読者発!「親の負動産」私はこうしました!【どうする?親の“負”動産】

コロナ禍は「価値ある不動産」にも変化をもたらす可能性があるものの、劇的に変わるかどうかは、現段階では予測不可能。そこで今回は、読者から寄せられた「親の負動産」体験エピソードをご紹介。

【残念!】

約20年前、親が家賃収入目当てでマンションを建て、最上階を自宅に。ところが7年前、父が病気になり、私の家の近くに転居することに。マンションは売却したけれど、ローン残金を払ったらほとんど残らず。売却前後も、手続きなどが面倒で疲れました。(54歳・主婦)

【成功!】

山梨県にある敷地200坪の夫の実家を1年前に相続。売ってもたいした額にならないし、東京から車で3時間で行けるので、セカンドハウスとして所有することにしました。実は、定年後の移住も視野に入れてのこと。それが、今回のコロナ禍で、夫の勤務先がリモートワークを決定。すでに子供たちも独立しているので、定年を待たず、移住しようかと現在準備中です。密とは無縁で、自然豊か。1年前、二束三文で売らなくてよかった!(51歳・パート)

【残念!】

親がバブル期に購入したリゾートマンション。誰も使わないのに、老朽化と高い管理費がネックで売れず。年数十万円払って所有しつづけています……。(50歳・フリーランス)

【満足!】

地方にある実家は、土地95坪、5DKに店舗がついた木造住宅。父が亡くなって廃業しましたが、母ひとりには家が大きすぎ、店舗はガラス張りで安全面も不安。そこで、姉妹3人で話し合い、遠方に住む私と姉は相続を放棄し、妹が家を建て直し、母と暮らすことに。土地が広くて手入れが大変なので、新築する際、土地の一部を売却したほうがよかったかもとは思うものの、家族みんな満足しています。(47歳・会社員)

【成功!】

空き家化している親の家は、湘南の別荘地にある一軒家。買い手が見つかるまでと思い、レンタルハウス管理会社に登録したら、期待以上に利用があり、ちょっとした収入に♡(48歳・自営業)

【模索中!】

父の定年後、両親は九州に移住。その後父が他界し、今は母ひとりで暮らしています。その母も76歳になり、いずれは関東に住む私と同居したいと希望。家も庭も広大なので、買い手がつくかどうか不安だったのですが、調べたところ、その自治体は空き家対策に力を入れていて、さまざまな補助や助成制度を用意してくれているよう。そういった制度を活用しながら、母が安心して老後をこちらで過ごせるよう、いろいろ模索中です。(54歳・画家)

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