実家の“困った物”5つの不用品はこう解決!【「実家」の片づけ問題】

2019年1月21日
気にはなるものの、つい先送りにしがちな「実家」の片づけ。アンケートで判明した実家の困ったものは「服」、「写真など思い出の品」、「趣味関連」、「人形」、「食器」の5つ。これらの解決法を専門家がお教えします。

実家の“あるある”不要品はこう解決!

読者アンケートであがった5大不要品は、「服」「写真など思い出の品」「趣味関連」「人形」「食器」。子供にとっては、「もう使っていないのに」「同じものばかり」「汚れていて不衛生」などと、不要品やゴミにしか思えないものでも、親には「残しておきたい理由」があるよう。「執着する物は人それぞれですが、女性の場合は衣類や宝飾品、男性は趣味関連が目立ちます。親が大切にしている物の整理は後回しにし、こだわりがない物から手をつけるのがベター。一部分でも片づき、それで快適さを味わうと、死守していた物を処分する気になることもあります」。

Q

「実家の使っていない6畳間には、母の衣類がぎっしりと。着たいものが出てこない状態なので、いつも似たり寄ったりの洋服を、新たに買っては見失い、また購入するというのを繰り返しています。おまけに、「いつか着る」「高かったから」などといって、20~30年前の洋服も保管されていて……。なかには、私の制服まで(苦笑)」。(46歳・リボンデザイナー)

A.「衣替え不要」を目ざし、タンスに収まる量だけに

どこに何があるか一目瞭然にすべく、よく使うタンスに収まる数だけに絞るのが鉄則。「衣替えがおっくうで、新しい服を買ってしまうこともあるので、夏物も冬物もそこに収納するのが理想。服に愛着があって処分できない親なら、『ここに保管しておこう』と、ひとまず別の場所に移して。親が忘れてしまったようなら処分してかまいません」。

Q

「実家には、私たちの幼少期のものから、会ったこともない親戚が写ったものまで大量の写真とアルバムが。親にとっては大事な思い出の品だろうと思うので、捨てるのはしのびないけれど、親が亡くなったあと、私が引き取るにしても保管場所がないし……。」(49歳・自営業)

A.お気に入りだけを集めた 「ベストアルバム」を

「思い出の品は、親の人生そのもの。安全上問題がないなら、無理に処分せず、一時保管場所などにまとめておけばいいと思います。ただし、写真だけは、親子で選別し、お気に入りだけを集めた一冊の"ベストアルバム" を作成しておくのがおすすめ。親が入院したり、施設に入所した際に持っていけば、いつでも思い出に浸れますよ」

Q

「体調をくずす前は、革を使った小物作りや洋裁など多趣味だった母。当時一枚単位で購入していた革や部品、高価そうな生地が未使用のまま放置されており、捨てるにしのびなく、かといって、私が使うわけでもないので、処分に困っています。革を縫うためのミシン、洋裁用のミシンは場所をとるうえ、重くて運ぶこともままなりません」。(57歳・鍼灸マッサージ師)

A.残すものを選んでもらい、あとは有効活用を提案

「趣味は、その人の精神性にかかわるもの。安易に『使わないなら捨てれば』といってしまうと、親は、自分を否定された気持ちになるかもしれません」。手元に残したいものを選んでもらい、あとは「使ってくれる人に譲ろう」とか「状態がいいうちに、買い取りしてもらおう」など、有効活用を提案すれば、受け入れてくれる可能性が大。

Q

「実家には、母が趣味で集めていたフランス人形や、祖父母の代からあると思われるこけしや日本人形が多数あります。燃えるゴミに当たるのかとは思うのですが、ゴミとして出すのはなんとなく後ろめたくて。皆さん、どうやって処分しているのでしょう?」(53歳・教育関係)

A.寺社で「人形供養」や「お焚き上げ」を

本来は、ガラスケースは分別し、顔を紙などで包んで燃えるゴミに出せばOK。とはいえ、それに抵抗を感じる人は少なくない。「『バチが当たる』といった理由で捨てられない親もいるでしょう。そんなときは、『人形供養』や『お焚き上げ』を行っている寺社を探して利用しては? なかには、宅配便で受けつけてくれる寺社もあります」。

Q

「母はひとり暮らし。なのに、キッチンには大きな食器棚が2つあり、お皿や湯飲み茶碗などがぎっしり。なかには、箱に入ったまま何年も使っていないグラスも。「来客があったときに使うから」というけれど、そんな機会、おそらくなさそう。」(46歳・専業主婦)

A.適正な数は、親の分+(プラス)来客用2~3セットです

「来客が多かったころの記憶があって、捨てられないのでしょう。今は何人集まるのか具体的に確認し、『ひとまず、この人数分だけに絞ろう』と提案。同じ種類の器は、一番好きなものだけを残し、親の了解が得られれば処分し、渋るなら一時保管場所に」。目にしなくなれば、親がその存在を忘れてしまい、処分しやすくなる!?

時には、外部の業者を賢く利用しよう!

 多忙や遠距離などの理由で実家に行けない、自分で行うのは負担が大きいという場合、専門業者に依頼するのも一案。「業者は、『暮らしやすさを考えた片づけを提案してくれるか』『ゴミの廃棄は、自治体利用を優先しているか』『計画的な片づけを推奨しているか』を基準に選ぶと安心です。なんのために、どこを片づけてほしいか目的を明確にし、処分する物の基準も伝えておきましょう。事前に、自分たちの手で大事な物を選り分け、とっておくことも忘れずに」。費用は業者によって異なるので、見積もりをとって比較を。渡部さん主宰の「実家片づけ整理協会」は、お試しプラン2時間で1万円~(地域や物の量で変動。ゴミの破棄料別)。

\読者発!失敗談&成功談/私はこうやって、実家を片づけました!

2年前、実家を2世帯住宅に建て替えるために、両親の荷物を相当量処分しました。そのときは本当に大変でしたが、ため込んでいた不要品がすっかりなくなり、両親は今、快適に暮らしています。私自身も、気持ちがすっきりするなど、一石二鳥! 実家の片づけは、自分自身に体力・気力がある、若いうちにやっておくことをおすすめします。(47歳・フラワーデザイナー)
両親は、体調をくずしたのを機に、戸建てからマンションに転居。空き家となった実家には、私が出向いて片づけをしましたが、それでも大量の物が残っていて。最近、その実家を売却することになったため、結局、業者に一掃してもらいました。ただ、どれを残し、どれを処分するか、選別は本当にむずかしかった。親といえども、他人の所有物なので、迷ったり、悩んだり……。こんなふうに、いざ処分となったとき、親に判断を仰げないこともあるんですよね。自分の子供には、同じ思いをさせたくない。私は、今から少しずつ断捨離を始めるつもりでいます。(47歳・人材育成コンサルティング講師)
母はきれい好きで、整理整頓はもちろん、室内に髪の毛1 本落ちていないほど掃除が行き届いていました。ところが、体調をくずしてからは、ほとんど掃除ができなくなってしまい、部屋の隅にはホコリがたまり、冷蔵庫の中には、賞味期限が何年も過ぎたものや腐った野菜が冷やされているなど、それはひどい状態に。帰省するたびに、まるで大掃除のように、家中を片づけていました。その母が亡くなり、家を処分するために、本格的な片づけを実施。その最中は、黙々と、着実に進めることしか考えていませんでしたが、あとになって、「形見としてとっておけばよかった」とか、処分しなければよかったと後悔することも。(48歳・主婦)
実家を建て直すことになったとき、物を捨てるのが苦手な母に、不要品は思いきって処分するようにすすめました。母は、専門の業者さんを依頼したのですが、保管してもらっていた私のきものや毛皮なども処分されていてビックリ! 思いきりがよすぎたみたい(苦笑)。実家が完成するまでは、両親は借家住まいですが、大量に物を処分したためか、コンパクトに、快適に暮らしているようです。(54歳・会社員)

「実家」の片づけ問題 記事一覧

  • 実家を今すぐ片づけた方がいい理由とは?【「実家」の片づけ問題】

    気にはなるものの、親にどう促せばよいか、自分でどこまでやればいいかが分からず、先送りにしがちな「実家」の片付け。そもそも当事者にその気がないのなら、無理に片付ける必要もないのでは? しかし、専門家いわく「今すぐ始めるのが賢明」とのこと。その理由を詳しくご紹介!

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