ヨーロッパでも有数の広さを誇るこの広場には、ルイ14世の騎馬像が優々と立ち、その周囲には思い思いに過ごす人々の姿が見られます。
フランスの古都リヨンを散策|旧市街と絶景を満喫
フランス中南部に佇む古都リヨン。時間がゆっくりと流れるこの街では、石畳の路地や歴史的建築、美味しい郷土料理との出会いが待っています。そんなリヨンの魅力をぎゅっと詰め込んだ、1日散策の旅へ。

1日散策の旅は、市内の中心にあるベルクール広場(Place Bellecour)から始まりました。
ヨーロッパでも有数の広さを誇るこの広場には、ルイ14世の騎馬像が優々と立ち、その周囲には思い思いに過ごす人々の姿が見られます。
ヨーロッパでも有数の広さを誇るこの広場には、ルイ14世の騎馬像が優々と立ち、その周囲には思い思いに過ごす人々の姿が見られます。

広場に立ち、周囲を見渡すとリヨンの街が一望できます。
向かって左手には落ち着いた雰囲気のサン・ジョルジュ地区(Saint-Georges)、正面と右手には観光の中心 サン・ジャン地区 (Saint-Jean)、右奥には歴史の香りが残るサン・ポール地区(Saint-Paul)、そして、その先の丘の上にそびえるのがフルヴィエール地区(Fourviere)です。
向かって左手には落ち着いた雰囲気のサン・ジョルジュ地区(Saint-Georges)、正面と右手には観光の中心 サン・ジャン地区 (Saint-Jean)、右奥には歴史の香りが残るサン・ポール地区(Saint-Paul)、そして、その先の丘の上にそびえるのがフルヴィエール地区(Fourviere)です。
私はフルヴィエールの丘を歩いて登ることにしました。
なだらかな坂道を上っていると、石畳の道や緑に囲まれた街並みに癒されます。
なだらかな坂道を上っていると、石畳の道や緑に囲まれた街並みに癒されます。


頂上に着くと、そこからの眺めはまさに絶景。サン・ジャン地区をはじめ、ソーヌ川、ローヌ川、リヨンの街全体が眼下に広がり、まるで絵画のようです。
この一帯がユネスコの世界遺産に登録されているのも、納得の美しさです。
この一帯がユネスコの世界遺産に登録されているのも、納得の美しさです。




丘の上にそびえるのが、リヨンの人々に深く敬愛されているノートルダム・ド・フルヴィエール大聖堂
(Basilique Notre-Dame de Fourvière).
この大聖堂は、1872年から1884年にかけて建設され、ビザンティン様式とロマネスク様式が融合した独特の建築で知られています。
外観はまるで要塞のように堂々としていて、どこか威厳を感じさせるたたずまい。しかし中に足を踏み入れると、その印象は一変します。
(Basilique Notre-Dame de Fourvière).
この大聖堂は、1872年から1884年にかけて建設され、ビザンティン様式とロマネスク様式が融合した独特の建築で知られています。
外観はまるで要塞のように堂々としていて、どこか威厳を感じさせるたたずまい。しかし中に足を踏み入れると、その印象は一変します。


まず視線を奪われたのは、天井一面に施された淡いグリーンと金色のモザイク装飾。柔らかな色彩と繊細な文様が、まるで天井に広がる聖なる庭のよう。ステンドグラスから差し込む光と相まって、堂内全体がまるで呼吸しているかのように、静かにきらめいていました。
床から天井、壁や柱の隅々に至るまで、装飾のひとつひとつが丁寧に仕上げられていて、祈りと芸術が見事に融合しているのがわかります。
床から天井、壁や柱の隅々に至るまで、装飾のひとつひとつが丁寧に仕上げられていて、祈りと芸術が見事に融合しているのがわかります。


静かにベンチに座って天井を見上げていると、遠くから小さな祈りの声が響いてきて、心を深く落ち着かせてくれました。

丘を下りて向かったのは、古代ローマ劇場(Theatre Gallo-Romain)。
今も使われている石造りの半円形劇場は、かってこの地がローマ帝国の重要な都市だったことを感じさせます。
今も使われている石造りの半円形劇場は、かってこの地がローマ帝国の重要な都市だったことを感じさせます。



次は、赤いトラムに乗って旧市街へ移動。車窓から見える街の風景がまた楽しく、あっという間にヴィエイユ・リヨン(旧市街)に到着しました。



旧市街では、リヨンの歴史を感じる建物を巡りました。まず目を引くのが、サン・ジャン広場
(Place Saint-Jean) に立つサン・ジャン大聖堂(Cathedrale Saint-Jean-Baptiste)。
厳かなゴシック建築が美しく、広場と共に時間がゆったりと流れています。
(Place Saint-Jean) に立つサン・ジャン大聖堂(Cathedrale Saint-Jean-Baptiste)。
厳かなゴシック建築が美しく、広場と共に時間がゆったりと流れています。

さらに、薔薇色の塔(Tour Rose)や、リヨン特有のトラブール(Traboule :建物と建物をつなぐ秘密の通路)にも訪れました。




リヨンを訪れた際に、ぜひ寄りたかったお店のひとつが Francois Pralus(フランソワ・プラリュ)。この街の伝統菓子である「プラリーヌ・リヨネーズ(Pralines Lyonnaises)」を味わうなら、外せない名店です。
赤やピンクに色づいた美しいプラリーヌは、粒アーモンドに糖液を絡め、さらに食紅で鮮やかに仕上げたもの。
まるで宝石のようにキラキラと輝いていて、見ているだけで気分が上がります。
赤やピンクに色づいた美しいプラリーヌは、粒アーモンドに糖液を絡め、さらに食紅で鮮やかに仕上げたもの。
まるで宝石のようにキラキラと輝いていて、見ているだけで気分が上がります。


そして、このプラリーヌをたっぷり練り込んだ名物「プラリーヌ・ブリオッシュ」を購入!
しっとりとした生地に、カリッと甘いプラリーヌの食感と香ばしさが絶妙にマッチしていて、一口食べた瞬間、思わず笑顔がこぼれました。これはまさに、リヨンでしか味わえない贅沢な一品。
しっとりとした生地に、カリッと甘いプラリーヌの食感と香ばしさが絶妙にマッチしていて、一口食べた瞬間、思わず笑顔がこぼれました。これはまさに、リヨンでしか味わえない贅沢な一品。

旧市街の石畳を歩いていると、時おり風が中世の気配を運んでくるような気がします。
そんな歴史の香りが濃く漂う街の一角に、ガダニュ博物館(Musée Gadagne)はひっそりと佇んでいました。
この博物館は、ルネサンス期の美しい邸宅を改装した建物の中にあります。重厚な石造りの外観と中庭は、それだけでも見ごたえ十分。まるで中世にタイムスリップしたかのような気持ちになります。
そんな歴史の香りが濃く漂う街の一角に、ガダニュ博物館(Musée Gadagne)はひっそりと佇んでいました。
この博物館は、ルネサンス期の美しい邸宅を改装した建物の中にあります。重厚な石造りの外観と中庭は、それだけでも見ごたえ十分。まるで中世にタイムスリップしたかのような気持ちになります。





その後、Passerelle Saint-Vincent橋を渡ってソーヌ川の対岸へ。ここでのお楽しみは、リヨンの代名詞とも言えるだまし絵(トロンプ・ルイユ)の鑑賞です。



まずは『La Fresque des Lyonnais (リヨンの人々の壁画)』。リヨンにゆかりのある人物たちがリアルに描かれた巨大な壁画で、思わず「本物の人が立ってるの?」と錯覚するほどの迫力。1994~1995年に描かれたこの作品は、Cite de la Creationといラグループによるもの。



そしてもう一つの傑作が、『La Bibliotheque de laCite (都市の図書館)』。壁一面が本棚になっていて、名作のタイトルや作家たちが描かれており、本好きにはたまらない仕掛けです。





こうして、リヨンの歴史、文化、アート、美食をぎゅっと詰め込んだ1日があっという間に過ぎていきました。
古きと新しきが共存するこの街は、何度でも訪れたくなる魅力にあふれています。
古きと新しきが共存するこの街は、何度でも訪れたくなる魅力にあふれています。
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