坂本龍一さんが遺してくれた音の世界へ

「sakamotocommon OSAKA 1970/2025/大阪/坂本龍一」展へ行ってきました
大阪で開催中の「sakamotocommon OSAKA 1970/2025/大阪/坂本龍一」に行ってきました。

生涯を通じて「音」にこだわった坂本さんの世界は、日常にあふれる音の存在を改めて気づかせてくれます。
目で見る展示だけではなく、耳で感じる体験もあり思わず時間を忘れて聴き入ってしまいました。
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こんにちは
チームJマダムメンバーのマサコです
会場内は照明を極力落とし黒壁の世界なのが印象的。
視覚を落とすことで、風の音、雨の音、人の声など、普段は意識しない音そのものに集中できます。音に包まれる空間は、まるで音楽そのものの中にいるような感覚でした。
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写真は坂本さんが使われていたグランドピアノ。

自動演奏ではありましたが「戦場のメリークリスマス」の演奏を聞きました。
坂本さんが選んだ音が紡ぐメロディー。
改めてその旋律の美しさと、映画で表現された世界観に落とし込んだ音の深さを感じました。
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坂本さんは、18歳の時大阪で開かれた万博(1970年)で触れた多彩な音楽やアートに多くの刺激を受け、後の創作活動にも大いに影響を受けたそうです。
中でも、フランスのバシェ兄弟の音響彫刻については後に、自らも演奏・録音する機会を得てご自身の作品に取り入れられています。

このバシェ兄弟。
私は、この場で初めてバシェ兄弟を知ったのですが「新しい音」を作ることを目指した兄弟なんです。「音を作る」という発想に正直驚きましたが、若き日の坂本さんもきっと心震えるものがあったのでしょうね。
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坂本さんの「音」というのは、ピアノやギターといった楽器が奏でる音はもちろん、日常や自然にあふれる音であり、そのすべてを繊細に感じ取っていたことが随所に感じられました。

坂本さんは、その心で、耳でどんなふうに音を聞き、感じていたのだろう――そんなことに思いを馳せながら、展覧会をめぐりました。
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生涯を通じて音にこだわった坂本さん。
坂本さんが遺した音、そして魂は亡くなられた今もなおsakamotocommonとして、今回の展覧会のように引き継がれています。
今回の展覧会を通して、音そのものの存在や余韻を深く味わうことで、日常でも音に耳を澄ませる感覚を呼び戻された気がします。

展覧会では様々な展示があるのですが、その中でも嬉しかったのは「坂本図書」
坂本さんの所蔵の本を読むことが出来る空間を分室として再現するエリアがあり、幅広いジャンルの本が並んでいました。
坂本さんが手にした本を実際に触れるなんて、それだけでドキドキしました!
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展覧会を堪能したあとは、友人と一緒にランチへ。
大阪のカフェでガンボスープランチをいただきました。展示で感じた音の余韻を話しながら、ゆったり食事を楽しむ時間は、心地よい余韻の延長のようで、とても幸せなひとときでした。
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「sakamotocommon OSAKA 1970/2025/大阪/坂本龍一」は2025年9月27日まで開催中。
このブログ公開の日が展覧会最終日となりますが、大阪の新エリア、ウメキタで開催していますので良ければ足を運んでみてください!

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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マサコ

マサコ

兵庫県在住の独身OL。ファッション好きが高じてスタイリング・カウンセラー®、スカーフストールスタイリスト®としてセカンドキャリア構築中。関西を中心に日常の美味しい時間、楽しい体験を発信していきたいです。

Instagram:masako.ii

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