【50代 お悩み おしゃれと美容】夫に理解されないエステ通い。60代以降の正しい“美容への考え方”とは?

“私”を貫くには、いったいどんな心構えが必要? 「60代以降の美容への考え方」について、歌手・俳優の中尾ミエさんとミュージシャンの野宮真貴さんに、本音でお答えいただきました。

〈お悩み〉友人は、エステに通うと夫に話したところ「この年で⁉」「それって誰得?」と反対されたそうです。私は自分のためだと思っていますが、きれいにしていたいメンタルをいつまで維持できるのか?と思ったりもします。60代以降の美容への考え方を教えてください。(52歳・会社員)

中尾さん 「誰得?」って、バカいってんじゃないわよ。そんなこといってる夫も、きっと怠惰な生活をして年をとって、みっともなくなってるんじゃない? だったら、まずは妻がきれいになれば、きっと引きずられてかっこよくなるはずですよ。お友だちもあなたも、自信をもってエステに行けばいいだって、これまで夫のため、子供のためって、さんざんがんばってきたんでしょ? だったら、これからもう一度自分に戻るんだと思って、なんでも自由にしたらいい。そうじゃないと、ここから先、もっと年をとったときに「ああ、夫のせいで、家族のせいでムダな時間を過ごした」と後悔しながら過ごすことになるなんて、もったいないじゃない。余裕があるなら、ここから先は、時間もお金も全部自分のために使いましょう! ついでに夫にも見栄えよくなってもらって、素敵な夫婦でいたらいいと思います。

野宮さん 実感として思うのは、60代以降は、美容=健康・元気であることこれまで見た目が一番だったとしても、だんだんそれだけでは立ちゆかなくなってきます。健康でいれば、口角が自然と上がりますし、血色もよくなる。姿勢よくいることも大切です。あと、きれいにしていたいのなら、エステより月に1回ヘアサロンに行くことを私はおすすめします。髪型が今っぽかったり髪がツヤッとしていると、赤い口紅をつけるだけのメイクがさりげなくおしゃれに見えるもの。メンタルとおっしゃいますが、そもそもおしゃれは悩むことではなく、楽しいこと。自分のためにきれいでいたいという気持ちがあるかたなら、ぜひそのまま突き進んでいただきたいですね。あと、いつもスマホのアプリでご自分の写真を修整してしまうかたは、修整画像のほうに自分を近づけていく努力もお忘れなく(笑)。

歌手、俳優・中尾ミエさん

歌手、俳優・中尾ミエさん

なかお みえ●’46年、福岡県生まれ。’62年のデビュー曲『可愛いベイビー』が大ヒット。伊東ゆかり、園まりと結成したスパーク3人娘で歌手活動するほか、俳優として数々の作品に出演。近年はバラエティでも人気を博している。著書に『76歳。今日も良日 年をとるほど楽しくなる70代の心得帖』(アスコム)など。
ミュージシャン・野宮真貴さん

ミュージシャン・野宮真貴さん

のみや まき●’60年、北海道生まれ。’80年代からソロで音楽活動を始め、’90年にピチカート・ファイヴに参加。ソロ最近作は『New Beautiful』(Speedstar Records)。著書に『おしゃれはほどほどでいい』(幻冬舎)など。’25年のバースデーライブは立花ハジメをゲストに迎え3月に東阪ビルボードライブツアー開催。
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