かわいさとつやが魅力的 本物が似合う大人女性のための新作ジュエリー

2018年8月9日
大人になるにつれシンプルでクールなジュエリーを身につける機会が増えると、その反動で、ほんのリ甘いモチーフものに心惹かれるのも事実。甘さの中に大人にふさわしい上質さも備えたハイブランドの新作を、誕生の背景と共にご紹介。

ほんのり甘い、新作ジュエリー

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【CHANEL(シャネル)】
CAMÉLIA COLLECTION(カメリア コレクション)

マドモアゼルが愛したカメリアの花に滴る朝露をダイヤモンドで表現

カメリアといえば、シャネルの象徴ともいえる花。そもそもマドモアゼル シャネルがこの花を好んだ理由は、香りをもたないカメリアの花が香水、シネルN°5の香りとぶつからず、季節が移っても落ちない葉が純粋さと長寿の象徴であることから。その花びらひとつひとつの美しさと、自然が生んだ幾何学的なカーブのなんともいえない優雅さも、マドモアゼル シャネルを強く惹きつけ、カメリアを自分自身のサインとしたという。シャネルのジュエリーの中にも、幾度となくモチーフとして登場するこのカメリアの花。今年コレクションに加わったのは、オープンスタイルのリングやネックレスなど、モダンで洗練されたデザインぞろい。まるでカメリアの花に滴したたる朝露のようにピュアに輝くペアシェイプのダイヤモンドが、この花の永遠のフェミニティとスタイルを引き立てている。

カメリアの花とダイヤモンドが、絶妙で美しいバランスを見せる2種の新作リング。リング「カメリア コレクション」(WG×D)各¥1,100,000/シャネル
【TIFFANY & Co.(ティファニー)】
TIFFANY PAPER FLOWERS(ティファニー ペーパーフラワー)

モダンでグラフィカル!新感覚のオーガニックなフラワーモチーフ

チーフ・アーティスティック・オフィサーのリード・クラッコフによる初のジュエリーコレクション「ティファニー ペーパーフラワー」は、洗練された女性らしさとモダンなインダストリアルデザインが完璧なバランスで表現されているのが特徴。コレクション名とデザインの着想源となっているのは、紙から切り抜いた繊細な花びらを一枚一枚ていねいにとめていくというアイデア。プラチナのピンを中央に配して形作られたこのフラワーモチーフは、従来の花のイメージとは一線を画し、シンプルでオーガニックな魅力をまとっている。「宝石を含む素材はすべて最高級のものを使用しながら、毎日気軽に身につけられるラグジュアリーをデザインしました」と語るクラッコフ。アシンメトリーな花びらは、一枚一枚自然につなぎ合わされ、細部に至るまで精巧な構造で、見れば見るほど美しい。

リング「ティファニー ペーパーフラワー オープン」(PT×D)¥780,000(予定価格)・ネックレス「ティファニー ペーパーフラワー パヴェ ダイヤモンド」(PT×D)¥1,130,000(予定価格)/ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク(ティファニー)
【VAN CLEEF & ARPELS(ヴァン クリーフ&アーペル)】
FRIVOLE(フリヴォル)

かわいいだけで終わらないラグジュアリーでクラス感あふれるデザイン

1920年代から現代に至るまで、自然、特に花のモチーフは、ヴァン クリーフ&アーペルの創造性の中心。クローバーの軽やかさや芍薬の花のふくよかな立体感など、絶え間なく変化する自然の象徴でもある花に魅了され、そのきらめきや繊細なニュアンスを形にしつづけている。今季の新作の中でも注目したいのは、ハート形の花びらが人気のコレクション「フリヴォル」の新作リング。鏡のように磨き上げられた花びらの光沢が美しいタイプと、パヴェダイヤモンドとイエローゴールドの極上の花びらが圧巻のタイプ。前者は高度なミラーポリッシュ技術、後者はダイヤモンドの奥まで光が入り込むメゾンが誇るオープンワーク技法が生み出した逸品だ。かわいいだけで終わらない、高いクラフツマンシップが生み出したラグジュアリーな甘さを堪能したい。

高度な職人技にも注目! リング「フリヴォル」(YG×D)〈左から)¥1,000,000・¥320,000/ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク(ヴァン クリーフ&アーペル)
【MIKIMOTO(ミキモト)】
YAGURUMA(ヤグルマ)

宝飾史に名を残す逸品を新たな視点で解釈したタイムレスジュエリー

1893年に創業者・御木本幸吉が世界で初めて真珠の養殖に成功してから
125周年の今年発表された新作コレクション「YAGURUMA」。“真珠はジュエリーになってこそ”と考えた御木本幸吉は、ヨーロッパに負けないジュエリーを世に送り出すことに情熱を注ぎ、1937年のパリ万博に、帯留「矢車」を出品。美しい細工や、アールデコ様式のデザイン、ブローチやリング、髪飾りにもなるという多機能性などが絶賛され、「矢車」は宝飾史に名を残す逸品に。そんなマスターピースを、新たな視点で解釈しデザインしたジュエリーコレクション「YAGURUMA」。イエローゴールドとホワイトゴールドの2種のペンダントは、アコヤ真珠と七宝、ダイヤモンドが見事に融合し、上質で大人にふさわしい洗練された印象。デイリーの装いにも楽しめるデザインに。

上品さ漂う名品の誕生。ペンダント「YAGURUMA」〈左から〉(WG×アコヤ真珠×D×七宝)¥640,000・(YG×アコヤ真珠×D×七宝¥610,000/ミキモトカスタマーズ・サービスセンター(ミキモト)
【CHAUMET(ショーメ)】
HORTENSIA(オルタンシア)

丸みを帯びたストーンで繊細なアジサイの花をつややかに再現した逸品

繊細さと凛とした愛らしさをあわせもつ「オルタンシア」コレクションは、アジサイの花がモチーフの、ショーメを代表する人気のコレクション。イメージしたのは、自然主義の思いがあふれる庭園。そこに咲き誇るアジサイの、一枚一枚の花びらを丸みを帯びた美しいストーンを用いて表現し、極上のジュエリーに仕上げた。そんな「オルタンシア」コレクションの新作は、ナチュラルで品のあるレッドカラーが目をひくカーネリアンと、深みのある色彩で肌なじみのいいタイガーアイの、2つのストーンを採用。ペンダントやリング、ブレスレット等がラインナップされている。なかでも、立体的なデザインとグラマラスなボリューム感が魅力のカーネリアンのリングは、鮮やかな赤が、つけた手指に上質なツヤをプラス。これ1点で少女のような可憐さと大人のかっこよさの両方が手に入る。

オレンジがかった赤のカーネリアンが鮮やか。リング「オルタンシア」コレクション エデン(PG×カーネリアン×D)¥1,160,000(※一部店舗にて発売)/ショーメ
【DIOR(ディオール)】
ROSE DES VENTS(ローズ デ ヴァン)

バラと星と風配図、3つが融合して生まれた個性派ジュエリー

バラと星は、クリスチャン・ディオールが愛した意匠。フランス語で「風配図」を意味する「ローズ デ ヴァン」という名前をもつこのコレクションのデザインの出発地は、ムッシュ ディオールが幼少期を過ごしたフランス・ノルマンディ地方グランヴィルの館の裏庭にあった風配図。さらに、彼がお守りとして持ち歩いたといわれるラッキースターや、愛してやまないバラを重ねて、完成されたのがこのデザインだ。ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌが手がけたリングは、リバーシブルのメダイヨンが特徴。マザーオブパールの側を表にしてつけることも可能という楽しいアイテム。また、ツイストしたイエローゴールドのグレインブレスレットは今年の新作で、マザーオブパールのパーツと風配図のメダイヨンがバランスよく配され、腕を優しく包み込むようなデザインが魅力的だ。

「ローズ デ ヴァン」〈上から〉ブレスレット(YG×マザーオブパール×D)¥745,000・リング(YG×マザーオブパール×D)¥345,000/クリスチャン ディオール(ディオール ファイン ジュエリー)
教えてくれたのは…

いとう みさき●スタイリスト。『エクラ』をはじめとする雑誌、広告などで活躍。大人の女性を美しく見せるコーディネートに定評がある。イタリア遊学の経験があり、ジュエリーデザイナーとしての顔ももつ。

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