もはや身体の一部!愛が止まらない、「このハイブランドの服」 五選

たくさんのおしゃれを経験してきたJマダムは、ハイブランドの服をまとう楽しみや心地よさも知っている世代。そこで、11人のおしゃれなアラフィー女性に"着るだけで気持ちがアガる!"最愛ブランドについて熱く語ってもらった。最新コレクションのルックとともにお届け。
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1.スタイリスト 伊藤美佐季さん推薦
「Dior」
展示会や撮影で手にすると、アイコンの「バー」ジャケットやトレンチコートはやっぱり素敵!と思いますが、私の「ディオール」との付き合い方は、旬の靴やバッグをシンプルな着こなしに合わせるスタイル。昨年パリで出会った黒のバッグストラップは、ノーブルな美しさに金のロゴを刻んだ遊び心に惹かれて連れ帰りました。
 もともとラフ・シモンズのクリーンでモダンなルックが好きでしたが、現在のマリア・グラツィア・キウリが表現する強さと女らしさや、足し算的な着こなしも好き。先日、大学時代に愛用していたスカーフを発見。持っていることすら忘れていましたが“茶色の総ロゴだから今度使ってみよう。そういえばピンクのブラウスも持っていたはず。白髪になったら着たいな”と、しばしノスタルジックな妄想タイム(笑)。時を超えて蘇るブランド力を実感しました。

ジャケット+ネクタイのタイドアップスタイルは、時代ごとに変わるアーティスティック デザイナーにより解釈を変えながら進化を続けるディオールの代表的スタイル。美しいシルエットの「バー」ジャケットとフレアスカートに、刺繡入りキャンバスのメッセンジャーバッグ"DiorCamp"を斜めがけ。マスキュリンな中にも女性らしさが香る。ジャケット¥370,000・シャツ¥140,000・スカート¥220,000・ネクタイ¥28,000・バッグ¥290,000・靴¥209,000/クリスチャン ディオール(ディオール)
2.スタイリスト 大草直子さん推薦
「Dries Van Noten」
私と「ドリス ヴァン ノッテン」を引き合わせてくれたのがパリ。39歳で初めて訪れ、昨年6月に7年ぶりの再訪で連れていってもらったのが、偶然にも左岸の同じショップでした。さりげなく飾られた花、光のとり入れ方、什器の素材感、マヌカンを含めた世界観から感じたドリスは、いい意味でダイバーシティそのもの。イージーな服が増え、誰もがどんな服でも着られる時代に、私が着こなせるドリスの服は1割あるかないか(笑)。
その1割に出会えたなら“デニムとTシャツに合わせられるか”を基準に、購入を見極めます。昨年買った、大胆な柄に金糸を織り込んだ膨れ織のスカートとクラッチ。
タキシードジャケットではまだ決まりすぎてしまうし、2つ一緒に持つこともないけれど、女友だちとのディナーや、夫との外出時にTシャツやデニムと着るのが今の私にちょうどいいんです。

ワークスタイルを代表するコットンスウェットの肩には、ボリュームのあるパッドを入れて。クラシカルなロングタイトスカートには、全面に黒のスパングルを贅沢に刺繡。オートクチュールのシルエットやラグジュアリーを再現しながら、現代に必要な軽やかさや動きやすさまでを考慮した服づくりに脱帽! 小ぶりなフェザーバッグやストライプのパンプスにもワーク&クチュールのエスプリが生きる。トップス¥31,000・スカート¥220,000・手に持ったコート¥204,000・バッグ¥87,000・靴¥73,000/ドリス ヴァン ノッテン
3.スタイリスト 村山佳世子さん推薦
「Maison Margiela」
’80年代のDCブランドブームを体験している私は、若いころから洋服が大好き。かわいいものが安価で手に入る今と違って“ここのブランドの服を着る”ということにこだわっていました。
 当時の憧れだったのが「メゾン マルジェラ」。その中でも私が夢中だったのがニットでした。今ほど店舗数が多くなかったので、洋服好きの間では見つけたらすぐに買わないと売り切れてしまうとまでいわれた幻の存在。出会えたらラッキーで、争奪戦になることもあったそうです(笑)。その魅力は、モード感があるのにシンプルで、一枚着るだけで様になるところ。モードモードしている服がいいというわけではなく、ちょっとした特別感、ほかにはなくて、着ていて自信がもてるところが昔も今も私にちょうどいいみたい。色違いや形違いのニットを、これからもきっと着続ける気がします。

春に着るカシミヤニットと、フロントにアシンメトリーなタックを入れたワイドシルエットパンツというミニマムなスタイリング。鎖骨をきれいに見せるVネックニットのすその一部をカットし、パンツ丈はあえて長くと、細部からもブランドの創造性が伝わってくる。昨年登場してたちまち人気を博したアイコンバッグ「グラム スラム」とパンプスを白でそろえることで、抜け感とクリーンな印象が加わる。ニット¥155,000・パンツ¥105,000・バッグ¥168,000・靴¥105,000/メゾン マルジェラ トウキョウ(メゾン マルジェラ) サングラス¥49,000/アイヴァン 7285 トウキョウ(アイヴァン 7285)
4.ファッションディレクター 萩原輝美さん推薦
「VALENTINO」
クチュールブランドならではの手技をクラシックな枠に押し込めず、モダンなストリートと融合させることでマダムのためのブランドから一躍、大転身を遂げた「ヴァレンティノ」。手刺繡で側章を施したワイドパンツをランウェイで見たときの新鮮さは今でも忘れられません。
 私の初ヴァレンティノは、当時ブランドのアイコンとして人気だったスカラップカットを取り入れた黒のミニドレス。サイズがあまりにもぴったりだったので、服がもたらす緊張感や唯一無二の存在からしか味わうことのできない特別感を大切にしたい、と思ったことを今も覚えています。
以来、少しずつ増えていった黒のワンピース。ファッションに一生ものはありえないと考えていたけれど、このワンピースなら一生着るでしょうね。着たいと思う服と出会えるブランドとして信頼を寄せています。

左のイブニングドレスは、オーガンジーのリーフ形のモチーフをスカート部分に重ね合わせたブティック限定の一着。右は、メゾンのアーカイブからのプリントや装飾を蘇らせたヴィンテージライクなマリンルック。バッグや靴に配したロックスタッズは、日本の伝統技術"金継ぎ"へのオマージュ。(左)ドレス¥950,000・(右)ジャケット¥356,000・シャツ¥192,000・パンツ¥112,000(4点ともヴァレンティノ)・バッグ¥326,000・靴¥115,000(ともにヴァレンティノ ガラヴァーニ)/以上ヴァレンティノ インフォメーションデスク
5.スタイリスト 小川ゆう子さん推薦
「STELLA McCARTNEY」
’02年SSのパリ・コレデビュー以来、毎シーズン注目。私自身も好きで着ている理由は、トレンドをどこのメゾンよりも早くコレクションに落とし込みながら、ワンシーズンだけで終わらせたくない、ずっと着たいと思わせるデザインに昇華させているところ。初めて買ったデニムパンツがあまりにもよかったので、以来デニムのスカートやワンピース、サロペットやつなぎと購入しましたが、そのほとんどが今も現役。これからも大切に着るつもりです。

ボンディング素材にヴィンテージ調のフラワープリントをのせたチャーミングなトップスは、構築的なつくりで女性らしいボディラインを引き立てる一枚。センターシームがわりにファスナーを配したゆるシルエットのテーバードパンツで、リラックスムードたっぷりに着こなしたい。トップス¥97,000・パンツ¥162,000・バッグ¥107,000・靴¥81,000/ステラ マッカートニー カスタマーサービス(ステラ マッカートニー)
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