Jマダムと大人の遠足 北鎌倉の紫陽花と新緑に癒された1日 

5月末に、Jマダムのお友達と北鎌倉を訪れました。紫陽花とパワーあふれる新緑に癒された1日をご紹介

女性の救済寺「東慶寺」からスタート

東慶寺の入口
紫陽花が美しくなる季節になると、訪れたくなる鎌倉。
今回は、少し前に川越の町を一緒に楽しんだ
Jマダムのbouquetちゃんとキャリゆかさんの3人で、
鎌倉への小トリップを計画!

紫陽花が満開の時期ではないので
9時半に北鎌倉駅で待ち合わせをして

まずは、駅から徒歩圏内の東慶寺へ。
東慶寺の入り口付近に咲く白い花
門を抜けると、控えめな白いお花がお出迎えしてくれます。この花の放つ美しさにいち早く気づいた
キャリゆかさんのマネをして、写真に収めたら
こんなにステキな一枚に♡
東慶寺の静かな趣の境内
北鎌倉の紫陽花の名所と言えば、明月院があまりにも有名です。
 
明月院ももちろん素晴らしいですが
東慶寺は、
静寂の中に、凛とした清々しさと
来る者を温かく、そっと迎え入れる包容力のあるお寺のように感じました。
東慶寺に坐する鐘
それもそのはず。
東慶寺は、女性から離婚することができなかった
封建時代から、女人救済の寺としても知られます。

当時の女性にとって、駆け込めば離縁ができる東慶寺は
本当に貴重で、最後の砦だったのですね。

その後も、明治に至るまでの約600年間、縁切りの寺として
女性たちを守ってきた背景を知ると
心を打つ感覚がありました。
  • ピンクの紫陽花

  • 東慶寺に咲く白い花

お寺の奥は、さらに緑が深く
幻想的な雰囲気ですが
境内の撮影は禁止。

その姿勢にも、ちゃんと意味があったのですね。

かつては男子禁制の寺として、寺への出入りが厳しく取り締まられていた
時代もあったそう。

戦後は花の寺として境内を整備し、
今は多くの参拝客を迎え入れていますが、
しっかりと、歴史も受け止めながら
心を落ち着けて、静かに歩きたいお寺です。
東慶寺の紫陽花を見つめる女性
寺を出る直前、何気なく目に入った観音様のなんと美しいこと。
学んだ歴史とリンクして
思わず息を吞むほど、温かく凛とした佇まいに
鳥肌が立ち、心が震えました。

この観音様を見て、これまでどれだけの女性が救われてきたか。
これからも記憶に残るお寺になりました。

(写真はすべて、撮影可の場所で撮ったものです)

深い緑に包まれた浄智寺

浄智寺の山門
次に訪れたのは
日本遺産に指定された浄智寺です。

苔むした参道の階段と
鐘楼のある山門が印象的で
先ほどの東慶寺とはまた異なる趣のお寺です。
浄智寺の山門をくぐる女性2人
門をくぐるbouquetちゃんとキャリゆかさんです。
この日は暑くもなく、寒くもない天候で
鎌倉散歩にはちょうど良い気候でした。
浄智寺の本堂
仏殿には、室町時代に作られたという
阿弥陀・釈迦・弥勒の
三世仏坐像が安置されています。

それぞれ過去、現在、未来を意味するとのこと。
木々の命が息づく浄智寺の境内
浄智寺に入ってまず感じるのは深い緑の美しさです。

境内を歩いているだけで
森林浴が楽しめるほど、空気が澄んで
木々のパワーがひしひしと伝わってきます。
光がさして輝く浄智寺の木々
薄日が差すと、さらに美しさが増します。
女子3人の足元を映した写真
浄智寺の緑深い境内
豊かな緑に覆われた境内は
国の史跡に指定されています。

自然には癒しの効果があることを実感!
生命力のあるシダの写真
青々としたシダからもパワーがあふれていました。
生命力の強いシダから、元気をチャージ!
浄智寺の竹林
境内を歩くだけで、自然にパワーチャージできる素敵なお寺です。
浄智寺の布袋仏
歩みを進めた先には
なんと、七福神のひとつ
布袋さんが!
岩を削った祠に置かれた浄智寺の布袋仏
見るだけでこちらも笑顔になるような
福々しいお顔ですよね。

そして、岩を削った櫓の中に
飾られているのが、なんとも鎌倉らしいです。
苔が蒸した浄智寺の山門と参道
帰り道にも、苔が蒸した参道と山門が。
新緑の美しい時期だからこそ
なお一層、自然が持つ生命の力を体感することができました。
自然豊かな浄智寺の境内

おしゃべりしながら明月院へ移動

明月院の入り口
例年、紫陽花を見ようと
観光客でごった返す明月院ですが
この日はまだ、見ごろには少し早いとあって
ゆっくり見ることができました。
明月院ブルーの紫陽花
中には満開を迎えている紫陽花も。

そして、この時期だからこそ
今から花を咲かそうとする
ベビー紫陽花の若々しい力を感じることができます。

  • 明月院の紫陽花

  • 明月院の紫陽花

  • 明月院の紫陽花

  • 明月院の紫陽花

写真撮影もスムーズ

明月院の悟りの窓
本堂には「悟りの窓」とも呼ばれる丸窓がしつらわれ
例年、ここで写真を撮ろうと長蛇の列ができます。

実は、昨年訪れた際は、あまりの行列に
写真撮影を諦めたのですが
今年はしっかり写真に収めることができました。
明月院の悟りの窓の前で写真撮影をする女性
エクラのブログらしく(笑)
当日のコーデも少し触れておきますね。

この日は、SNSでバズりジーンズとして知られる
UNIQLOのJWANDERSONとコラボした
ストレートジーンズを初だし(笑)。

中のブラウスはTOMORROWLAND
紺のジャケットはCOLLAGE GALLARDAGALANTE
靴はNIKE
バックはトプカピです~。
明月院の花想い地蔵
花想い地蔵も、この時期は紫陽花ではなく
黄色のお花でした。
これはこれで貴重かも♪
特別公開中の明月院の庭園
今回は
本堂奥の裏手に広がる庭園にも行ってみました。

こちらはハナショウブ開花期と
紅葉期のみ公開されます。
特別公開中の明月院の庭園
写真の真ん中に見える丸窓。
庭園側から見ると、こんな感じです。
ハナショウブを見る女性
ハナショウブは咲いているかな?
チェックに向かうCHIKAOです(笑)
明月院のハナショウブ
こちらも満開ではありませんが
美しい花を見ることができました。
明月院の紫陽花
庭園内の紫陽花も、そろそろ咲き始めていました。
  • 明月院の紫陽花

  • 明月院の紫陽花

  • 明月院の庭園の池に生息するカメ

最近、カメを発見すると
必ず写真を撮ってしまうCHIKAOです。
明月院の青地蔵
庭園に入らないと見ることができない
青地蔵様と赤地蔵様。
青地蔵様は天を見上げています。
明月院の赤地蔵
「青地蔵」の反対側に佇む「赤地蔵」。
赤色は、私たちの体の中を流れる命の色でもありますね。

穏やかにほほ笑む赤地蔵様に癒されます。
明月院の紫陽花
日当たりの良いスポットでは
美しい明月院ブルーの紫陽花を見ることができました。
紫陽花を見る女性
あまりに人が多いのは苦手な私。
ゆっくり見て回れる
この時期の明月院は、想像以上に素敵でした。

ランチは建長寺からほど近い点心庵でけんちんそばを

建長寺からすぐの天心庵
お腹も空いてきたところで
本日のランチは~
建長寺のすぐ横にある点心庵へ。

実はここ、昨年鎌倉を訪れた際
スイーツをいただきたかったお店なのですが
閉店間際で断念したことがあります。

今日はランチをいただけるとあって、
ワクワクが高まります!
デトックスウォーター
お茶の代わりに
デトックスウォーターがサーブされます。
天心庵の名物 けんちんそば
こちらのお店の名物は
建長寺から直接調理法を教わったという
建長寺公認の「けんちん汁」。

私はそばが好きなので
本日は、野菜たっぷりの
けんちんそばをいただきました。

お出汁がしっかりきいた優しいお味な上に
デトックス効果も期待できそう♪
天心庵の和室で天窓をバックに写真を撮る女性
点心庵には、こんな粋なフォトスポットが。
朝から写真を撮りまくって
バッテリー切れ目前の私のために
お二人が写真を撮ってくれました。
ありがとう!

鶴岡八幡宮は外せません!

鶴岡八幡宮
鎌倉に来たからには
鶴岡八幡宮は外せませんよね。

元気をチャージした後は、鶴岡八幡宮まで軽くウォーキングを。
鶴岡八幡宮の旗上弁財天社
ここに来たら、必ず訪れるのが
旗上弁財天社の社殿奥にある
政子石です。

北条政子が懐妊した際に
夫である源頼朝が安産祈願をした石で
夫婦円満、子宝の祈願石として長い間信仰されてきました。

近年は、恋愛成就のご利益があるパワースポットとして
女性に人気です。

私は歴史好きなので、訪れているのですが…(笑)。
Jマダムのお二人と来られて良かったです。
政子石
穏やかで知的で、それでいて楽しくて。
大好きなJマダムと巡る鎌倉は、夫と巡る旅とはまた違った
楽しみがたくさんありました。

bouquetちゃんに教えてもらって
鎌倉七福神巡りの御朱印帳も購入したので
季節を変えて、また3人でご一緒できたらと思っています。
コンプリートするぞ~。

この後訪れた、
クルミを使った焼菓子「クルミッ子」で知られる
鎌倉紅谷の直営カフェ「鎌倉紅谷 小町横路店」については
キャリゆかさんがブログにしてくださっているので
そちらも、ぜひご覧ください。
昨年、紫陽花満開の時期に訪れた
明月院のブログも、宜しければ併せてご覧いただけると
とても嬉しいです♪
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CHIKAO

CHIKAO

東京都在住。ライター兼ディレクター。夫と社会人の息子の3人家族です。旅、食、インテリア、コーヒー、映画、神社巡りに興味津々!自分の楽しみや新しい挑戦、日々の気づきなどを楽しく発信していきたいです。

Instagram:chikachika_i

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