新たな挑戦で「働きたい」…けれどどうなの? エクラ世代の再就職事情

2017年2月1日
子どもも手が離れ、この先の人生を考えて何かを始めたい!と思ったときにまず浮かぶのが「働きたい」。でもブランクは長いし、雇用ニーズはある…? 気になる再就職事情を専門家が解説!

エクラ世代の雇用は今後ますます増えていくはず

「カウンセリングに来られるかたも就職関連のセミナー参加者も、50歳前後の女性が目立ちます。子育てが一段落し、新たな生きがいを仕事に見出したいという人もいれば、離婚して新たな道を歩むために経済力をつけたいという人も。この年代は人生の転換期ですね」と、西村明希子さん。

 とはいえ、経済が先行き不透明な中、エクラ世代の雇用ニーズはあるのだろうか?
「昨年施行された『女性活躍推進法』は、エクラ世代にとって追い風になっています。企業は、女性や高齢者の活用をアピールするために、雇用を促進していますから。第一少子化で、将来の労働力が不足するのは明らか。政府は、60代以降も働いてもらうための施策を今後も打ち出すでしょうから、需要はますます増えると思います」

 ブランクが長く、ビジネススキルに不安を抱えている人も少なくないけれど。
「子育てや地域活動に携わってきたのならコミュニケーション能力や気くばりには長けているのでは? それは立派な武器になりますし、ビジネススキルは働きながらでも身につけられます。実際、企業のエクラ世代への評価は高いんですよ。その一方、『イヤだとすぐにやめてしまう』という声もあるので、覚悟をもって働いてほしいですが。ブランクが気になるなら、東京しごとセンターや各自治体の男女共同参画センターなどに相談するのも一案です。

 70歳まで働く社会になることを考えたら、あと20年ある。最初はパートやアルバイトからであっても、今のうちに働きはじめれば、きっと60代以降はバラ色ですよ」

■「女性活躍推進法」とは?

女性の登用促進と、個性や能力が発揮できる社会の実現を目的にした法律で、’15年成立、’16年施行。国・地方公共団体、301人以上の大企業は、「自社の女性の活動状況把握・課題分析」「数値目標と取り組みを盛り込んだ行動計画の策定・届出・周知・公表」「自社の女性の活躍に関する情報の公表を行う必要」が義務づけられるようになった(300人以下の中小企業は努力義務)

東京しごとセンター
都内での雇用・就業を支援するために東京都が設置。年代別にキャリア・カウンセリングやセミナーなどを無料で実施している。また、家庭と両立して働きたい女性のための専門窓口「女性しごと応援テラス」を設け、女性の再就職支援を行っている。

●お話をうかがったのは…
キャリアコンサルタント 西村明希子さん
「Career-A」代表。大学卒業後約20年間キャスターとして活躍し、’08年から現職。女性の生き方やキャリア開発に力を注ぎ、自治体や企業、大学などでもセミナーを開催。2女の母。

What's New新着記事

Recommendおすすめ記事

FEATURE
ランキング
FOLLOW US
編集部から届くメールマガジン
会員限定プレゼントや特別イベントへの応募など特典が満載
新規会員登録