<実践編>波風立てず、親にアプローチするには?【「実家」の片づけ問題】

2019年1月17日
物をたくさん所有している=豊かさの象徴ととらえている親世代に、「物が少なく、すっきりしているほうが快適」というアラフィーの価値観を押しつけるのは厳禁! 親の価値観を尊重した上で進めるべき、アプローチのテクニックを専門家がお教え。
親子の価値観は違うと心得て、親への尊重を忘れずに

この順番でアプローチしよう!

物をたくさん所有している=(イコール)豊かさの象徴ととらえている親世代に、「物が少なく、すっきりしているほうが快適」というエクラ世代の価値観を押しつけるのは厳禁。「親の価値観や気持ちを尊重したうえで、まずは親や実家の状況を知り、タイミングをはかるなど、順を追って進めることが大切です」。

【1】切り出す前に親&実家の状態をリサーチ

・体の基本情報

→持病の有無、体に不自由なところがあるかなど

腕が上がりづらくなっていれば、高い所のものは置きっぱなしになりがち。こんなふうに、親の体の状態や運動能力を知ることで、片づけの必要性が判断でき、優先順位もつけやすくなる。

・日常生活の状態

→階段の昇降や掃除が不自由かどうかなど

階段昇降が不自由なら、よく使うものは1階にまとめ、掃除がおっくうになっているなら、床を片づけてロボット掃除機を導入するなど、親の暮らしの何を補えばいいのかを把握する。

・家の状態

→庭・ベランダ、玄関、廊下・階段など、場所ごとに物の保管状態を確認

物があふれている場所を見つけ、それが親の生活にどのような悪影響を与えているかをチェック。危険な場所や、有事の際の避難経路をふさぐ可能性がある所は、すぐにでも片づけて。

【2】「片づけ」を切り出すタイミングをはかる

・お盆やお正月など帰省の際に

「最近2階は使っている?」など、何げない会話が糸口になるケースが多々。きょうだいそろって、実家の片づけについて話し合えるのも○。

・季節の変わり目

「衣替えはした?」などと電話をし、「今度私が帰るとき、出し入れがしやすくなるように、一緒に片づけない?」と提案するのも一案。

・台風や地震など、災害のニュースがあったとき

「地震があったけれど、廊下に物が置かれていると避難しづらくて危険みたいね」のように、安心・安全をキーワードに話が進めやすい。

・法事や喜寿のお祝いなど、家族が集まる際に

ふだん人の出入りがない実家の場合、来客を機に、親が片づけにとりかかる場合も。「人が集まるから、片づけないとね」などと促して。

【3】上手な会話で親からYESを引き出す

実家 片付け1

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実家 片付け2

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実家 片付け3

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CASE_1
ガンコで、聞く耳をもたない父に

「縦社会で生きてきた父親は、娘の忠告は聞かなくても、上からの指示には従う傾向があります。自治体や町内会長といった"権威のある存在" 発の話として持ちかければ、聞く可能性が」
CASE_2
まだまだ元気だと思っていて、家の片づけに興味がない母に

「気が若い母親に有効なのが、同世代で活躍している女優さんやタレントさんを引き合いに出すこと。片づけにポジティブなイメージをもつことで、俄然やる気になるかもしれません」
CASE_3
ガンコで、年寄り扱いされるのをいやがるプライドの高い母に

家の中を片づける=死への準備。そうとらえ、反発する親も少なくない。「その場合、『私も始めたから、一緒にどう?』と、誘うのがおすすめ。プライドが保たれ、始めやすいはず」。

「実家」の片づけ問題 記事一覧

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