秋旅行のおみやげにもおすすめ!京都のかわいい名品 五選

100年以上続く老舗店が多数存在する京都。どのお店の品々もセンスがいいのはもちろんのこと、温かみがあって、ユーモラス。そんな京都らしいアイテムを、秋旅のおみやげにいかがですか?
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1.目にも美しい、老舗ならではの香飾り
『山田松香木店』の源氏物語御所袋

江戸中期、薬種業として創業し、時代とともに香りに特化した薬種や香木を専門的に扱うようになった香りの老舗。御所袋は、天然香料を刻んで調合し袋に詰めて香りを楽しむもので、「襲かさね」のシリーズは平安時代より用いられていた配色、襲色目を映している。「源氏物語御所袋 襲 紅葉賀」(袱ふく紗さつき)¥5,000は、『源氏物語 第七帖』の秋をイメージした色合わせで、雅なプチギフトに最適。

京都市上京区勘解由小路町164 ☎075・441・1123
10:00~17:30 無休(年末年始を除く)
2.部屋に飾って福を呼ぶ、江戸時代からの縁起もの
二代目藤原孚石さんの嵯峨面

京都の料理屋さんでよく飾られている干支の面の正体は、嵯峨面。嵯峨釈迦堂・清凉寺の大念仏狂言に用いる面を模してつくられたのが始まりで、江戸後期以降、厄除けや魔除けとして寺社で販売されていたそう。戦時中にいったん途絶えたものを、初代・藤原孚石さんが復活。約20種類ある面はそれぞれにご利益があり、「お多福面」と「寿猿面」(各¥8,000)は幸福と長寿を呼ぶとされている。

『いしかわ竹乃店』
京都市右京区嵯峨天龍寺造路町35 ☎075・861・0076 
10:00~18:00(12~3月11:00~17:00) 無休
3.江戸時代、粋人に愛された更紗を気軽に
『ちんぎれや』の古裂のがま口

江戸期から明治初期までを中心に、希少な小袖から友禅、織物、藍染めなど、古裂を扱う専門店。異国情緒あふれる更紗は、江戸時代、大名や豪商がこぞって収集し、陣羽織や仕覆などに使ったもの。左は幕末期の堺更紗のがま口¥2,800(税込)。右はヨーロッパ更紗のがま口¥7,000(税込)。江戸時代にヨーロッパから長崎に渡ってきた古渡で、同様の裂は美術館に並ぶような貴重な品。

京都市東山区縄手通三条南入ル元町372の1 ☎075・561・4726
10:00~18:00 ㊡日曜(※翌月曜が祝休日の場合は営業)
4.日本最古の絵の具屋さんのおしゃれアイテム
『上羽絵惣』の胡粉ネイル

1751年創業の日本画用絵の具の老舗らしい、胡粉を使用した水溶性ネイルカラー。アセトンなどの有機溶剤を使っていないので、刺激臭もなく、アルコールベースの除光液で落とせ、爪に優しい。速乾性や通気性にも優れる。左から、秋冬限定のグレイッシュカラー、「焦こがれ香こう」¥1,300(税込、’20年2/29までの期間限定販売)。ほかの色との重ねづけも楽しめるクリアベースで雲母が繊細にきらめく「金雲母」¥1,400(税込)、パステルピンクの「桃花色」¥1,300(税込)。

京都市下京区東洞院通高辻下ル燈籠町579 
☎075・351・0693 9:00~17:00
㊡土・日曜、祝日
5.ニヤリと笑った虎さんの顔がキュート
『京都 便利堂』の若冲手ぬぐい

文化財の撮影や博物館などの図録、絵はがき製作で知られる美術印刷・出版の老舗。若冲の作品をモチーフにした商品も多く、こちらの手ぬぐいは伏見の石峰寺所蔵の『虎図』がもとになったもの。若冲の水墨画らしく、デフォルメがきいて丸っこい虎は、表情からしぐさまでユーモラス。パッケージ状態でもかわいらしいのはポイント高し。「手ぬぐい〈虎図〉 伊藤若冲筆」¥1,200。

京都市中京区富小路三条上ル西側 ☎075・253・0625 
10:30~19:30 ㊡水曜
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