モデル・稲沢朋子さん×ヘア＆メイク中野明海さん「大人が可愛げ顔をつくる秘訣」

「コミニュケーションを円滑にするかわいげ顔は、メイクでつくれます」

中野明海

なかの　あけみ●卓越したセンスと審美眼で、著名人たちからラブコールが絶えない。名品コスメ探しの達人でも。

「脱・おじさん顔のメイクが、かわいげ顔をかなえる秘訣なんですね（笑）」

稲沢朋子

いなざわ　ともこ●ハッピーかつヘルシーな美しさをもち、本誌をはじめ活躍。社会人と大学生の子供をもつ。

稲沢　今日、メイクをしていただいて、かわいげって忘れちゃいけないなって改めて思いました。気づくと、おじさん化してしまうので（笑）。

中野　そのままでも十分かわいいですよ（笑）。でも大人になって顔も心も気をつけなくなると、かわいげってみるみる減っていきますよね。

稲沢　今45歳ですが、年齢とともに失われているのを感じます。私、離婚しているんですが、ふたりの子供の父親がわりをやらなきゃと思ってきたから、甘え方や人に頼るのがへたで。たくましくなっていく一方だなって。

中野　頼れる母親って素敵ですよ！ うちも大きい子供がふたりいるけれど、主人は映画などをつくる仕事をしていてアーティスティックなタイプだから、私が家族の中で舟をこぐ役割って感じなの。稲沢さんと一緒で、強くたくましい系よ（笑）。でも、それでいいと思ってる。

稲沢　そうなんですね。でも、今日お会いしてみて、改めて中野さんってかわいげがあるお顔だちだし、柔らかい雰囲気だなって思いました。

中野　ありがとうございます。でもね、それはメイクでつくっているから。だって、お疲れ感が露わな厳しそうな顔だと、家族もだけど仕事でも周囲が心地よくないですよね？

稲沢　私もそう見えないよう、なるべく笑顔でいるようにしてますね。

中野　それが一番。私も笑顔は大切にしているけれど、朝起きたら息子たちに「仕上がったね〜（笑）」っていわれるぐらいメイクもしてます（笑）。何もしないと顔の中にお疲れ感や、たるみなどによる不機嫌に見える要素がいっぱいですから。

稲沢　えーー信じられない。

中野　くすみやすいうえにシミ体質でハッピー感が消えやすい肌なので、ファンデーションは厚塗り。それにまぶたが重いから、まつ毛は絶対上げてます。そのほかにも、いろいろかわいげエッセンスと技を仕込んでますよ。

稲沢　う～、そのかわいげポイント、知りたいです。私のデイリーメイクはというと、ファンデーション塗って、眉毛描いて、ビューラーでまつ毛上げてマスカラ塗って、チークをのせて、リップクリームとかなりシンプル。

中野　それで十分、さすがポイントを押さえている！ 大人のメイクは、お疲れ感が出ないよう肌と頰、唇にほわんとした血色感とフレッシュなツヤを与えることと、重くなってどんよりしがちなまなざしをパチッとさせることが大切。だって、おじさんとの違いって、そこでしょ？

稲沢　頰がほわんとかわいく、まつ毛ぱっちりのおじさんって、イメージにないですね（笑）。ポイントは、メイクも“脱・おじさん顔”なんですね。

中野　ただ、いかにもメイクしています感が出たらおしまいなの。だから、次の記事をぜひ参考に！

稲沢　自然で簡単だから、私もできそう。ぜひマスターして帰ります。

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