「美しいもの」に出会える、大人の銀座ならではのアドレス3【黒田知永子の銀座歩き】

日本文化の発信地「銀座」には、アラフィー世代になったからこそ一層魅力を感じられる、粋なお店がたくさん。現代作家の工芸品やユニークな展示が魅力の個性派書店、質の高い更紗小物を取り揃えた老舗呉服店まで、秀逸なセレクトがキラリと光るお店を、黒田千永子さんのコメントとともにご案内。

毎日の食卓に映える、現代作家の工芸品がそろう

日々(にちにち)

「以前のギャラリーで佃眞吾さんや森本仁さんの個展にうかがっていたので、’18年の移転オープンを楽しみにしていました」と、黒田さん。すでにこちらにも何度か足を運んでいる。日々気軽に使えて飽きがこない、料理映えする器や花器が多く、おなじみの作家だけでなく、新しい作り手の発掘にも力を入れている。個展は年間約35本。陶器だけでなく、ガラス、木、金工の作品も。最近は料理好きな男性客や外国人客も増え、ますます活気が。
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型吹きガラスの器は、谷口嘉さんの作(6/21〜26に作品展開催)。クリアな質感と金彩の縁のラインが美しい。
グラス¥12,000・オーバル鉢¥13,000
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柔らかな自然光の入る店内は器の色合いがわかりやすい。力強い染付の器は加藤委さんの作品
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ディスプレイとしても魅力的な引き出しの中には、安斎新さん・厚子さん夫妻の作「てふてふの豆皿」¥1,800などが(以上、すべて常設展示の作品)
【Data】
中央区銀座3の8の15 APA銀座中央ビル3F
☎03・3564・1221 12:00~19:00(作品展最終日は〜17:00) ㊡木曜、年末年始
Instagram @ginzanichinichi

「一冊の本」から着想を得た展示が魅力の、個性派の書店

森岡書店

一冊の本と、それにまつわる世界を5坪ほどの空間に展示し、著者と読者をつなぐユニークな書店。取材時には多肉植物を扱うユニット『TOKIIRO』の洋書と、シックな器を使った寄せ植えの販売も。「実際に著者のかたとお話ができ、かわいい植物の生態や世話の方法も教わりました。本をアートのように扱う発想、素敵ですね」と黒田さん。著者目当てに来る人もいれば、最近はミニマルな日本文化に触れたいという海外からのお客も多いそう。
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取材時には『Stylish SUCCULENTS』を取り上げ、著者であるTOKIIROの近藤義展さん・友美さん夫妻が在店。5月以降のスケジュールはTwitterやInstagramなどで発信
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「4年がたって、最近は企画をいただくことも増えました」と話す店主の森岡督行さん
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実際に多肉植物に触れることで、著書の世界をリアルに感じられる
【Data】
中央区銀座1の28の15鈴木ビル1F
☎03・3535・5020 13:00〜20:00 ㊡月曜、お盆、年末年始 Twitter @morioka_ginza

古きも新しきもそろう。質の高い更紗小物にうっとり

銀座むら田

趣味のよいきものや帯はもちろん、インド更紗(さらさ)やバティックを使った小物、綿の風呂敷なども見応えがある。更紗好きの黒田さんは帯に目をとめ、「インドの古布を使った更紗帯、紬に合わせたいなあ」と目を輝かせた。聞けば150年以上たった布だとか。このような貴重な布は小さな端切れもむだにせず、古帛紗(こぶくさ)や名刺入れ、楊枝入れなどに仕立てられる。代々、手技を大事にしてきた老舗呉服店ならではのセレクトにため息。
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更紗布の世界は奥が深い。時代を経た風合いもまた魅力。名刺入れ(¥1,400~)や茶扇子入れ(¥5,000~)で取り入れて
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古いインド更紗で作られた数寄屋袋¥25,000、巾着袋¥26,000。かわいい色柄に見とれて
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シケ引き紬に和更紗帯を着こなす店主、村田あき子さんは6代目。「伝統的な手技による織りのものに惹かれますね」
【Data】
中央区銀座6の7の7
☎03・3571・2077 10:30~18:00 ㊡日曜、祝日、夏季(8月中旬)、年末年始 www.ginzamurata.co.jp

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