センスがよくてユーモラスな“京都のかわいいお土産”。伏見人形、豆皿etc.にクローズアップ

センスがいいのはもちろんのこと、温かみがあってユーモラス。京都には、そんなかわいらしいお土産がたくさん! 郷土玩具「伏見人形」や京の美意識が育んだ意匠の「豆皿」、料理を格上げしてくれる「抜型き」にクローズアップしました。

1.最古にして現存唯一。都のかわいい郷土玩具

『丹嘉』の伏見人形

400年前、伏見稲荷大社に近い深草の里でつくられた土人形が伏見人形の始まり。伏見稲荷詣でが盛んになった江戸時代には、みやげとして人気を得て各地に広まり、全国に90以上ある土人形の元祖といわれている。最盛期の江戸時代後期には、伏見街道沿いに約60軒もの窯元が軒を連ねていたが、現在はこちら一軒のみに。江戸時代から受け継いだ約2000種の原型を有し、そのほとんどが伏見稲荷大社にちなんだ狐や往時の風俗・伝説を表現したものだそう。どの人形も色鮮やかで、表情やポーズもおもしろく、愛嬌たっぷり。
伏見人形
作品の並ぶ店の奥が工房
伏見人形
来年の干支「唐辛子ねずみ」が並ぶ。春夏に生地をつくり、秋冬に彩色と、作業は一年がかり
伏見人形
三宅八幡宮の神鳩。石膏型に粘土を詰め、前後の型を合わせてひとつの形をつくっていく
伏見人形
伏見街道沿いの風情ある構え
羽織猫(小)
左前脚を上げた姿は人を招くという『羽織猫(小)』(高さ約11㎝)¥3,000、
鯛のり童子(小)
子供の健やかな成長を願う『鯛のり童子(小)』(高さ約10㎝)¥2,700
【DATA】
京都市東山区本町22の504 ☎075・561・1627 
9:00~18:00 ㊡日曜、祝日

2.京の美意識が育んだ意匠を、ふだん使いの器に

『六兵衞窯』の琳派の豆皿

江戸後期、清水六兵衞が五条坂に開窯して以来250年余り、京焼の本流として親しまれている窯。六代以降、現八代当主まで、自らの作品を世に送り出すかたわら、各代が残した意匠や技術を生かした器も製作。六代のころから代々手がけられる尾形乾山の写しのような定番もあれば、中村芳中や神坂雪佳の仔犬をモチーフにした皿など、当代が新たに琳派の意匠を取り入れてデザインしたものも。正統派から愛らしいものまでさまざまな作風に出会える。営業は平日のみだが、全バリエーションを見られるのはやはりうれしい。
『六兵衞窯』の琳派の豆皿
提灯つなぎの絵付け。「都をどり」の茶席の菓子皿で知られるこの図柄は、140年以上前に三代目が考案したものだそう
『六兵衞窯』の琳派の豆皿
直営店ならではの品ぞろえ。当代の作品も購入可能
『六兵衞窯』の琳派の豆皿
ショップは五条通沿いに。同じ敷地内に窯を構える
『六兵衞窯』の琳派の豆皿
六代目作の鶴の茶盌をイメージソースに当代が湯呑を作陶
『六兵衞窯』の琳派の豆皿
当代のご子息、清水宏章さんがろくろ作業を担当。すでに作品発表や展覧会でも活躍する
琳派のセンスを昇華したゆるカワなデザインにほっこり。買いやすい値段も魅力。
琳派千鳥豆皿(丸型)
「琳派千鳥豆皿(丸型)」径約12㎝ ¥2,700
琳派 うさぎ豆皿
「琳派 うさぎ豆皿」径約12㎝ ¥2,700
【DATA】
京都市東山区五条橋東5の467 
☎075・561・3131 10:00~17:00 ㊡土・日曜、祝日

3.家の料理を格上げしてくれる、かわいい味方

『有次』の抜き型

『有次』の抜き型
京料理の伝統を支える包丁や鍋、おろし金などがそろう料理道具の名店。こちらの抜き型は、松竹梅や瓢簞、干支などモチーフが豊富。あしらいに映える飾り切りが簡単に、かつ美しくできる。手作りゆえ、少しぽっちゃりした千鳥がいたり、頭の大きい亀がいたり、ひとつひとつ微妙に形が違うので、好みのものを探す楽しみも。
左から「蝶々(小)」¥1,100、「亀(中)」「千鳥(中)」各¥1,400。
【DATA】
京都市中京区錦小路通御幸町西入ル鍛冶屋町219
☎075・221・1091 9:00~17:30
無休(正月を除く)

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