絢爛豪華な「国宝 迎賓館赤坂離宮」に行ってきました

真夏の太陽が降り注ぐ7月某日。お友達と一緒に東京港区元赤坂にある迎賓館へ行ってきました。和風別館・本館・庭園のガイドツアーをご紹介します。
迎賓館 門
迎賓館といえば、言わずと知れた
日本を訪れる世界中の賓客をもてなす場所です。

東京に来たなら「迎賓館に行ってみたい」というお友達のリクエストで
「和風別館・本館・庭園」のガイドツアーに行ってきました。
最寄駅は赤坂ではなく四ツ谷になります。
迎賓館 本館前
現在、公開日であれば本館・庭園は事前予約なしでも参観できますが
私たちは和風別館も見学したかったので、
和風別館・本館・庭園を巡る
ガイド付きツアーを予約しました。
迎賓館 噴水
このツアーに参加する場合、ツアー開始30分前までに
西門(学習院初等科側)から入場し、受付を済ませます。

受付係員から「和風別館参観者の集合場所」が案内されます。
次に、検査場で手荷物検査を受け、ボディスキャナーのゲートを通過してから
チケットを購入します。

その後は、集合時間まで第二事務棟でお手洗いを済ませたり
荷物を預けたり、ビデオを見て涼んだりもできます。
迎賓館 噴水前
集合場所は国宝に指定された噴水の近くなので
少し早めに行って、本館の外観や噴水をバックに写真撮影するのもオススメです。

夏の迎賓館の参観は、日陰がほぼないので
日傘&帽子が必須ですよ。
和風別館 遊心亭前 池
まずは和風別館「遊心亭」へ。
ここは事前予約した人だけが入れる空間です。
和風別館の見学は、1組15人。
各部屋を係員の案内でまわる
ガイドツアー方式が採用されています。
  • 和風別館 盆栽

  • 和風別館 遊心亭前の池と樹木

迎賓館は、日本における唯一のネオ・バロック様式の宮殿建築物ですが
遊心亭は純和風のおもてなしで、外国の賓客をお迎えするための施設です。

正面玄関や坪庭、主和室、茶室、即席料理室など
ゆっくり「和」を楽しんでもらうための
細やかな心遣いが随所に施されています。

ガイドさんは知識が豊富で、ユーモアもあり
こだわりの様式やちょっとした豆知識、
世界の賓客の貴重なエピソードなどを交えて
興味深い解説をしてくださいます。

ドナルド・トランプ前アメリカ大統領とメラニア夫人に関する
クイズを出題してくださったのですが、
誰も正解できず、答えは分からないままです(笑)。
答えはわかった人だけが知る、なのです。
迎賓館本館前の花壇
和風別館を約1時間ゆっくり見学した後は
本館や庭園を自由に参観できます。

まずは、ガイドさんオススメの構図で映え写真をパチリ。
前庭
明治42年に東宮御所(皇太子の居所)として建設された迎賓館。
現在は海外の国王、大統領、首相などをお迎えする場所として、
また主要国首脳会議などの国際会議の場としても使用されています。
迎賓館 門と本館
平成21年には、本館、正門、主庭噴水などが
明治以降の建造物として初めて国宝に指定されました。
そんな貴重な空間を、自由に参観できるのですから
観光スポットとして人気なのも頷けます。
海外からの賓客を最初に迎える玄関ホールから
その豪華さに感動します。

要人の表見訪問や首脳会談が行われる「朝日の間」
2019年4月に改修を経て、再生した
朝日の間の象徴である「女神」の天井画が
特に印象に残りました。
迎賓館 門
他にも、総理大臣による外国元首との首脳会談や
条約調印にも使われる「彩鸞の間」や
晩餐会が催される「花鳥の間」、
歓迎式典や晩餐会の招待客に食前酒を振る舞う場として
使われるほか、演奏会が行われることもある
「羽衣の間」などが見学できます。
迎賓館 本館 門
正面玄関の鉄扉。上部には菊花、扉左右に桐の紋章が配されている。
どの部屋も、西洋の建築様式の中に
日本的な要素が散りばめられています。

各部屋にはボランティアの方が常駐し
色々な情報を伝えてくださり、質問もOK。
賓客が実際に使用するお部屋を
ありのままに見られるのは、本当に貴重な経験でした。

詳しい解説を伺うと、西洋の真似ではなく
西洋と日本文化が見事に融合している点こそが
迎賓館の魅力なのだと、改めて感じます。
迎賓館 前庭で記念撮影
ヴェルサイユ宮殿の前庭に倣って
花崗岩(ビンコロ石)約25万個が敷き詰められた広い前庭では、
まるでヨーロッパを旅しているような気分に〜。
こんな雰囲気のある写真も撮れちゃいます。
迎賓館 パンフレット
本館、和風別館はセキュリティの関係で、
残念ながら館内での写真撮影はできません。

その代り、全38ページ
オールカラーの素敵なパンフレットがもらえます。
迎賓館 本館外観
非日常のきらびやかな世界を体験できた「迎賓館赤坂離宮」。
豪華絢爛な建物内は、目が眩むほどの美しさです。
私は2回目でしたが、6年ぶりの参観は新しい発見の連続でした。
まだ訪れたことがない方は、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

そして、今年の暑さは格別ですね。
特に高齢の親世代にとっては本当に厳しい猛暑。
現在、父は入院中ですが
徐々に回復してきており
なんとか乗り切って欲しいと願うばかりです。

皆さまもお体にはくれぐれもお気をつけください。
CHIKAO

CHIKAO

東京都在住。ライター兼ディレクター。夫と社会人の息子の3人家族です。旅、食、インテリア、コーヒー、映画、神社巡りに興味津々!自分の楽しみや新しい挑戦、日々の気づきなどを楽しく発信していきたいです。

Instagram:chikachika_i

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