.洋の東西を問わず、骨董と新しいもののマリアージュを楽しむ
「サンモトヤマ銀座本店 アート・ライブラリー」
古伊万里とオールドバカラが現代作家の漆の器や竹のカトラリーと取り合わせられる。北欧の家具とペルシャの絨毯が和の感性によって配置される。その研ぎすまされたセンスが、このアート・ライブラリーの真骨頂だ。
「ここではアフリカのお面、秋田杉の照明、デンマークの家具も同列に扱っています。日本独自の“和えて見立てる”感性によって、さまざまな国の古いものや日本の現代のプロダクトが出会い引き立てあう。ここは文化の国際結婚の場だと思っているんです」と話してくれたのは、『サンモトヤマ』の茂登山貴一郎さん。これからの時代、個人の時間をどう豊かにしていくか? お客さまからも学ばせてもらいたい。そういう思いから、「アート・ライブラリー」という名をつけたという。
「友だちに教わってここを訪れるようになったのだけど、オールドバカラの小ぶりなコップや、カメルーンの鉄の貨幣の置物など、ほかにはない好みのものばかりでいつもため息が出ます。コンディションのよさも魅力ですね」と、黒田さんもうっとり。

中央区銀座6の6の1銀座凮月堂ビル4F
☎03・3573・0030
11:00~19:00(日曜、祝日は~18:00) ㊡年末年始
http://www.sunmotoyama.co.jp/

ワンピース¥63,100/ヴィンス 表参道店(ヴィンス) ピアス¥78,000/ストラスブルゴ(サイモン アルカンタラ) バッグ¥318,000/ヴァレクストラ・ジャパン(ヴァレクストラ)
3.聞香も体験できる、銀座の香文化の発信地
「香十 銀座本店」
仏教とともに祈りのお香が日本に伝わり、やがて香道として和の生活文化に。その雅やかな香りの世界を身近にしてくれるのが、リニューアルオープンしたばかりの『香十 銀座本店』。
「畏まらずカジュアルにお香を体験していただけるよう、店の奥にバーカウンタースタイルの席を用意しました。まずは香木体験コースで、季節に合った3つの香木を電子香炉で楽しんでみてください」と、広報の伴在貴弥さん。
 スタッフのかたに教わりながら、香炉を持ち、手で覆ってためた香りを深呼吸するように聞く黒田さん。
「繊細な香りに気持ちを集中させると、感覚が研ぎすまされ、浄化されるような感じがしますね。家でも掃除をしたあとに、お香を焚くんですよ。部屋の空気がさっぱりするし、不思議と気持ちが落ち着くんです」と話す。
 ここではスティック状のお香から、名刺入れに入れる『名私香』、ルームフレグランスなど、和の香りを日常に取り入れるためのさまざまな商品がそろう。和の空間だけでなく、現代のインテリアや洋服にも合わせてみたい。

中央区銀座4の9の1 B1
☎03・6264・2450 11:00~19:00
㊡年末年始 https://www.koju.co.jp/

ワンピース¥138,000/オンワードグローバルファッション(ジル・サンダー ネイビー) ピアス/私物
4.文化の香る銀座ならではの、和花取り扱い店
「野の花 司」
清楚な山野草やおおらかな枝ものは、生け花や茶花だけでなく、今ではギフトにもよく使われるように。黒田さんも「以前、こちらのアレンジメントをいただいたことがあって、とても新鮮でした」と話す。枝ものに野の花を組み合わせた花束は華やかさには欠けるかもしれないが、日本の季節感にホッと心がなごんだり、山の景色を思い出して懐かしくなったり。楚々とした和花を暮らしに取り入れたくなる。

中央区銀座3の7の21
☎03・3535・6929
10:00~19:00
(日曜、祝日は11:00~18:00)
㊡年末年始
www.nonohana-tsukasa.com

ワンピース¥138,000/オンワードグローバルファッション(ジル・サンダー ネイビー) ピアス/私物
5.固定観念が覆される、独創的な
ビーガンのメニューを味わって「FARO」
イタリア料理界の最前線で20年活躍する能田耕太郎さんをエグゼクティブシェフに迎えた、東京銀座資生堂ビルの『ファロ』。日本各地のオーガニック食材やハーブを使い繰り広げられる料理は、想像をはるかに超え、素材の組み合わせ、味と香りにときめかされる。特にビーガンコースは「これが菜食?」と驚くほど、多彩で満足度が高い。
「むしろビーガンじゃない人に食べてもらいたいんです。毎日各地から届く約150種の食材は、日本の気候風土が生み出したかけがえのないもの。その旬を味わってほしい」と能田シェフ。
 黒田さんのテーブルにサーブされた美しい緑のひと皿は『ディル香るじゃが芋はるかのニョッキ』。口に入れた途端、驚いたような表情、そして笑顔があふれた。「ディルのさわやかな香りとじゃがいもの優しい風味が溶け合って。元気な野菜の味がしますね」と。
 イタリアンのエッセンスと和の食文化が融合した野菜や果物、穀物のレシピは、銀座が世界に誇る味。メイドインジャパンの器やカトラリー、和紙を使ったインテリアも美しく心地よい。

中央区銀座8の8の3東京銀座資生堂ビル10F
■0120・862150/☎03・3572・3911
予約受付11:00~22:00
12:00~13:30(LO)、18:00~20:30(LO)
㊡月・日曜、祝日、夏季(8月中旬)、年末年始
https://faro.shiseido.co.jp/

ワンピース(三越伊勢丹限定)¥239,000/マックスマーラ ジャパン(マックスマーラ) ピアス¥25,000/エドストローム オフィス(オール ブルース) 靴¥95,000/リエート(サントーニ)
  • 「美しいもの」に出会える、大人の銀座ならではのアドレス3

    日本文化の発信地「銀座」には、アラフィー世代になったからこそ一層魅力を感じられる、粋なお店がたくさん。現代作家の工芸品やユニークな展示が魅力の個性派書店、質の高い更紗小物を取り揃えた老舗呉服店まで、秀逸なセレクトがキラリと光るお店を、黒田千永子さんのコメントとともにご案内。

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