長引くコロナ禍の影響で、気持ちが再び迷走しはじめているエクラ世代も多いのではないだろうか。
思いっきり解放したいのに、どこかでセーブしてしまう。そのせいなのか、心も美しさももんもんと立ち止まったまま。
だから、すべてが生まれ変わる夜、このうえない贅沢に自らをゆだねてみるのはどうだろう。肌も体も、そして心も。例えば、ベッドに入る前にあえてフレグランスをまとう。空間をほのかな明かりと香りの癒しで仕立てる。肌には極上の使い心地と確かな予感という選択。こわばった表情に芯から効くのは香りたつまろやかな浴槽。
全身を磨き上げるという余裕も加えて。自分を愛おしむように、そのひとつひとつをじっくりと味わってみる。いつもより、ゆっくりとていねいに。誘(いざな)うのは、厳選した自分好みのセンシュアルなアイテムたち。アクセントのない日常も、行き場を見失いがちな閉塞感もすべて忘れて自分と向き合う時間。美しさが再び動きだす気配を感じながら。