<10年後に向けて投資をする>20年間非課税で運用可能!初心者でも安心な「つみたてNISA」

定年まであと10年前後のアラフィー世代。お金を殖やすために「投資」を考えるひともいるのでは? しかし定年まであまり時間がないアラフィー世代は、資産を大きく減らすことは避けたいところ。投資の3原則を体現し、運用中に出た利益が非課税になる『つみたてNISA』を、社会保険労務士の井戸さんがご紹介。
教えてくれたのは…
ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士 井戸美枝さん

ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士 井戸美枝さん

わかりやすい解説でメディアで活躍。著書に『100歳までお金に苦労しない定年夫婦になる!』(集英社)、『5年後ではもう遅い! 45歳からのお金を作るコツ』(ビジネス社)など。

投資の3原則を体現し、初心者でも安心【つみたてNISA】

つみたてNISA

月3万円を10年積み立てると、累計積立額は360万円。3%で運用できたと仮定すると、10年で運用益が59.2万円で、最終積立額は419万2243円。課税口座より12万円ほど節税に。金融庁NISAサイトで試算を。

投資商品は、金融庁お墨付きという点もGOOD

つみたてNISAに投資する
昨年スタートしたばかりのつみたてNISA。そのせいか、読者アンケートでは、実践している人はほぼ皆無。

「投資初心者や運用できる期間が10年以上ある人は、ぜひトライしてほしいですね。毎月一定額で投資信託やETF(日経平均株価やTOPIXの値動きに連動した上場投資信託)などを積立購入していくもので、年間40万円まで、最長20年間投資できます。しかも、運用利益は非課税ですから、通常の口座で投資をするより、ずっとお得です。NISAと重複利用はできませんが、すでにNISAをやっている人も、変更手続きをすれば、つみたてNISAを始められます」

毎月の積立額は金融機関によって異なり、最少額はなんと100円! 最大額は3万3333円。積立額は途中で変更可能なので、まずは少額で始め、慣れてきたら金額を増やすというのも一案。

購入できるのは、金融庁が基準を定め、長期&分散投資に向いている投資信託やETFに絞り込まれているのもポイント。リスクが低いインデックス型が大半で、信託期間が短いものや手数料が高い商品は含まれていないため、安心して選ぶことができる。

「つみたてNISAやNISAはいつでも売却・解約が可能。なので、大きく値上がりした時点で売却し、現金化することもできます。リーマンショックのときに株式市場は大幅に下落しましたが、10年で値が戻りました。20年もあれば、購入時より価格が上がる時期がくる確率は高いと思います。だからこそ、早めに始めるのが得策です」

《 つみたてNISAは20年間非課税 》

つみたてNISAは20年間非課税
つみたてNISAが非課税で運用できるのは最長20年。非課税期間を過ぎても、特定口座という通常の運用口座に移管すれば、運用を続けることは可能(ただし、運用益は課税される)。投資できるのが10年だとしても、2019年から始めれば、最後の投資は2028年。2028年に積み立てたものは20年後の2047年まで非課税で運用できる。
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