玉三郎さんの素踊りとお話に触れた国宝時間

映画「国宝」に刺激を受け人間国宝、坂東玉三郎さんの舞台に行ってきました
私が住む兵庫県にある「兵庫県立芸術文化センター」で、坂東玉三郎さんの公演を観てきました。
ここはオペラやクラシックコンサートはもちろん、人気俳優さんの舞台も上演される劇場で、私にとっても馴染みの場所です。

ただ今回は玉三郎さんの舞台ということもあり、客席にはエクラ世代よりもさらに先輩の、品のある女性たちの姿が多く見られました。普段とは少し異なる雰囲気に包まれ、特別な緊張感と期待感が高まり、自然と背筋が伸びます。

舞台は「お話と素踊り」という構成で、まずはお話から始まりました。
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佐渡裕さんのホームグラウンド、兵庫県立芸術文化センターの大ホール。音響も最高のホールなんですよ
こんにちは
チームJマダムメンバーのマサコです
お話では、朝のルーティーンや普段の洋服のこと、質問コーナーまで盛りだくさん。
特に心に残ったのは、話し方への意識やモノの捨て方・残し方、そして孤独との向き合い方について。
ひとつひとつの言葉に深みがあり、思わずメモを取りたくなる、まさに国宝級のお話でした。
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劇場前の広場は、若者のダンス練習風景がよく見られます。ですが、さすがに酷暑の今年は昼間はその光景も見られず。
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そして、いよいよ待ちに待った素踊り「残月」。
玉三郎さんの舞台を観るのは初めてでしたが、扇がまるで体に吸い付くように滑らかに動き、舞台セットがなくても、舞そのものによって空間全体に景色や情景が立ち現れるような、不思議で豊かな時間でした。

動きのひとつひとつに無駄がなく、静謐で凛とした存在感にただただ圧倒されます。

お話の中で玉三郎さんが「人間国宝とは、重要無形文化財保持者のことなんですよ」と仰っていましたが、まさにその言葉の意味を実感。文字や写真では決して伝えきれない、見る者の心に深く染み入る時間を体感できました。
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いつもとは違う空気感の劇場に少し緊張気味の私でした
今回の公演は、玉三郎さんの舞の美しさだけでなく、人としての生き方や考え方にも触れる貴重な時間でした。
目の前で感じた空気や息遣い、言葉のひとつひとつを心に留めつつ、日常の中でも自分の感覚や体験を大切にしたいと改めて思います。
観るだけでなく感じて考える、まさに国宝級の初秋の一日でした。

最後まで、お読みくださり、ありがとうございました。
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マサコ

マサコ

兵庫県在住の独身OL。ファッション好きが高じてスタイリング・カウンセラー®、スカーフストールスタイリスト®としてセカンドキャリア構築中。関西を中心に日常の美味しい時間、楽しい体験を発信していきたいです。

Instagram:masako.ii

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