作品の作家は世界の中の神のようでなければならない。至る所に存在し、どこにも見えない。ーL’auteur dans son oeuvre doit être comme Dieu dans l’univers, présent partout et visible nulle part.【フランスの美しい言葉 vol.25】

読むだけで心が軽くなったり、気分がアガったり、ハッとさせられたり。そんな美しいフランスの言葉を毎週月曜日にお届けします。ページ下の音声ボタンをクリックして、ぜひ一緒にフランス語を声に出してみて。
作品の作家は世界の中の神のようでなければならない。至る所に存在し、どこにも見えない。ーL’auteur dans son oeuvre doit être comme Dieu dans l’univers, présent partout et visible nulle part.
作品の作家は世界の中の神のようでなければならない。至る所に存在し、どこにも見えない。ーL’auteur dans son oeuvre doit être comme Dieu dans l’univers, présent partout et visible nulle part.

L’auteur dans son oeuvre doit être comme Dieu dans l’univers, présent partout et visible nulle part.

ロトゥール ダン ソヌーブル ドワ エートル コム デュ ダン リュニィヴェール、プレゾン パルツゥ エ ヴィジーブル ニュル パール

作品の作家は世界の中の神のようでなければならない。至る所に存在し、どこにも見えない。

――ギュスターヴ・フロベール


「ボヴァリー夫人」の小説で知られる19世紀を代表する小説家、フロベールは芸術至上主義者でも知られ、彼の小説に対する深いこだわりが感じられる一言。作家性が前面に押し出された作品を前にすると、確かに鑑賞者はお腹いっぱいになるというか、うっ!とした気分になりますが、かといって個性がない作品もつまらない。細部に至るまでアーティスト性を感じながらそれを感じさせない作品。そんな作品に一生をかけてでも出会いたいものです。

作品の作家は世界の中の神のようでなければならない。至る所に存在し、どこにも見えない。
今週も笑顔でいきましょう!Bonne semaine!

■フランスの美しい言葉を音声でも聞いてみよう

森田浩之

森田浩之

もりた ひろゆき●ジャーナリスト・コーディネーター。パリと京都を行き来する。モード、カルチャーを中心に雑誌、ウェブに寄稿。マルセル・プルーストと紫式部を原文で読む!を目標に日々読書生活。華道家としての顔も。

©Yusuke Kinaka
Follow Us

What's New

Feature
Ranking
Follow Us