鎌倉をこよなく愛した文豪の茶亭へ。

一時は解体の危機も囁かれた後世へ継承したい建物で、心和むひと時を。

鎌倉で百年の時を刻む
茅葺屋根の数寄屋風建築。

今日から再び一般公開される
旧大佛(おさらぎ)次郎茶亭へ
先週末 一足早く伺いました。

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JR鎌倉駅から徒歩9分程。

大和塀に囲まれたお屋敷は、
大正〜昭和にかけて活躍した文豪
大佛次郎(1897~1973)が
友人や客人をもてなしていた場所。

そこが、今日OPENの
カフェ「大佛茶廊(おさらぎさろう)」です。

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この風情ある門構え。

以前も喫茶室として開かれていた大佛茶廊が
2019年に閉店となった時には解体も囁かれ、
この景観がどうか残されますように!と
祈っていました。

復活は心底嬉しいです!

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門には、
ネコちゃんのシルエットの
ご案内が。

大佛次郎は愛猫家としても知られ、
生涯にわたり500匹以上の猫と
暮らしたことで有名なのです。

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門をくぐると、
左手に緑豊かなお庭が。

よく手入れされています。

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真っ直ぐ進むと
カフェの入り口へ。

大佛次郎のこの茶邸へ
沢山の人をお招きしたのが想像できる
広々とした玄関。

「おさらぎ」という
大き目の板の表札に、
お招きいただいたような
心地良さを感じました。

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一歩足を踏み入れると、
修繕されて再生された
数寄屋建築の素朴な美しさに
心も和みます。

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窓の向こうにお庭が広がる
畳のお部屋へ。

当時、大佛次郎さんは
お友達とここでお茶やお食事をしながら
どんな話に花を咲かせていたのでしょう。

そんなことを思いながら、
心和む空間を満喫しました。

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お抹茶と共にいただいたのは、
鎌倉でおいしいと評判の
美鈴さんの生菓子。

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文学作品のみならず、童話や翻訳など
多様な作品を残した大佛次郎の写真も
飾られていました。

写真の奥には、
大仏さんの屏風が!

鎌倉の大仏さんの裏に
住んでいたことがあったことから、
大佛(=大仏)次郎というペンネームに。


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お茶をいただいた後は、
お庭を見学。

以前、春に伺った時に
枝垂れ桜がとても美しかった
記憶がよみがえりました。

季節ごとの変化を
眺めに来たくなります。

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茅葺き屋根と数寄屋風建築が組み合わさった
鎌倉市の景観重要建築物。
そして、風致保存会保存建築物でもあります。

後世へと受け継ぎたい建物で、
素敵なお茶時間。
是非、足を運んでみてください♪
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最後に・・・
今日のお出かけは
鎌倉・湘南の作家さんの作品コーデで♪

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カフェ『大佛茶廊(おさらぎさろう)』
2024年10月5日(土)OPEN
土日のみ11:00~16:00まで

※イベント開催時はカフェお休み。
※日常一般公開はしていません。
(9/29時点の情報)
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Naoko
Naoko

Naoko

神奈川県在住。Natural Lifestyle Designer。オリーブオイルソムリエ。鎌倉・湘南の素敵なコト・モノ・ジカンや、海街での日々の暮らしの「小さな幸せ」を綴っていきたいと思います。

Instagram:umimachi.lovelydays

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