デザイナーが替わり、新生ボッテガ・ヴェネタは、ますます魅力的に。
ブランドのもつコンサバ感を、絶妙なさじかげんでほどよくモードに昇華し、今の気分がうまく反映されているなと思います。
例えばこのバッグも、イントレチャートが大きくなっただけでカジュアル感がグッと増し、新鮮に映ります。
私たちエクラ世代のファッションは攻めすぎても、守りすぎても中途半端に見えてしまいがち。むずかしい年代です。
だからこそ、ボッテガ・ヴェネタの表現するカジュアルすぎず、コンサバすぎもしない、“過ぎない”バランス感覚がちょうどフィットするのかもしれません。
50代に突入し、なんとなくつかみかけてきた、私自身のファッションのバランス感覚やスタイルにも、すんなりと寄り添ってくれそうな気がしています。