韓国語のセリフを知ると胸キュンが倍増♡ ロウン主演『恋慕』の告白シーン【韓国ドラマ:心に刺さる、あのセリフ vol.7】

人気韓国ドラマのセリフやタイトルに注目し、ドラマ鑑賞がもっと楽しくなる豆知識をご紹介。今回は、韓国ドラマ初の国際エミー賞を受賞したラブロマンス時代劇『恋慕』(2021)から、韓国語で聞きたい胸キュンセリフをピックアップします。
恋慕 ロウン
Netflixシリーズ「恋慕」独占配信中

私たちの日常をときめきや感動で彩ってくれる韓国ドラマ。昨今の韓国ブームによって「表情管理」「花道だけ歩こう」のように、韓国由来の表現が日本でも少しずつ浸透してきて、注釈なしでも伝わる言葉が増えています。外国語に触れる楽しさや、知識・視点が増える喜びを感じられるのも海外エンタメの魅力のひとつですよね。

この連載では、韓国ドラマのセリフやタイトルに注目し、ドラマ鑑賞がもっと楽しくなる豆知識をご紹介。韓国語能力試験(TOPIK)の最上級である6級を取得したライターが独自の視点からお届けします。

『恋慕』

男装をして王として生きる運命を背負った女性が、自分の正体も秘めた恋心も誰にも明かせないまま、波乱の人生を歩んでいく物語。『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』のパク・ウンビンと『偶然見つけたハル』のロウンが主演を務め、KBS演技大賞(2021)でベストカップル賞を受賞。海外でも話題を呼び、韓国ドラマの時代劇として初めてNetflixテレビショー部門のグローバルトップ10にランクイン。国際エミー賞のテレノベラ部門を受賞しました。

あらすじ

イ・フィ(パク・ウンビン)は王の孫として生まれるも、王室では双子が禁じられていたために存在を抹消されてしまう。数年後、王位継承者だった双子の兄が亡くなってしまい、フィは女性であることを隠して、兄の人生を生きることを決意。完璧で冷徹な世子に育ったフィの前に新しい学問の師として現れたのは、初恋の相手ジウン(ロウン)だった。

このフレーズに注目!

「연모합니다.」(お慕いしています)

恋慕 ロウン
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韓国ドラマで不動の人気を誇るジャンルのひとつである時代劇。特に、時代背景などを取り入れつつ創作性の高いストーリーを展開する“フュージョン時代劇”は、歴史に詳しくない人でも楽しみやすく、時代劇入門編にぴったりです。

今回フィーチャーする『恋慕』もそのひとつ。時代劇だと『トキメキ☆成均館スキャンダル』(2010)『雲が描いた月明かり』(2016)など、現代劇でも『コーヒープリンス1号店』(2007)『美男<イケメン>ですね』(2009)などのヒット作が多い“男装ヒロインもの”で、そのジンクスを証明するかのように、本作も世界中で大きな反響を呼びました。

恋慕 パク・ウンビン
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ヒロインを演じるのは、vol.2で取り上げた『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』でも知られるパク・ウンビン。可憐なイメージのパク・ウンビンですが、声のトーンから雰囲気からガラリと変えるさすがの役作りと演技力で、クールな世子を好演しています。ちなみに、世子とは朝鮮王朝における国王の後継者のことで「セジャ」と読みます。王子様ですね。

そんな世子が、まだ自身の運命を知る前、身寄りのない宮女“タミ”として働いていた頃に出会ったのが、ロウン演じるジウン。ジウンは、官僚の不正などを取り締まる司憲府(サホンブ)で働く父親の関係で子供の頃から宮廷に出入りしていたのでした。

やがて、双子として生まれたことを知る者たちがタミの存在に気づき、そっくりな見た目を利用してフィとタミが入れ替わっている間に、フィをタミだと思った者によって本物のフィが殺されてしまいます。こうして自分の出自を知ったタミは、すべてを胸に秘めてフィになりすまして生きていくことに。時を同じくしてジウンも海外留学に行くことになり、ジウンはタミの身に起こったことを知らぬまま、2人の淡い初恋は終わってしまうのでした。

恋慕 ロウン
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なので、世子に学問を教える司書として宮廷に戻って来たジウンは、世子の正体があの時の宮女タミであることを知りません。でもなぜか、世子からタミの面影を感じ、男であるはずの世子にときめいてしまい……。という流れで、前半はイケメンなフィ×乙女チックなジウンの“ヒロイン逆転胸キュンシーン”が見どころとなっています。

告白シーンはぜひ韓国語で!

恋慕 ロウン パク・ウンビン
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今回注目したいのは、第9話の告白シーン。フィに対する胸の高鳴りが恋心だと気づいたジウンが、自分の感情を受け入れてストレートに思いを伝えた時の一言。

「臣下としての忠心ではなく恋心でした。お慕いしています、世子様」

韓国語で「忠心」は「チュンシム」と発音し、「恋心」は「ヨンシム」と発音します。「心(シム)」で韻を踏むことによって特別な感情を際立たせているところもさすがなのですが、ポイントはこの次の日本語字幕で「お慕いしています」となっている部分。

もとの韓国語のセリフ「연모합니다.(ヨンモハムニダ)」を直訳すると「恋慕(연모)しています」となり、ドラマのタイトルがここで回収されるのです。なんて粋な演出なんでしょう。

この後に「男であり、この国の主君である世子様を、私はお慕いしています」と続くのですが、ここの「お慕いしています」も「恋慕しています」です。本作は日本語吹き替えも用意されており(大変ありがたい!)、一度目の「연모합니다.」は「好きです」、二度目は「愛しています」と訳されています。字幕版&吹き替え版もシーンに合っていてキュンとくるのですが、このセリフだけは原語版のまま「연모합니다.」を100%耳で感じていただきたい。ジウンの決意が伝わってきて、胸キュンが2倍も3倍も高まること間違いなしです。

恋慕 ロウン
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一方で、かつて命令を受けて本物の世子を殺したのはジウンの父で、フィにとってジウンは初恋の人であると同時に、正体を見破られてしまう可能性が高い危険な相手でもあるのでした。この告白シーンからドラマは後半に突入。王の死をきっかけに権力を巡る骨肉の争いが激化するなど、“時代劇らしい重厚感”もぐいぐいと加速してきます。第10話ではジウンの告白に対するフィの“答え”が描かれるので、第9話&第10話はぜひイッキ見でご鑑賞ください。

轟 友貴

轟 友貴

K-POPアイドル、俳優にインタビューを行うフリーランスライター。学生時代からライターとして活動、韓国在住経験もあり。TOPIK6級取得。
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