大人の学び 能を習っています 能を学んでいます①

それだけでは終わらない大人の習い事。飛び込んだ未知の世界で自己肯定感がアップしました。
2018年からjマダムとして誌面作りに参加させて頂いてます
はなのこと申します
宜しくお願いします

今年度初blogは
自己紹介も兼ねて
能について書きたいと思います

50の手習いで能を習い始めました

能とは本来長い演目になりますので
その一部を袴姿で舞う事を仕舞といいます

なので正しくは
能を習っていますではなく
仕舞を習っています

能にはいくつかの流派がありますが
私は金春流(こんぱるりゅう)になります
能舞台 松の木
お稽古場です。身が引き締まる空間です。
私事ですが
昨年末に2回目の発表会を終えました
その発表会は
「和多志の會錬成会」と名付けられ
意味としては
日頃の成果を自らの研鑽の場にしましょうという事らしく

では
研鑽とは?
みがき深める事だそうです

「和多志の會錬成会」
なんて素敵な言葉なんでしょう
うちの師匠はこんな言葉もサラッと思い付いてしまう魅力的な方なんです

発表会当日は
舞台の神様を味方に付け頑張りました
研鑽を積めたと思います
大人の学び 能を習っています 能を学んでいます①_1_2
そもそもが全く分からない能楽の世界
勢いで飛び込んだそこは未知の世界
知らない事が多すぎて
全てが新鮮
知らない事も恥ずかしくない 
全てが吸収
どんな小さな事も
全てが成長に直結します


初舞台から半年
今回は「熊野」という演目を舞いました
クマノとかいてユヤと読みます

舞だけではなく
独吟や7人での連吟にも挑戦しました
これも成長です

独吟→舞台の真ん中で1人で謡う事
連吟→数名で謡う事(コーラスみたいな感じ?)
能楽堂 松の木 能 謡 独吟
独吟の様子です
大人の学び 能を習っています 能を学んでいます①_1_4
〜熊野(ユヤ)と松風(マツカゼ)は米の飯〜
という言葉を聞いた事はありますか?

両方とも能の演目なのですが
「熊野」と「松風」はご飯のように皆んなに好まれるという意味だそうです
扇 金春流扇 歌本
また「熊野」は能の演目としては比較的華やかでお花見が舞台となっています

もし今この地点で
へぇ能ってちょっと観てみたいかもって思って頂けたら嬉しいです

実はこの「熊野」、内容を現代風に解釈するならば
パワハラ上司の話で🤭

どうですか?
益々観てみたくなりませんか?
昔からあるんだぁパワハラって!みたいな?
何か面白そうですよね
面白いんです

そこなんですよ

能の様な古典芸能って
敷居が高くちょっと難しいイメージがどうしてもあります
言葉も何を言ってるのか分からないしぃとか🤦
でも内容を現代風に解釈するとなかなか面白く
結構身近に感じる事ができるんです

ここで何がいいたいのかというと
大人の学びとは
それだけに終わらないと言う事です
大人の学び 能を習っています 能を学んでいます①_1_6
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私は同じ古典芸能でもある日本舞踊を
子供の頃から習ってきましたが
子供の頃って踊りを覚えるだけで
内容をちゃんと考えながら踊るっ子って少ないと思います
感じたままを自由に踊る事が逆に子供らしく
そこが受け入れられるのではないかなと

でも大人の学びには
もう1歩更に踏み込む楽しさがあるなって感じています

踊りの型を覚えるだけでなく
内容をちゃんと理解する事は
1歩踏み込んだからこそ体験できる楽しさがあります

着物の着付けも出来るようになりますよ
能の場合
普通の着方と違い襟を抜かない着方になります
帯も男性が和装で使用する角帯をになります
袴だってはけるようになります

どんな事でも知識が増える事や
新しい事が出来るようになるって嬉しいですよね
脳も活性化します
そして舞台に上がるという事は
自己肯定感アップにもつながっているって思うんです

これぞ大人な学びです
大人の学び 能を習っています 能を学んでいます①_1_8
現在私は5月にまたまたある発表会「和多志の會錬成会」に向け
「高砂」という演目を学んでいます

これは今までと違って
「掛け合い」があります
掛け合いとは
シテ(舞う人)と地謡(謡う人)が交互に謡いながら舞台が進んでいく事をいいます

ですから今私は自ら謡いながら舞うという新たな事にチャレンジをしているんです
早い話しが
歌って踊るアイドルと同じ 
それがなかなか難しく
改めてアイドルって凄いなぁみたいな
大人の学び 能を習っています 能を学んでいます①_1_9
また「高砂」はとてもおめでたい演目になるので
「高砂を覚えておくと本当に重宝しますよ!」と先生

それは
「誰かに頼まれた時に披露出来るでしょ!」という事を意味しています

そんな凄い事をサラッと
いとも簡単そうに言っちゃうのも
うちの師匠の特徴です

確かに私も過去に
親戚や友達の結婚式、海外でのレセプション等でどうしてもと頼まれ日本舞踊を踊った事がありますが...

汗汗汗💦

しかも
「能のいいところは日本舞踊と違い音響がなくても自分で謡いながら踊ればいいんだから便利よ」と師匠

なるほどねぇ🧐

私をなるほどとついつい思わせちゃうのも
うちの師匠なんです

正直まだまだ人様の前で披露できる程の腕前ではありませんが
それも目標のひとつになればいいかなと

まんまと師匠の言葉のマジックに引っかかっている私です
いや和多志です🤭


目標といえば
発表会を重ねいずれは
大勢のお客様が収容出来るような大きな能楽堂でも舞ってみたいなという密かな夢もあります
野望です

そもそも能を始めたきっかけが
国立能楽堂やセルリアンタワー能楽堂などプロの方が使用するような能舞台に立ちたいと直感で思ったからなんです
国立能楽堂 能舞台
憧れの国立能楽堂
能楽堂や発表会に
大きいも小さいもありませんが
目の前の課題を一つ一つこなしていった先に
夢が待っていると考えた方がモチベーションが上がりますね

次回のblogでは先週観てきた
師匠の舞台「蝉丸」についてお話ししたいと思います

今回も最後までお付き合い頂き有難うございました

はなのこ
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はなのこ

はなのこ

東京都在住。顔タイプアドバイザーをしてます。主人と息子、娘の4人家族で、歌舞伎鑑賞とK-POPが大好きです。よろしくお願いします。

Instagram:84shigemon

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