【老けないメイク落とし】美のプロがお答え!アラフィーの「メイク落とし」Q&A

誰もがあたりまえのこととして毎日しているメイク落とし。でも、アラフィー世代だからこそ気をつけたい落とし穴も潜んでいた! まずはアラフィー読者の「メイク落としの疑問」に、わかばクリニック院長・工藤清加先生と、美容ジャーナリスト・小田ユイコさんがお答え。

教えてくれたのはこのふたり

わかばクリニック 院長 工藤清加先生

わかばクリニック 院長 工藤清加先生

開業以来、施術に訪れる患者さんに正しいメイク落とし法を啓蒙。大人の女性が陥りがちなメイク落としの間違いを熟知する。
美容ジャーナリスト 小田ユイコさん

美容ジャーナリスト 小田ユイコさん

美容記者歴30年。取材を通じてメイク落としの重要性を痛感。肌に負担をかけないテクニックと、コスメ選びの研究を続ける。

シミ、しわ、たるみ解決の糸口は、メイク落としにあり

この製品でいいのか、メイクはきちんと落ちているのか、肌に負担をかけていないか……。多くのエクラ世代が、疑問を抱き続けているメイク落とし。

「メイク落としは毎日のこと。今の肌に合っていない製品、なじませるときの手のクセ、洗い流しの間違いが日々蓄積し、肌への負担に。それがシミ、しわ、たるみの大きな原因です」と工藤清加先生。

かれこれ30年近く、メイク落としを続けているエクラ世代。覚悟を決めて、今こそ改革してほしいという。

「メイク落としは、すべてのスキンケアの中で最も重要なステップです。大人の肌に合った製品と方法でメイクを落とすと、その日から肌が潤って、透明感、ハリ感もアップ。メイク落としを替えることは、最も手っ取り早いエイジングケア。その手応えと喜びを、一刻も早く味わってください」と小田ユイコさんも老けないメイク落としを推奨する。
モデル/樹神
ワンピース¥18,000/ノーリーズ&グッドマン銀座店(ノーリーズ) イヤリング¥15,000/ココシュニック

Q.30代から使っている定番人気のメイク落とし。ずっと気に入っています!

A.もったいない! きれいのチャンスを見過ごしてます!

「30代のころ合っていたメイク落としも、今は肌に負担になっている可能性も。大人の場合¥1,000以下のメイク落としはきれいのチャンスを逃してしまいがち」(工藤先生)。「ここ数年、メイク落としの進化が目覚ましい! 老けない肌でいたいなら、新しいものに目を向けて」(小田さん)。

(右)カバーマークのトリートメント クレンジング ミルク、(左)コスメデコルテのAQ ミリオリティ リペア クレンジングクリーム n
(左)まるでていねいに保湿したあとのような洗い上がり! AQ ミリオリティ リペア クレンジングクリーム n 150g ¥10,000/コスメデコルテ (右)ミルクなのにメイクがすっきり落ち、肌に潤いをキープ。トリートメント クレンジング ミルク 200g ¥3,000/カバーマーク

Q.メイク落としを替えるだけで、肌がきれいになるなんてこと、ある?

A.当然! 美容液を替えるより実感します

「一番わかりやすく肌がきれいになります。しかもすぐに! それだけ、ふだんのメイク落としが間違っているのです」(小田さん)。「正しいメイク落としを行うと、肌が乾燥しなくなるのでツヤ感がアップ! 同時に肌が落ち着いてテカリにくくなるので、メイクが映える肌に」(工藤先生)。

Q.洗面所とお風呂、どちらで落とすのが正解?

A.鏡を見ながら落としているなら、どちらでもOK

「大切なのは鏡を見ながら落としているか。鏡を見れば、老けを呼ぶこすりすぎや落とし残し、すすぎ漏れに気づきますから」(工藤先生)。「ルーティーンになっている手の動きを変えないかぎり、メイク落としの効果は変わりません。鏡を見ながら、しみついた『クセ』を矯正しましょう」(小田さん)。

Q.肌をこすっちゃダメですよね、私、こすらず洗えてます!

A.いえいえ、こすってる可能性大です

「今までに多くの女性のメイク落としを見てきて、正しくできたのはたったのひとり! ほとんどの女性が、知らず知らずのうちにこすっています」(工藤先生)。「多くの女性は、メイク落としのとき、無意識に頰に触れている時間が長すぎます。結果、頰に摩擦がかかり、シミやしわ、たるみなどの老けを招くのです」(小田さん)。

Q.メイク落としのあと、泡洗顔するのは洗いすぎ?

A.洗いすぎとはいえません。

「メイク落としだけだと、クレンジング剤が肌に残る可能性が。泡洗顔でオフしたほうが、肌は乾かず快適です。ただし潤いを奪わない上質な泡洗顔料を選んで」(工藤先生)。「泡洗顔でゴシゴシ洗いや熱いお湯で流すくらいなら、W洗顔不要をうたっているメイク落としのみにしたほうが肌はキレイに。でも、泡洗顔料を吟味して正しく洗えば、洗いすぎにはなりません」(小田さん)。

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