50代、女友だちのお悩み。友達と関係を続けていく3つの鉄則【いる友だち、いらない友だち】

コロナ禍による自粛生活をきっかけに、再び、友人関係に悩む人がじわじわと増加中の今、「いる友だち」「いらない友だち」を見極めはじめている人も多いのでは? 今回は専門家が「友だちとの向き合い方」を解説。これからも仲良くしたい友人と関係を続けていくコツを教えます。
教えてくれたのは…
高見 綾さん

高見 綾さん

心理カウンセラー。カウンセリングサービス所属。東京・名古屋にて面談カウンセリングを行うほか、心理学講師としても活動。恋愛・結婚、友人関係に関するテーマを中心に女性誌やマイナビウーマンなどのweb媒体で活躍。著書に『ゆずらない力』がある。

必要な友だちとこれからも関係を続けていくには?

友人と自分の関係は合わせ鏡のようなもの。互いに必要とされる存在でいるためには、どんなことを心がければよいのだろう?

「友情も恋愛と同じで、一緒にいて心地よいと感じる相手とは何度でも会いたくなります。心地よい関係でいるために大事なのは“相手を変えようとしない”こと。理想の友人関係を望むあまり、相手に変わってほしいと思うとギクシャクするし、ムダなエネルギーを使うことになります。価値観や考え方が異なっているのは当然、互いの個性を認め、尊重し合う気持ちをもちましょう」

相手の状況を思いやり、必要以上に踏み込まないことも鉄則だ。
「大人にはそれぞれの事情があります。教育や家計、仕事、病気など相手が触れてほしくない領域には、どんなに仲がよくても踏み込まないことを肝に銘じてください」

必要な友だちと関係を続けていくには?

相手に求めるばかりでなく、自分の心を整えることも心がけたい。

「更年期や介護の問題があり、読者世代の女性は心が揺れやすくなっています。心が安定した人と一緒にいると楽しいし、付き合いもうまくいくもの。心が疲れたときに自分で自分を癒すことができると、友人関係がスムーズになりますね。また、欠点や弱さも含めて“自分”という人間を受け入れ、好きになりましょう。自分の弱さを認められる人は他人の欠点にも寛容になれますから」


理想を求めてポジティブにがんばるところはアラフィー世代の魅力だが、時には力を抜くことも必要。

「友人関係に対しても私ががんばればなんとかなると、前のめりになっていないでしょうか。人間関係は常に変化するし、どんなにがんばってもうまくいかないことがあります。時には現状を受け入れることから始めてみることも必要です」

 

エクラ世代からの友だち関係「3つの鉄則」

1.相手を変えようとしない

自分と同じ価値観をもち、同じ方向を見てほしいと望むのは20代の初めまで。大人の女性は相手の個性や考え方を尊重し、自分の理想を押しつけて相手を変えようとしないこと。

2.相手の状況を思いやる

自分が触れられたくないことを相手にも聞かないのは、友だちうんぬん以前に人としてのマナー。相手の家庭に受験生や病人がいるケースも。連絡をとるときは先方の状況を考えて。

3.欠点も含めて自分を好きになる

自分のよさを認められず自己肯定感が低い人は、他人に嫉妬したり、他人の失敗を許せない傾向がある。ダメな部分を受け入れて自分を愛せる人は、他人に対しても寛容になれる。

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