Digital × 北斎特別展「大鳳凰図転生物語」へ

東京オペラシティにあるNTTインターコミュニケーション・センターのギャラリーで開催されていた、Didital × 北斎特別展「大鳳凰図転生物語」展に足を運んでみました。
正直、日本画には興味が持てずにいましたが、ふと流れてきたこの展覧会の広告に目が止まり、観覧してきました。
NTT インターコミュニケーションセンター
NTT インターコミュニケーションセンター
NTT インターコミュニケーションセンター
この特別展は、葛飾北斎が晩年に数回足を運び、肉筆画に力を注いだ長野県小布施町滞在時の代表作といえる岩松院本堂天井絵「鳳凰図」、通称「八方睨み鳳凰図」が中心の展覧会です。
「鳳凰図」実物大
鳳凰図」実物大
「鳳凰図」は、岩松院本堂の天井に描かれた間口6.3m、奥行5.5mの天井画です。
2019年からこの絵に関する調査が開始され、その過程で新たな発見があり、最新技術で高精細デジタル化されたものです。
鳳凰図」実物大
この展覧会では、「鳳凰図」を実物大で鑑賞できると共に、岩松院本堂を再現した3Dダイブシアターにて、江戸時代にタイムスリップしたかのような空間で、臨場感たっぷりに「鳳凰図」の天井画の迫力が楽しめました。
3Dシアター内の天井画
3Dシアター内の天井画
「鳳凰図に描かれた鳳凰の鮮やかな色彩、鋭くもどこか優しく温かな眼差し、凛と羽を広げる堂々とした姿はとても印象的でした。
直感的に女性らしさを感じ、じっと見るにつけて、やはりどうしても雌にしか見えませんでした。観る人によって違うのかもしれません。
浮世絵師として名を馳せた北斎は、表現手段として浮世絵版画、挿絵、絵本など多数用いましたが、その集大成としたのは肉筆画でした。その肉筆画2作品「詠歌美人図」と「雲龍図」のマスターレプリカも紹介されていました。
「詠歌美人図」
「詠歌美人図」
「雲龍図」
「雲龍図」
同時開催されていたDigital × 北斎【破章】北斎vs 廣重 美と技術の継承と革新も、葛飾北斎の「富嶽百景」と歌川廣重の「東海道五拾三次」の対比が興味深かったです。
「富嶽百景」
「富嶽百景」
「富嶽百景」
「東海道五拾三次」
「東海道五拾三次」
西洋画にも影響を与えた北斎の浮世絵
西洋画にも影響を与えた北斎の浮世絵
今まで関心を寄せられなかった日本画の世界に少し触れ、僅かながら興味を覚えました。
もっと日本の文化を学んで行くべきかと自省した時間にもなりました。
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仁見

仁見

東京都在住。一女一男の母。趣味は読書、ミュージカル鑑賞。最近は、デパコスからプチプラまで良さそうな美容商品を試すことを楽しんでいます。

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