一般に年齢を重ねてくると、寝つけない、眠りが浅い、早く目覚めてしまうなどの睡眠障害を起こしやすくなります。日中眠くて仕方がないなら睡眠時無呼吸症候群の疑いがありますし、睡眠のリズムが乱れている可能性も。生活を見直してもなお睡眠障害が解消されないなら、睡眠外来などを受診し、改善をはかるようにしてください。
また、夫の年齢が40歳以上なら、その背景に、「男性ホルモン(テストステロン)の減少」が隠れている可能性があります。テストステロンには、バイタリティを高める効果や、「一酸化窒素(NO)」を作り出す効果、ストレスを軽減する効果などがあるため、それが減ってくると、ちょっとしたことでイライラする、疲れやすい、なかなか疲れがとれないなど、男性更年期特有の症状が出やすくなります。ちなみに、テストステロンは夜作られるため、夜更かしをせず十分な睡眠をとることがとても大事です。健康チェックの一環と思って、男性更年期の専門外来を一度受診し、一度テストステロンの数値を調べてみることをお勧めします。