【エルメスの食器】富岡佳子の「今、欲しい暮らしのモノ、コト」~師走~

“春夏秋冬”のライフスタイルを提案する、富岡佳子さんの連載。師走は、1年の感謝やお疲れさまの気持ちをこめて、日ごろお世話になっている人、親しい友人たちを自宅に招く機会が多くなる。料理は?器は?と思いをめぐらす時間も楽しいもの。富岡さんが以前から気になっていて、やっぱり『欲しい!』と手に取ったのは、エルメスのブルー ダイユール。

エルメスの食器

エルメスの食器
「以前から気になっていて、やっぱり『欲しい!』と最近改めて思うのがこのシリーズです。手持ちの器は和食器が多く、粉引などの無地のものばかり。ほかにもガラスや木と、素材は異なるものの、やはり無地。洋服も同じなのですが、基本、無地が好きで柄ものにはめったに手を出さない私が、珍しく欲しいと思った柄ものの器です」と、富岡さんが手にするのが、エルメスのブルー ダイユール。

世界中を虜(とりこ)にしてきた中国の明朝磁器からインスピレーションを得て、自然界に存在するモチーフをモダンに抽象化した紋様が、ていねいに描かれている。吸い込まれそうに美しい、表情豊かなブルーの器だ。
エルメスの食器と富岡佳子
「日本の“藍”を思わせる深い色、古典柄にもありそうな紋様は和食器にもなじみ、和洋中、どんな料理とも相性がよさそう。無地ばかりのわが家の器の、さし色ならぬ、“さし柄”として活躍しそうです」

器を更新すると食卓の景色が変わる。ついうれしくて人をもてなしたくもなってくる。

「洋服と同じように、器のコーディネートをあれこれ考えるのは楽しいですね。まずはカップ&ソーサーから。そして1枚置くだけで食卓が華やぎそうな大皿をと、少しずつ、トータルでそろえていきたいな」
16世紀に入り、ヨーロッパ王族の注目を集めるようになった中国の明朝磁器をはじめ、東洋と西洋、それぞれの国々で長く愛されてきた青の器。時代や国を超え、現代の私たちの暮らしに寄り添う青を基調とした器として誕生したのがブルー ダイユール。花びら、ヒナギク、蜂の巣など自然をモチーフにした線が職人の手によって力強くかつ柔らかく描かれ、モダンでグラフィカルな紋様として表現されている。

[画像上]ブルー ダイユール(右上から時計回りに)デザートプレート¥12,500・アメリカンディナープレート¥17,000・コーヒーカップ&ソーサー¥19,500・アメリカンディナープレート¥17,000・モーニングカップ&ソーサー¥27,000・パンプレート¥10,500・ラージボウル ¥17,000・アトラージュ ディナースプーン・ディナーフォーク 各¥12,000/エルメスジャポン

[画像下]ブルー ダイユール モーニングカップ&ソーサー¥27,000/エルメスジャポン

[富岡さん]ニット¥33,000/ストローラーPR(ラシュモン)

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